「量と質」どちらを優先するか迷ったら経験値を振り返ろう

おくげちゃん 漫画家・イラストレーター
更新日:2024-01-05 06:00
投稿日:2024-01-05 06:00
 大人になると「量より質」を意識する機会が増えますよね。私の場合、食事に関してはまさにそうなってきた気がします。
 そして周りからも、同じような声が聞こえてきます。やっぱり、どんな時でも質を求めるのが正解なのでしょうか?

スキルを磨くにはどうしたらいい?

 

 

 

経験値が低い時は、とにかく量!

 結論から言うと、どのくらいの経験値があるかによって答えは変わると思います。

 例えば私は10~20代の頃、とにかくたくさんのバッグが欲しくてたまりませんでした。

 本当に気に入ったものをひとつだけ…♡ みたいな考えは微塵もなくて、とにかくたくさん量が欲しかったんです。

 今はすごく気に入ったものがあるのでバッグ欲は無くなりましたが、それでも「質の方が重要」とは思いません。

 むしろ経験値が浅い時は、量こそ正義なんです!

場数を踏んでセンスを磨く

 私の例なら、ファッションの経験値です。

 私はとにかくファッションに疎く、興味を持つのも遅かったので、昔の写真なんか見ると恥ずかしくて死にたくなります…。

 オシャレな友達と写ってるのなんか地獄です。当時の時点で友達と私のファッション経験値には大きな差があるわけですから、これは仕方ないです(泣)。

 とにかく組み合わせを試して、ダサさに絶望して、考える。この繰り返しがなければ良いものを選ぶ目は育たない。

 だから自分の経験値があまり高くない場合は、質よりもまず量を求めるべきなんです。当時の私に良い服をあげても活かせなかっただろうし。

 そう考えれば、食事がどんどん質重視になってくるのも分かりますよね(物理的に胃腸に限界がくるのもあるけれど)。

 ファッションや食事に限らず、仕事なんかも同じです。

 自分の経験値が低い間は、とにかくたくさんのことをやってみる。質を求めるのはそれからで十分です。

 一年の始まりにみなさんもぜひ考えてみてください。

 2024年が自信と実りに溢れた一年になりますように!

登場人物紹介

モジョ子:自信が欲しい主人公。言いたいことを我慢せず、うまく伝えられるお姉さんたちを尊敬している。今年は接客に自信を持ちたい。

マキさん:どろんぱのナンバーワンホステス。おっとりした外見に似合わない毒舌っぷりを発揮するが、それも人気。3人の子持ち。

おくげちゃん
記事一覧
漫画家・イラストレーター
酒呑みまんが家。ふしぎで妖しい話を描いています。就活が嫌すぎて3年間ドイツに逃亡するなど放浪癖あり。京都市出身、東京在住。水商売歴10年。XInstagramでは毎日漫画を更新中。実績などはこちら

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


人は「趣味が合わない相手」と恋に落ちることがある
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
結婚、出産、身分の違い…仲良かった友達に会いたくないのはダメな感情?
 学生時代を毎日一緒に過ごした親友。でも、年齢を重ねるに連れて「あんなに仲が良かった友達なのに、今ではもう会いたくない」...
かわいい“たまたま”が大集合!夕暮れの集会の議題はなあに?
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
立ち止まっていても時間が進むのなら…
 立ち止まっていても時間が進むのなら、いっそのこと急がなくても良いのかも。  人は人、自分は自分。
「委ねる」は読めるかも? 「委しい、委せる」はなんて読むのかな
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
仕事帰り、ぶつかりおじさんのちかん被害に遭遇!?  私はどう対処すれば…
 先日、電車の中で「ぶつかりおじさん」に遭遇し、周囲に分からないような形で身体を触られました。あの時、自分はどんな対応を...
選ばなかった人生を歩む「もう1人の自分」と話してみたい
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
魅惑の“たまたま”の横から…モデル!? に立候補した茶トラ君
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
“刺身のツマ”じゃございません! 存在感爆上がりの「かすみ草」最新事情
 猫店長「さぶ」率いる我が愛すべきお花屋は、神奈川の片田舎にあります。  大企業の研究所が多数点在しているせいか、他民...
同僚A「昨夜、課長と歩いてました?」同僚B「私も見ました」って…。職場グループLINE公開処刑!!
 グループLINEは、仕事上でもとても便利な連絡ツールですが、時に意地の悪い人がいるのも現実…。  職場での公開処...
ギャラ飲み収入だけで年400万円の貯金達成!元キャバ嬢が浪費しないワケ
 経営者や著名人、人気のインフルエンサーも利用する「ギャラ飲み」なるサービスって知っていますか? 東京都内のみならず、全...
【求む2期生!】頑張るシンママの収入UPをサポート☆応募して豪華プレゼントGET!
 日刊ゲンダイが運営する女性webメディア「コクハク」では、メディア制作に協力してくださる「コクハクリーダーズ第2期生」...
雪解けの水とハミングと。
 雪解けの水がすごい勢いで山からくだってくる。  流れの音に耳をすませば春の訪れを知る。  澄んだ空気を感じ...
ぽかぽか陽気♪ ノスタルジーな小道で見つけた“たまたま”君
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
「立ちんぼ女子」は売春行為や街娼を指すことばではなかった
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
朝立ち、オマン湖、チンチン!普通の会話なのに下ネタかました的なLINE
 普通に会話しているだけなのに、相手からしたらどう考えても下ネタにしか聞こえない言葉ってありますよね。引きつった相手の表...