色黒さんが色白になるには? 透明肌を目指すスキンケアのコツ

コクハク編集部
更新日:2019-07-01 06:00
投稿日:2019-07-01 06:00
 透き通るような「色白」の女性って憧れてしまいますよね。でも、中には「もともと色黒だし、美白なんて無理……」なんて、諦めてしまっている方もいるよう。でも実は、色黒さんでも、透明感あふれる白肌を目指すことは可能なんですよ♪ そんなスキンケアのコツ、たっぷりお伝えします!

まずは「色黒」になる3大原因をチェック!

 そもそもなぜ「色黒」になってしまうのか、まずは、おもな3つの原因を見ていきましょう。

日焼け

 紫外線による日焼けが、色黒になる1番の原因でしょう。紫外線が肌へ与えるダメージは大きいため、肌を守ろうとメラノサイトがメラニン色素を大量に生成。このメラニン色素が蓄積されることで、肌が黒くなってしまうのです。また、学生時代に屋外で部活動をしていた、など、繰り返して日焼けをすることで肌が色黒になる場合もあります。

肌のくすみ

 加齢や不規則な生活習慣による血行不良や、乾燥などの外的刺激による潤い不足、また、肌のターンオーバーの乱れから「くすみ」が発生するのも、色黒に見える原因でしょう。肌全体の透明感が失われてトーンが暗くなってしまうため、どうしても顔色自体がくすんで見えてしまいます。

生まれつきの肌色

 生まれつき肌色が暗めな「地黒」の方もいます。残念ながら、遺伝による色黒の場合には、美白ケアを行っても本来の肌色以上には白くなりにくいと言われています。ただし、透明感を高めて、肌内部からみずみずしい美しい肌を作ることは可能。下記で紹介するので、ぜひチェックしてくださいね。

色黒を改善! 色白&透明肌になるスキンケアのコツ

 肌のトーンを明るくする「美白ケア」はとにかく根気が必要です。でも、肌の透明感を高めることは、そう難しいことではありません。内側から光り輝くような肌になるスキンケアのコツ、しっかり押さえていきましょう。

保湿ケアをして肌内部の水分量をアップさせる

 肌を美しく保つために、もっとも重要なのが保湿ケア! 肌内部の水分量を高めることで、肌内部から光が反射して「ツヤ肌」と呼ばれる状態を作ることができるのです。美白ケアでは、いかに優れた美容液を使うかが注目されがちですが、実は「化粧水」こそが肌内部の水分量を高めるポイントになります。

 重ね付けを行う&パックを行うのも◎。以前コクハクで紹介した「ハンドプレス美容」(→ハンドプレス美容でもち肌 プチプラ化粧水でも確実に変わる)を、取り入れるのもありですね。化粧水でしっかり肌内部の水分量を高めた後には、乳液やクリームなどの油分で蓋をしてあげるようにしましょう。

角質ケアを定期的に取り入れる

 色黒に見える原因でもある「肌のくすみ」には、角質ケアが効果的。近年ポピュラーになっているのが、ピーリングや拭き取り化粧水による角質ケア。古い角質を優しく除去することによって、肌全体のトーンアップも望めますし、その後のスキンケア製品の浸透率も上がります。

 ただし、過度なピーリングには注意が必要! 古い角質だけではなく、未熟な角質までもが剥がれて肌のターンオーバー周期を乱してしまう可能性があるため、各製品の使用方法をよく読んで無理なく行うようにしましょう。

美白有効成分が入ったスキンケア製品を使用する

 優れた美白有効成分が配合されたスキンケア製品を使用するのも、美白ケアには欠かせないことでしょう。美白有効成分とは、厚生労働省が認めている「メラニンの生成を抑えてシミやそばかすを抑える」成分のこと。代表的なものには、「ビタミンC誘導体」、「アルブチン」、「トラネキサム酸」、「プラセンタエキス」などがあります。

 ただし、肌がデリケートな方や、肌状態が良くない時に美白有効成分を使用すると、肌への刺激が強く、逆に肌トラブルが発生してしまうケースもあるため、現在の肌状態を確認しながら始めることが肝心です。

徹底したUVケアを行う

 今の色黒の肌をどうにかするケアだけではなく、これ以上「焼かない」ケアを行うのも大切。春〜夏にかけての季節のみUVケアを行う方が多いですが、実は冬場にでも紫外線は降り注いでいるため、1年を通したケアを心がけましょう。

