運命の歯車? 鬼嫁と結婚してしまった男性の悲劇的な経緯3選

並木まき ライター・エディター
更新日:2019-07-06 06:00
投稿日:2019-07-06 06:00
「鬼嫁」と評される女性と結婚してしまった男性には、どんな経緯があるのでしょうか。魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする並木まきが、そんな男性たちに、まさかの「鬼嫁」を選んだ結婚への道のりをリサーチしました。

1:外堀を埋められて……

「今、思えば全部元嫁が仕組んだ話だなって思います。最初は、カラダの関係をもって3ヶ月ほどしたときに、元嫁がうちに転がり込んできて、そこから事実上の同棲がスタート。その後、同棲してちょうど1年経ったころに『両親が、同棲なんて破廉恥なことしてないで入籍しなさいって怒っている』と元嫁に詰められ、結婚しました。

 でも実際に会ってみると、あちらのご両親は『まさかうちの娘が結婚できるなんて……』って感じで、同棲に怒っているような雰囲気は皆無。そのときに『あれ?』とは感じたのですが、つまるところ、元嫁が結婚したい一心で、長期計画の末にハメられたっぽいです」(40歳男性/IT)

 同棲まで持ち込めれば、あとはいかようにもなると考えたのでしょうか。既成事実があると、鬼嫁との結婚から逃れられなくなるパターンもあるようです。

2:年齢的な理由で……

「4歳年上の鬼嫁と離婚しましたが、結婚するときも、かなりあっちのペースに巻き込まれた形でしたね。4歳年上だったので、“出産リミット”を出してきて『だから早く責任をとれ』と言われ、しぶしぶ結婚に応じました。実際に結婚してみたら『子供なんていらない』と夜の営みも一方的に拒絶され、後から思えば、単なる口実だったっぽいです。誰でもいいからとにかく結婚したかったんだろうなって思うような元妻だったので、俺の若さゆえに騙された気分です」(35歳男性/飲食)

 女性の婚活では、出産リミットが頭をよぎるのも確か。しかし、それを口に出す女性のすべてが子供を望んでいるわけでもないようです。これは、男性は騙されても無理はないのかも……。

3:式場を勝手に予約され……

「今振り返れば、ありえないって思うけど、当時は、元嫁はそこまでして俺と結婚したいのかーなんてアホなこと思ってました。最強の鬼嫁だった元妻と結婚したのは、元妻が勝手に式場を予約してきたからです。ある日、なんの前触れもないままに『あ、5ヶ月後の●月△日に、式場予約したよ!』って言われて、そのまま結婚する流れになったんです。ちなみに、予約していた式場は僕の地元にある神社で、元妻は実際に式場を見ることなく予約をしてました。

 僕の地元で、っていうあたりに本気度を感じましたし『それなら親御さんに説明しやすいでしょ?』って言われて、そこからは言われるがままに結婚準備を進めたんですが、振り返れば、ただハメられただけですよね(苦笑)。強引なことをする性格は変わらないようで、結婚生活中も、なんでも自分の思ったように勝手に決める女で本当に疲れました」(41歳男性/マスコミ)

 式場は、プロポーズ後にふたりで決めるカップルも多いなか、彼氏の地元で勝手に予約とは、かなりの強引さ。しかしここまでされると、なんとなく流れに乗ってしまう男性もいるのでしょう。

 鬼嫁と結婚するハメに陥ってしまった男性たちには、やっぱりそれなりに特異な経緯が存在するようです。鬼嫁は、結婚前から鬼嫁になる資質が見え隠れしているものなのでしょう。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

