ど本命な彼を落とすには胃袋を掴むより衝撃なメス力を養え!

神崎メリ 恋愛コラムニスト
更新日:2019-07-07 06:00
投稿日:2019-07-07 06:00
 電子書籍も含めて、発売たちまち6万部突破のベストセラー『魔法の「メス力」』(KADOKAWA)の著者で恋愛コラムニストの神崎メリさんが、毎回、人にはなかなか相談できない恋愛のあれやこれやのお悩みに手厚く、そして、ズバッとお答えします。今回は〈手料理を振る舞っていいのか問題〉と〈なかなか相手のことを好きになれない問題〉の解決の糸口に迫ります!

Q1.手料理を振る舞うのはやっぱりだめですか?

 メリさん、はじめまして。

 好きな人がいます。その相手の方がすごくアプローチをしてくれるので、メリさんの本を読みながら、ど本命かどうかを見極めているところです(私の性格はもともと尽くして嫉妬する、完全にど本命クラッシャータイプです・笑)

 彼は両親が離婚していて父子家庭で育ったそうで、母親の愛情が不足しているのか、まだ付き合ってもない私に「ご飯を作ってほしい」「手料理が食べたい」と言ってきます。

 付き合うまでは一線を越えないと決めているので、彼の家にも行かないつもりなのですが、手料理に対する並々ならぬ憧れ? 執着心? があるように感じます。

 もし付き合ったとしても、私は彼の“お母さん”になるつもりはありませんが、ご飯を作ってあげるくらいはよいものでしょうか?

 メリさんの本を読み過ぎて、考え過ぎて逆によく分からなくなってきました(笑)。(30歳未婚♀・ナオコ)

A1.手料理は女性の“尽くすスイッチ”がONになりやすい

はじめまして、ナオコさん! 神崎メリです。

まずは、基本的になぜメス力で手料理を禁止しているのか? 改めて説明しますね!

料理をして尽くすと、それはもうあっという間に男性にとって「してもらって当たり前」のことになります。そしてたいして感謝もされなくなります(むしろ味付けにケチすらつけてくるかも)。

そうなると女性は焦りを感じ、毎週末、おもてなしディナーを自腹で振る舞うどころか「洗濯やっておくよ~」と他の家事にも手を出し、必死に気が利くアピールをはじめます(どう? どう? 褒めて褒めて!)。

その姿を見て男性は“俺様に惚れこんでる女”とますます安心し、付き合いたての頃にはあった「彼女を喜ばせたい気持ち」がみるみるうちにしぼんでいくのですよね。

基本的に男性には尽くされたらお返ししなきゃという精神はありません(重要)

尽くされたら尽くされたぶんだけ自分の方が上の立ち位置だと勘違いし、どんどん尊大なおクズ様に成り下がります(上がったり下がったり忙しいな)。

万が一この状態で結婚してしまうと、当然妻がすべての家事をしてくれるものだと思い込んでしまいます。

むしろ、「この子なら結婚しても家事しなくて済んで楽できそう」と計算が働いたかもしれません。

なので、後になって妻がいくら「私だって働いてる! 家事の分担して欲しい! 私はアナタのお母さんじゃない!!」と新生児を抱え涙ながらに訴えたところで、夫は理解ができず、

「結婚する前だけ尽くしておいて今さらなに!? まさか俺を釣るために騙したの? うわ~女ってマジで結婚後豹変するんだ!」

とドン引きすらしてしまう可能性があるワケです。

料理に限らず女性が尽くしてしまうと、彼はアナタのことが好きで一緒にいたはずなのに、便利な女だから一緒にいるという風にすり替わってしまうのですよ!

だ・か・ら!
ダメ!
尽くすの!
メス力では絶対に禁止!

料理なんぞは記念日などの「スペシャルデー」のみでよし! 交際していないならふるまう必要すらありません!

A1.胃袋を掴むより余裕をカマす「メス力」を

さて、ナオコさんの彼についてですが……。

口説いてる女性に「料理作って」なんてあつかましいなぁ~(笑)

「母性に飢えてるのかな!?」

とかあまり相手寄りの思考回路にならない方がいいですよ。

その配慮(という名の妄想)こそが、「尽くすど本命クラッシャー」のスイッチが入ってしまうキッカケなので。

アナタは口説かれている側なのですから、もっと堂々としていていいのです!