 特に、真夏のUVケアは徹底的に! 日焼け止めだけでは不十分ですので、帽子や日傘、サングラス、アームカバーなどを利用して、肌を守るようにしましょう。

透明感のあるツヤ肌は作れる! トーンアップを目指そう

「美白ケア」って、女性の永遠のテーマでもありますよね。でも、「本当の美しい肌」とは、外的刺激に負けない強さ、そして、みずみずしく透明感のあるツヤ肌ではないでしょうか。

 保湿ケアをきちんと行い、UVケアでメラニンを蓄積させないこと。そして何より日々の生活習慣が、将来の美肌を作ります。良質な睡眠・適度な運動・栄養バランスの良い食事、これら全ては健康で美しい体を作るために欠かせないことといっても過言ではありません。たとえ今、色黒肌に悩んでいたとしても、少し先の将来の美肌を作ることは十分可能! ぜひ、透明感のある美肌を目指して、コツコツとケアを続けてくださいね。

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

ビューティー 新着一覧


VIO脱毛“つるつる”の後悔5選。ハードルまたいだけど「全部なくす」のは早すぎた?
 VIO脱毛は、ほかの部位と比べてハードルが高いと感じますよね。その一方で、毛を全部なくす「ハイジニーナ」にして、「やり...
30代でもう更年期?【薬剤師監修】原因不明のイライラモヤモヤ…「プレ更年期」の症状と軽減方法
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
聞こえづらさの“元凶”はあのイヤホン!? 【薬剤師監修】老化以外に考えられる意外な原因の正体
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
40代の“愛されボディ”ってなに? 自分をもっと好きになるための美習慣&エクササイズ
 40代になると、どうしても筋肉量が落ちてきたり、たるみが気になったりと20代と同じにはいきません。  でも、40代な...
40代の“好印象デート”はスニーカーorヒール、どっちが正解? 賢い選び方と注意点
 40代女性がデートをする時、スニーカーとヒール、どちらが男性から好印象を抱いてもらえるのでしょうか?「デートといえばヒ...
あー、「髪のうねり」で見た目も不満も爆発寸前! 薬剤師が紹介する毎日の簡単ヘアケア&セットテク
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
毛剃りといえば貝印!VIO専用電動シェーバー2種を徹底比較。本田真凜のように肌の上を美しく滑るのか?
 話題のコスメや、広告でよく見かける化粧品や日用品。「webでよく見るあの商品、本当にイイの?」「買ってみたいけれど、口...
JK界隈で流行りの「seju顔」とは何ぞ? アラフォーでも“違和感ゼロ”なメイクのコツ
 seju顔とは、インフルエンサーやタレント、モデルなどが所属する芸能事務所「Seju」が由来になっている言葉。元テレビ...
キスに集中できん!彼氏の塩対応はいやーな口臭のせい?【薬剤師監修】口の臭いの原因・セルフチェック・対策
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
老け疲れ顔の原因No.1目の下のクマ! 種類別、ヒアル顔回避の治療法は?【目元の美容専門医師が解説】
 東京・赤坂にある「イートップクリニック」院長の増田えりかと申します。この連載では美容医療“若葉マーク”の方々に向けて、...
【美容のウソ・ホント】ほうれい線がマッサージで消えるって本当? 医師3人の答えは/専門家監修
 SNSやYouTubeにさまざまな情報が溢れている昨今。美容について発信するアカウントも多く存在し、なかには同じテーマ...
更年期のセックス「痛いから演技しちゃう…」【薬剤師監修】性交痛対処のイロハ&おすすめの漢方薬
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
運動不足を5つの工夫で解消! 忙しいワーママの美BODYゲット大作戦
 体を動かすのが好きな人やダイエットをしたい人、健康になりたい人にとって、運動はとても大切ですよね。でも「忙しいワーママ...
「目が死んでる」アラフォー女性の“大損”アイメイク。20代女性が僭越ながら再現してみました
「目は口ほどに物を言う」ということわざの通り、目元が周りに与える印象は大きいですよね。  ですが、アイメイクのせい...
食欲の秋ですが! ダイエット失敗談“あるある”6連発、そりゃ痩せないよね…
「ダイエットをしても、いつも必ず失敗してしまう」と、痩せられないことに悩む人は多いようです。なぜ、みんななかなか痩せられ...