飛び立つのは怖いけど…いくつになっても思い切りって大事

小原玲 動物写真家
更新日:2024-02-07 06:00
投稿日:2024-02-07 06:00
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナガの写真とともに、勉強に仕事に恋愛に、毎日をがんばる私たちの背中を押してくれる、きょうのシマエナガちゃんの“ひとこと”です。

 仕事でも家庭でも背負うものが大きくなって、人によっては守るものもできたりして、年を取れば取るほど身軽に生きるのが難しい。

 愛着あるモノに囲まれていると安心するし、周りの人を失望させたくもないけれど、それでも「えいやっ!」って動かないといけないタイミングがあるからね。

 プールに飛び込むのが怖くて、腰が引けたまま変な姿勢で落ちたら、しこたまお腹を打ってしばらくジンジンしたのを覚えている。

 バレリーナがジャンプする前に正しい形で踏み込むのが大切なように、飛び立つには正しい姿勢が必要。

 ビビる気持ちは一旦しまって、いつでも動けるよう気持ちだけでも温めておこうか。

小原玲
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動物写真家
1961年、東京都生まれ。茨城大人文学部卒。写真誌「フライデー」の専属カメラマンを経て報道写真家として国内外の雑誌での活動後、動物写真家に転身。近著に写真集「シマエナガちゃんの日々 - ぼくはここにいるよ -」(ワニブックス)や「Kiss!」(小学館)や「アザラシの赤ちゃん かわいいのヒミツ」(講談社)などがある。2021年11月、永眠。
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