関連キーワード

ラブ 新着一覧


ヒカルに梅宮アンナ…短い交際→結婚のメリットは? 堀北真希ら「0日婚」で成功する夫婦の共通点
 タレントの梅宮アンナ(52)が5月27日に自身のインスタグラムを更新。アートディレクターの世継恭規(よつぎ・やすのり)...
令和ですよ?「女は従順で」という呪縛。時代錯誤な男性と“自分を責めてしまう”女性に伝えたいこと
 夫婦の在り方などテーマにブログやコラムを執筆している豆木メイです。 「主張の強い女は可愛げがないから抱きたいと思...
豆木メイ 2025-06-03 06:00 ラブ
「結婚ていいよ♡」クソバイスにイラッ。ジューンブライドの過剰な“幸せアピ”はやめて~!
 6月の花嫁=ジューンブライド。幸せになれるという言い伝えから、6月に結婚する人は多いですよね。でも浮かれすぎには要注意...
恋バナ調査隊 2025-06-03 06:00 ラブ
実は「シングルマザー」がモテるって本当? 僕たちが惹かれてしまった理由
 3組に1組は離婚しているとも言われる現代。子どもを抱えたまま離婚する「シングルマザー」も身近な存在となりました。実は「...
恋バナ調査隊 2025-06-03 06:00 ラブ
恋人とは「趣味が合わない」方がいい、ってマジすか? 5つの意見に納得…
「恋人とは趣味が合う方がいい」という意見はよく耳にしますが、「恋人とは趣味が合わない方がいい」と考える女性も案外多いのだ...
恋バナ調査隊 2025-06-02 06:00 ラブ
うわぁ…彼女に“激萎え”したLINE3選。そのお世話、裏目にでてるかもよ?
 付き合った当初と違う…と彼女の変化に不満を抱く男性は多い様子。中には「女として見られない」と、気持ちが冷めてしまう人も...
恋バナ調査隊 2025-06-01 06:00 ラブ
「俺は毎日もやしでいいのに」質素な生活を望む47歳夫。家事代行を頼む妻との結婚を後悔する毎日
「冷酷と激情のあいだvol.248〜女性編〜」では、家計に満足なお金を負担せず、家事への労力も渋る夫への妻・美幸さん(仮...
並木まき 2025-05-31 06:00 ラブ
「生活費は10万しかくれない」夫が“セコ過ぎる”と嘆く43歳妻。お金も家事も私ばかり…と不満が募る日々
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2025-05-31 06:00 ラブ
不倫はもうおしまい。女たちが最後の“さよならLINE”を送る瞬間
 大好きな男性とはお別れなんてしたくありませんよね。でも相手が既婚者だったらどうでしょうか? 今回は、既婚者の彼との最後...
恋バナ調査隊 2025-05-31 06:00 ラブ
【漫画】疑似結婚って何?ドS上司から提案された条件と、彼が“シンパパ”になったワケ『授かり疑似婚』#3
【『授かり疑似婚~秘密のマリアージュ~』あらすじ】  見栄っ張りなOL・花森咲良(27)は、弟と一緒に住んでいた家を追...
【漫画】ちょおえええ!シゴデキ上司「俺、奥さんいないよ」突然の“顎クイ”告白から…『授かり疑似婚』#2
【『授かり疑似婚~秘密のマリアージュ~』あらすじ】  見栄っ張りなOL・花森咲良(27)は、弟と一緒に住んでいた家を追...
【漫画】うっわ~女物の靴…弟に追い出された夜、ドSな上司との運命の歯車が回り始めた『授かり疑似婚』#1
【『授かり疑似婚~秘密のマリアージュ~』あらすじ】  見栄っ張りなOL・花森咲良(27)は、弟と一緒に住んでいた家を追...
「訴えられる…」女装子の妻に“レズビアン”関係がバレる? 不倫の終わりは略奪か、それとも #3
 菜々美さん(28歳ホステス/独身)はアフターで連れて行ってもらった女装バーで、女装が趣味の直樹さん(43歳エンターテイ...
蒼井凜花 2025-05-30 06:00 ラブ
梅宮アンナは大病を経験した“しびれ仲間”と再婚…「いたわり婚」がブームの予感
 梅宮アンナさんが52歳で電撃再婚されました。お相手とは出会って10日、乳がんの診断を受けたことを公表し、現在も治療を続...
内藤みか 2025-05-29 06:00 ラブ
早めに逃げて! モラハラ夫、3つの常套句。卑劣な行為は母親の影響か?
 倫理・道徳に反した嫌がらせを繰り返し、相手を精神的に追い詰める「モラハラ夫」。周囲から見れば「おかしい」と気が付くのに...
恋バナ調査隊 2025-05-29 06:00 ラブ
「対岸の家事」に共感。それでも私が“専業主婦”を選んだ3つの理由
 夫婦共働きが当たり前になってきている今の時代に、あえて専業主婦を選択する女性もいます。セレブならいざ知らず、物価高のご...
恋バナ調査隊 2025-05-29 06:00 ラブ