「料理?(笑) え~◯◯君に作って欲しいな~♪ 料理上手な男の人って、なんかカッコいいよね……♡」

とか笑いながら流しておけばいいのですよ。

男性の一言一言にいちいちアタフタせず、余裕を醸し出してくださいね。

アナタのことを家政婦代わりにしようと目論んでいたり、満たされない母性への穴埋めに利用しようとしているのなら、そのうち「使えねぇな」などと思い、彼は勝手に次のターゲットを探しにいきます(オートマティックお見切り完了)。

アナタが一緒にいるときに堂々とふるまい、楽しく過ごし、彼がその姿に本気で恋に落ちているのなら、欲しがるだけじゃなく、愛情を与えたがる男性に勝手になりますからね。

女の腕の見せどころは料理じゃなく、余裕をカマす「メス力」

ここをお忘れなく……♡
さぁ堂々として見極めにいきましょ!

Q2.なかなか人を好きになれない上におクズ様に惹かれます…

 初めまして。28歳独身フリーのまなです。ブログや本でメス力を学ばせてもらっています。メリさんに質問です。

 私はなかなか人を好きになることができません。

 今までに「この人いい人だな」とか「ど本命かも……」という人はいました。告白していただけたこともあります。

 でも結局、自分が好きという気持ちになれず……。正直、付き合った経験もほとんどなく、1人でいることに慣れちゃって「いま好きと思えないなら」とお断りをしてしまいます。

 おまけに、自分が惹かれるのはいわゆるおクズ様……。おクズ様を追ってもしょうがないと思い、そちらに走ることはなくなったのですが、果たして、このままで本当に「ど本命婚」ができるのでしょうか。

 運命の相手に出会えるのか、不安で仕方がありません。ど本命かもと思ったら、その時、好きではなくても一緒にいた方が幸せになれるんでしょうか??

 それとも、きっと運命の人はいるはずだと信じ、突き進んだ方がいいのでしょうか?(28歳未婚♀・まな)

A2.自分と“仲直り”が「ど本命婚」への第一歩

まなさん、はじめまして! 神崎メリです。

自分を好きになってくれる男性には1ミクロンもトキメかないのに、いけないいけないと危険信号をジンジン感じつつも「おクズ様」には気持ちを揺さぶられてしまう……(キュンッ)!

「あ~、ど本命扱いしてくれるあの人を好きになれたら超楽なのに! 抱きしめて欲しいのは、気まぐれ男のおクズ様!(涙)」

何気に女性あるあるなお悩みです。

実は「おクズ様」に惹かれてしまう女性って、自己肯定感が低いのですよ。

「私のことを好きになる男なんて、絶対たいしたことないよ!」

「なんかよくわかんないけど、キモく感じちゃう……ムリ!」

好意を受け入れることはおろか、なんだかうっとうしく感じてしまうことまであって、いくつになっても叶わない恋にばかり目を向けてしまう。

しかも厄介なことに、おクズ様が改心してマジメな男性になろうものなら、急に彼のことを安っぽく感じてしまい、スーッと恋心が冷めてしまうんですよね~。

これはもう、両思いになれない体質を卒業しなければ「ど本命婚」は叶いません!

もしも、まなさんの中に自分自身を受け入れられない、認められない気持ちがあるのなら、いまはその感情としっかりと向き合うタイミングなのかもしれません。

受け入れがたいコンプレックスって誰にでもある。
見て見ぬ振りをして生きていきたい弱味だってある。

でもそれってね、ムリして昇華させるべきものでも、克服するべきものでもなく、自分の一部として寄り添うものだと私は思います。

まなさん自身が受け入れられない部分と“仲直り”することが、「ど本命婚」への第一歩

アナタがアナタを好きにならなければ、いつまでも両思いから逃げ続けてしまうだけなのですよね。

勘が鋭くモテる方だと思うので、自分を受け入れることを意識していけば「ど本命婚」が叶う日はそう遠くないと思いますよ!

  ◇  ◇  ◇

恋愛や結婚生活などにお悩みのすべての皆さま。〈最後の恋愛〉を〈最高の結婚〉に導いたメリ様に相談し、メス力溢れる解決の糸口をゲットしませんか。teamコクハクの質問・相談・その他のご依頼はこちらから、執筆者で「神崎メリ」を選択しご相談内容をお寄せください。お待ちしております(※必ず採用されるわけではない旨、ご了承ください)。

神崎メリ
記事一覧
恋愛コラムニスト
ドイツハーフ。自身の離婚・再婚・出産という経験から「男心に寄り添い、しかし媚びずに、女性として凛として生きる力」=「メス力」と命名し、それこそが幸せの第一歩だと提唱している。男ゴコロや恋バナを発信する公式ブログのアクセス数は月間200万PV以上。Instagramのフォロワー数は12万人を超える。

