「ひとつ前の季節」を懐かしく思う不思議 2023.8.26(土)

小原玲 動物写真家
更新日:2023-08-26 06:00
投稿日:2023-08-26 06:00
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナガの写真とともに、勉強に仕事に恋愛に、毎日をがんばる私たちの背中を押してくれる、きょうのシマエナガちゃんの“ひとこと”です。

 8月23日は二十四節気の「処暑(しょしょ)」だったよ。厳しい暑さの峠を越した頃を指すそうだけど、この感じだとまだまだ暑そうだね。

 だけど、日が落ちると確かに少しだけ秋の気配を感じる。聞こえてくる虫の声も少し変わってきたみたい。

「女心と秋の空」なんていうけれど、最近は南国ばりのスコールが降ったかと思えば、その水たまりが一瞬で干上がる暑さが追いかけてきたりして、もしこれが女心だったら情緒不安定すぎるよ……と思ったり。

 だけど、ピークを過ぎるとなぜだか懐かしような、淋しいような気持ちになるから不思議だね。

小原玲
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動物写真家
1961年、東京都生まれ。茨城大人文学部卒。写真誌「フライデー」の専属カメラマンを経て報道写真家として国内外の雑誌での活動後、動物写真家に転身。近著に写真集「シマエナガちゃんの日々 - ぼくはここにいるよ -」(ワニブックス)や「Kiss!」(小学館)や「アザラシの赤ちゃん かわいいのヒミツ」(講談社)などがある。2021年11月、永眠。
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