今話題のセカンドパートナー 不倫とどこが違うの?

内藤みか 作家
更新日:2023-11-16 06:00
投稿日:2023-11-16 06:00

罪の意識はない

「夫もオンラインゲームはするのですが、登山は一緒に行ってくれません。なので登山が趣味の男性と一緒に登るようになり、やがて彼がセカンドパートナーになりました」と話すA子さん。

 彼女のように、真のパートナーだけでは埋められない部分を補佐してくれるのが、セカンドパートナーだと言えるでしょう。

 A子さんの場合は、登山を分かり合える相手が欲しかったと言います。

 女同士で登山するよりは頼りがいのある男性と登りたい気持ちもあったので、恋愛感情が芽生えても、肉体関係がないから本来のパートナーへの罪の意識はないと言います。

不倫じゃないから大丈夫?

「夫も、男性と二人で登山しているのは知っています。ただの登山友達だと思っているかもしれませんが、恋愛をしていると言っても、最後まではしていないので、ギリギリ許されるんじゃないかと思ってます」(A子さん)。

 セカンドパートナーができても、A子さんのように、真のパートナーには伝えず隠している人も多いようです。

 話したらパートナーを傷つけてしまうとの考えからのようですが、バレたときに修羅場にならないとも限りません。

パートナーの許可は必要?

 いくらパートナーに「肉体関係はないから不倫じゃない」と説明しても、「そんな風に言っても、本当はヤッてるんじゃないのか」と疑われ、関係がギスギスしてしまうケースもあるでしょう。

 肉体関係はなくても、二人きりで会ってデートしていたのなら不倫だと責められるかもしれません。

 セカンドパートナーとはまた別に「ポリアモリー」といった関係があります。

 こちらは肉体関係もある自由恋愛関係なのですが、関係者全員の同意を得なくてはならないルールがあります。

 同意を得た上での関係なので、揉めるパターンも少ないと思われます。セカンドパートナーも、真のパートナーの同意は得たほうが望ましいかもしれません。

ずっとセカンドでOK?

 A子さんは、登山が趣味であるうちは、セカンドパートナーとも関係を続けたいと考えています。

 しかし、問題はセカンドパートナーが独身であること。親しくなるにつれて、彼はA子さんとの結婚を望むようになってきたのが悩みなのだとか。

「ずっとセカンドのままではイヤだ」と相手が考えるようになった場合、トラブルに発展する可能性もあります。

 また愛情が強くなった場合、肉体関係を持ちたい欲求も高まってしまうでしょう。

 セカンドパートナーは、危ういバランスの上に成り立っている関係なのかもしれません。

内藤みか
記事一覧
作家
著書80冊以上。大学時代に作家デビューし、一貫して年下男性との恋愛小説を書き綴る。ケータイ小説でも話題に。近年は電子媒体を中心に活動。著書に「あなたに抱かれたいだけなのに」など。イケメン評論家として、ホストや出張ホストなどにも詳しい。
XInstagram

ラブ 新着一覧


性別の違う恋人を2人作る「両性型恋愛」を選んだ女性の告白
 性の多様化が進む昨今、複数の恋人を持つポリアモリーという分散型恋愛を実践する人も増えています。また、それとは別に、性の...
内藤みか 2021-09-16 06:00 ラブ
運命の人“スピリチュアルパートナー”の特徴&出会う前の変化
「魂の深いつながりがある」「お互いの成長をサポートし合う関係」と言われるのが、“スピリチュアルパートナー”です。まさに、...
恋バナ調査隊 2021-09-15 06:00 ラブ
待っていたらダメ! 彼から連絡が来ない本当の理由と対処法
 仕事が忙しいとパートナーとの連絡頻度が減り、お互いに放置してしまう……なんてことはありませんか? 私は仕事中にカレから...
若林杏樹 2021-09-15 06:00 ラブ
恋愛にドライになりたい…真似したい性格の特徴&恋愛傾向
 恋愛に依存してしまうと精神的に追い詰められてしまうことも多く、疲れてしまいますよね。恋愛にドライな友人を見て、「あんな...
恋バナ調査隊 2021-09-14 06:00 ラブ
長年交際した彼女と別れてすぐに他の女性と結婚する男性心理
 何年も付き合っていた彼女とは結婚しないまま別れて、その後に付き合った新しい彼女とあっさり結婚する男性って少なからずいま...
田中絵音 2021-09-14 18:11 ラブ
“好きな人ほど連絡しない”のはなぜ? 男性心理4つ&対処法
 普通、付き合っている相手とは少しでも長くつながっていたいと思うもの。でも、中には「好きな人ほど連絡しない」男性もいるよ...
恋バナ調査隊 2021-09-13 06:00 ラブ
マンネリを解消できないカップルの特徴5つ&上手な乗り越え方
 どんなに仲の良いカップルでも、ある程度の交際期間が過ぎるとマンネリ化を感じるケースが多いようです。そんな危機を上手に乗...
恋バナ調査隊 2021-09-12 06:00 ラブ
さすがに凹む…クールな彼氏が送ってきた冷たいLINE5選
 クールな男性って、ミステリアスでかっこいいですよね。彼のそんなところに惹かれたという女性もいるでしょう。でも、中にはク...
恋バナ調査隊 2021-09-12 06:00 ラブ
魅力的で愛されるキャラ作り~あなたのプラスのギャップ診断
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。より魅力的で愛されるためには、見た目と内面のギャップを上手く使い分けることが...
山崎世美子 2021-09-11 06:00 ラブ
ライブ配信の沼に…“推し”に課金を続ける夫を理解できない妻
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2021-09-11 06:13 ラブ
「自分にブランド品を買え」って…妻の言い分に辟易する夫
「冷酷と激情のあいだvol.55〜女性編〜」では、“推し”への浪費を繰り返す夫に苛立ちを募らせる妻・Eさんの心情をご紹介...
並木まき 2021-09-11 06:19 ラブ
特徴でわかるお似合いカップル診断6選♡ いくつ当てはまる?
 お似合いのカップルと、すぐに別れてしまうカップル……その違いは、お互いの“相性”にあります。相性のいいカップルに共通す...
恋バナ調査隊 2021-09-10 06:00 ラブ
マリッジブルーになったらどうする? 原因&5つの対処法
 彼からプロポーズされて、とても嬉しく感じられたはずなのに、結婚準備が進むにつれて不安になってしまう人がいます。実は、こ...
恋バナ調査隊 2021-09-10 06:03 ラブ
70代女性の官能的恋愛小説「疼くひと」を読んでみた
 恋愛小説はこの世に山のようにあります。けれど、そのヒロインが70代女性というものは数少なく、ましてや性愛描写も含んでい...
内藤みか 2021-09-09 06:00 ラブ
脈なし男性をOKさせる上手な誘い方5選&誘う際のポイント
 好きな男性ができても、「脈なしだな……」と判断したら、その時点で多くの女性はアプローチを諦めてしまうでしょう。でも、そ...
恋バナ調査隊 2021-09-09 06:00 ラブ
恋愛対象外になりたくない!かまってちゃん女子を卒業する方法
 自分では気づきにくいけど、男性から冷ややかな目で見られているのが、「かまってちゃん女子」。学生時代に周りからチヤホヤさ...
若林杏樹 2021-09-08 06:09 ラブ