離婚するべき? やめるべき? 離婚に踏み切るべき3つの理由

内藤みか 作家
更新日:2019-07-15 06:00
投稿日:2019-07-15 06:00
 今や3組に1組が離婚するとも言われているからか、離婚しようかどうしようかと迷う女性もかなり多いのです。けれど、いったいどのレベルに行ったら離婚するべきなのかわからないという人も多いのではないでしょうか。離婚すべきシチュエーションについて離婚経験者よりお伝えします。

1. 一緒にいると具合が悪くなる

 多くの離婚経験者は、離婚ギリギリの状況になると、パートナーといると体調を崩すことさえあります。心のストレスが表面に出てくるのかもしれませんが、吐き気、めまい、腹痛などが現れ、一緒にいるのがつらくなるようです。そしてパートナーが出勤などで家を離れると途端にラクになる……。こうなると相当極限の状況なので、離婚を考えざるをえないのです。

 とはいえ、もしかしたらカウンセリングを受ければ、体調が落ち着くかもしれませんから、体調だけで離婚を決めるのは性急すぎます。けれども、パートナーが帰宅したら具合が悪くなる、という人は何か大きなストレスを抱えているのかもしれません。それが何なのかをしっかりと自分自身に向き合い、分析する必要はあるでしょう。

2. 暴力を振るわれている(言葉の暴力も含む)

 一刻も早くパートナーから離れたほうがいいのは、暴力を振るわれている場合です。このくらいなら大丈夫、などとアザを隠して生きている人もいますが、暴力はエスカレートしていきやすいので、最悪の場合、命の危険を感じる事態になりかねません。暴力を止めるためには、一旦彼から離れることが必要なのです。離婚というよりまず、別居をする必要があるかもしれません。

 暴力は体の暴力だけでなく、ひどい言葉で傷つける言葉の暴力や、行動に制限をつける社会的暴力、望まないセックスを強要する性的暴力なども含まれます。いわゆるハラスメント的行為が行われている時は、NOと言う勇気を持ちましょう。そしてNOと言っても聞き入れてもらえない時は、自分自身の魂を守るために、一時的な別居、もしくは離婚を検討しなくてはならないでしょう。

3. 生活費を出してくれない

 意外と多い悩みが「パートナーが生活費を出してくれない」というもの。様々な理由をつけて、二人で共同で払っているはずの家賃や光熱費や食費を出すことを渋るのです。例えば失業していて本当にお金がないという時などは多少は待ってあげてもいいのかもしれませんが、長期間そんな状況が続いたらヒモのような感じになってしまいかねません。立て替えたお金は後でしっかり返してもらうように、そして貸した証拠を残すためにも、借用書を作ったほうがいいかもしれません。

 あまりにも女性ばかりがお金を出していると、男性が女性に甘えてしまい、働く意欲を失うおそれもあります。そもそも生活は2人でしているのだから、稼ぎの差があるとしても、彼も多少はお金を払うようにしたほうがいいでしょう。そんなつもりはなかったのにいつの間にか女性が男性を「養っている」「世話している」という貢いでいるような状況になってしまい、それを彼が当然のように考えているのなら、話が違う、と離婚を考え始めるのも無理もない話だと思います。けれど、彼がお金がない理由が具体的で、彼が何らかの夢に向かって必死に努力しているのなら、支えることもひとつの道ではあるでしょう。

「彼を愛しているから」と意地を張らずに

 離婚は、精神的にギリギリの状況に追いつめられてから考え始める人が多いのですが、それだどダメージも大きく、立ち直るまでに時間がかかってしまいがち。「このままではダメになってしまうかも」という予感がある時は、できるだけ早く弁護士や離婚専門カウンセラーなどの専門家に相談し、自分が離婚するべきか、離婚するためにはどんな準備をするべきかなどのアドバイスを受けたほうがいいでしょう。

 最後になりますが「彼を愛しているから」と意地を張って離婚せずに頑張り通す女性もいます。場合によってはそれも効果的かもしれませんが、場合によっては自分自身がボロボロになってしまう可能性もあるということを忘れないようにしましょう。自分の人生を大切にしたいのなら、魂の危険を察知したら一時的にパートナーと距離を置き、二人の今後についてひとりで考えてみることも必要なのです。