著書に「魔法の『メス力』」(KADOKAWA)、「大好きな人の『ど本命』になるLOVEルール~"運命の彼"にめぐり逢い、ずーーーっと愛され続けるための秘密の法則」(大和書房)、「神崎メリのヒロイン手帳2020」(扶桑社)、「ど本命の彼から追われ、告られ、秒でプロポーズされる! 秘密のメス力LESSON」(SBクリエイティブ)、予約段階でAmazon総合1位〜発売前重版決定の最新刊「男のトリセツ」(マガジンハウス)が5日で3刷と好評発売中。

関連キーワード

ラブ 新着一覧


離婚に同意したよね? グダグダ夫にしびれを切らす41歳妻
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2022-10-29 06:00 ラブ
俺の人生を何だと思ってる?離婚届を焦らし抵抗を画策する夫
「冷酷と激情のあいだvol.114〜女性編〜」では、離婚に合意しながらも2カ月以上にわたって離婚届を書いてくれない夫・ヤ...
並木まき 2022-10-29 06:00 ラブ
彼と服の趣味が合わない!愛情が冷めないうちに手を打ちたい
 彼氏が大好きなのに、どうしても服の趣味が合わないと悩んでいる人は多いようです。気持ちが大事だとわかっているものの、やっ...
恋バナ調査隊 2022-10-29 06:00 ラブ
年下男子の“必死3択”に思わずOK!面白いデートのお誘いLINE
 異性として意識していない男性からデートに誘われたら「期待されても困るし……」と思い、断るかもしれませんね。でも、思わず...
恋バナ調査隊 2022-10-29 06:00 ラブ
「円満に彼氏と別れる方法」同棲中やモラハラにも通用する?
 付き合っている彼氏と別れたいと思っていても、別れを切り出すのってつらくて重たいですよね。情があったり、傷つけるのが怖い...
恋バナ調査隊 2022-10-28 06:00 ラブ
15歳下の彼氏で立証済!年下恋愛の達人が実践する愛されテク
 年下彼氏が欲しいと願っている女性は大勢います。しかし、いざ年下と親しくなると「私みたいな年上じゃ、申し訳ない」と逃げ腰...
内藤みか 2022-10-27 06:00 ラブ
「浮気した」と自分から言う男性心理 自白の裏にある狙いは
 彼から「浮気した」と報告されて、「そっか! わかった」と流せる女性はいないでしょう。それなのになぜ、彼は「浮気した」と...
恋バナ調査隊 2022-10-27 06:00 ラブ
そろそろ潮時?彼と一緒でも全っ然楽しくないからすべきこと
 彼氏とケンカしてしまったり、付き合いはじめは優しかったのに素が出てきてテキトーになったり……。パートナーといても楽しく...
若林杏樹 2022-10-26 06:00 ラブ
彼の“不良アピールLINE”がウザい「皆ペコペコ頭下げてくる」
 気になる女性や好きな女性へ「俺、昔悪い奴だったんだよね」とアピールする男性って、今の時代にも意外といますよね。  悪...
恋バナ調査隊 2022-10-26 06:00 ラブ
職場の後輩君が気になる…恋愛成就は憧れの先輩ポジション♡
 職場の後輩に恋をすると、仕事に集中できなかったり、嫉妬してしまったりして気持ちが不安定になる場合がありますよね。また、...
恋バナ調査隊 2022-10-26 06:00 ラブ
おディーン様か?女性がドン引きした「男のキザな言動」3選
 ドラマや映画などで観るロマンチックな恋愛シーンにキュンキュンしながら、日々のストレスを発散している女性もいるのではない...
恋バナ調査隊 2022-10-24 06:00 ラブ
追うより追いかけさせる!“心がけ一つ”でモテ女になれる方法
 あなたは追う恋と追われる恋、どちらがお好みですか? 「ガツガツしたくない」と思う大人女性には、追われる恋を好む人が多い...
恋バナ調査隊 2022-10-22 06:00 ラブ
体の相性◎で4年もズルズル 酒の勢いで元彼と寝る女性の憂鬱
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2022-10-22 06:00 ラブ
「世にいうセフレ?」酒に酔っては元カノとHする男性の後悔
「冷酷と激情のあいだvol.113〜女性編〜」では、足かけ4年間もの間、お酒の勢いで肉体関係をもち復縁を繰り返している恋...
並木まき 2022-10-22 06:00 ラブ
今さら聞けない「ガチでリアルな離婚話」それは幸せか不幸か
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。「私、バツつきました!」と誰かの話を聞いても驚かない時代ですが、離婚する時の...
山崎世美子 2022-10-22 06:00 ラブ
信頼の証とはいえチョイ面倒…愚痴が多い彼氏の心理と対処法
 彼氏と過ごしている時間に愚痴ばかり聞かされると、気分が滅入ってしまいますよね。また愚痴が多い男性は、将来出世しなさそう...
恋バナ調査隊 2022-10-21 06:00 ラブ