リュウジ氏と港区女子の相容れぬ価値観「男子全奢り論争」諸悪の根源は?

堺屋大地 コラムニスト・ライター・カウンセラー
更新日:2023-10-10 06:00
投稿日:2023-10-10 06:00

結論、諸悪の根源は誰なのか?

 リュウジさんと港区女子は、双方が自分の正義を押し通そうとしているだけなので、どちらかが間違っているわけではありません。となると、諸悪の根源は誰なのか? 結論を言うと、その場に港区女子を呼んだ「リュウジさんの男友達」でしょう。

 もはや“住む世界線”が異なるというレベルで真逆の価値観を持っているリュウジさんと港区女子を、引き合わせたことが罪なのです。

 リュウジさんの友達ならば彼が男女平等を重んじる価値観であると知っているべきだし、もし知らなかったとしても、「今から声を掛けるのは男に全ゴチされるのが当たり前の女の子たちなんだけど、呼んでもいい?」と、確認を取っておくべき。

 その男友達がそういった配慮をしていれば、リュウジさんは「そんな女子呼ばないでよ」と拒否し、今回の争いは起きなかったでしょう。

双方が怒りを向ける矛先を間違えている

 穿った見方をすると、その男友達はリュウジさんのネームバリューを利用しようとしていたのではないかとも思えてしまいます。

 ただリュウジさんのその後のポストによると、不満を持つ双方の溜飲を下げるためにその男友達が全額支払うと言ったそうで、リュウジさんは男友達に全額払わせるのは申し訳ないと感じ、自分を含めた男性陣で支払ったとのことでした。

 おそらく責任を感じて全額支払うと言い出したのでしょうから、その男友達は無邪気だったり天然だったりして、よかれと思って港区女子を呼んだのかもしれません。

糾弾すべきは「リュウジさんの男友達」

 けれど、「悪気がなかったなら罪にはならない」なんてことはなく、無自覚の“悪気がない悪”のほうがよっぽどタチが悪いという騒動は世の中にごまんとあります。

 リュウジさんも港区女子も、真に糾弾すべきは「リュウジさんの男友達」であることに、早く気付いてほしいものです。

堺屋大地
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恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。現在は「日刊SPA!」(扶桑社)、「smartFLASH」(光文社)にてコラムを連載中。そのほか「現代ビジネス」(講談社)、「文春オンライン」(文藝春秋)、「集英社オンライン」(集英社)、「女子SPA!」(扶桑社)などにもコラムを寄稿。LINE公式サービスにてチャット相談を受け付けており、恋愛カウンセラーとして年間1000件以上の相談を受けている。
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