内藤みか
記事一覧
作家
著書80冊以上。大学時代に作家デビューし、一貫して年下男性との恋愛小説を書き綴る。ケータイ小説でも話題に。近年は電子媒体を中心に活動。著書に「あなたに抱かれたいだけなのに」など。イケメン評論家として、ホストや出張ホストなどにも詳しい。
XInstagram

関連キーワード

ラブ 新着一覧


不倫も浮気も制御不能!「秘密の恋」ほど燃えてしまうワケ
 不倫や浮気はいけないとわかっていても、どうしても燃えてしまう……。そんな沼にハマって、なかなかやめられない人は多いよう...
恋バナ調査隊 2022-08-22 06:00 ラブ
悲劇か喜劇か アラフォー婚活女のイタイ勘違いと意外な武器
 最近は晩婚化が進み、アラフォーから婚活をはじめる女性も増加傾向にあります。しかし、年齢を重ねてからの婚活ゆえに周囲から...
恋バナ調査隊 2022-08-21 06:00 ラブ
幼稚園のパパ友に誘われて…普通の妻が不倫にはまるきっかけ
 多くの既婚女性は、目の前に魅力的な異性がいても、特別なアクションを起こそうとは考えないでしょう。  しかし何気ないき...
恋バナ調査隊 2022-08-21 06:00 ラブ
パートナーから愛され続ける女性たちの“たった一つ”の共通点
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。モテ女になるためのノウハウはSNSの普及により、いつでもどこでも学べる世の中...
山崎世美子 2022-08-20 06:00 ラブ
「下ネタと天気の話しかしない」ハイスぺ男に落胆した婚活女
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2022-08-20 06:00 ラブ
「あえて“おバカ”を装って…」妻候補をふるいにかける婚活男
「冷酷と激情のあいだvol.104〜女性編〜」では、友人の紹介で知り合った男性・マコトさん(仮名)が、天気や下ネタなどい...
並木まき 2022-08-20 06:00 ラブ
貝殻のように閉じないで~ 大好きな彼氏の心を開く4つのコツ
 せっかく好きになった彼氏とお付き合いをするなら、お互いに心を開いて自然体でいられる関係に憧れますよね。しかし、恋愛の相...
恋バナ調査隊 2022-08-20 06:00 ラブ
離婚危機! 夫と妻「性格の不一致」具体例&サヨナラ回避法
 結婚したときは、誰もが「この人とだったら一生添い遂げられる」と思っているもの。しかし、実際にはさまざまな理由で離婚して...
恋バナ調査隊 2022-08-19 06:00 ラブ
シングルマザーの“リベンジ恋愛” 運命の相手探しに3つのコツ
 シングルマザーの子どもが内縁の夫に虐待される……。そんな悲しいニュースを私たちは何度も目にしています。  ひどい男に...
内藤みか 2022-08-18 06:00 ラブ
結婚生活に悪影響&イライラ! 育ち格差で悩んだら試す3カ条
 離婚率の高い日本では、価値観の違いを乗り越えられずに別れてしまう夫婦が後を経ちません。そもそも、結婚相手はまったく違う...
恋バナ調査隊 2022-08-18 06:00 ラブ
草食系男子から告白させる方法は? 女子側のアプローチが肝!
 気になっている男性と何度かデートを重ねているのに、全然発展しない……。カラオケなど密室空間にいるのに、いいムードになら...
若林杏樹 2022-08-17 06:00 ラブ
幸せな同棲は「間取り」が命!愛を育むお部屋探し3つのコツ
 彼と同棲をすることが決まったら、最初に悩むのが部屋選び。実は同棲生活ではどんな間取りの部屋にするかによって、2人の生活...
恋バナ調査隊 2022-08-17 06:00 ラブ
やっちまった! 彼へのサプライズ失敗談3選…問題ぼっ発デス
 好きな男性が喜ぶ顔を思い浮かべて、サプライズを計画するのって楽しいですよね♪ 特に小洒落たバーも素敵なブランド小物も知...
恋バナ調査隊 2022-08-16 06:00 ラブ
【40代対象】マッチングアプリの初デートでおすすめの服は?
 近年では、マッチングアプリで出会った恋人やカップルも増えているようです。なかでも特に出会いが増えるのが夏!  でも、...
恋バナ調査隊 2022-08-16 06:00 ラブ
ステップファミリー実践中!連れ子と実子との差は埋まるのか
 ステップファミリー5年目になる会社員ライターひでまるです。私は大学卒業と同時に、当時付き合っていた彼女と結婚→当時の妻...
うざい!何様?「彼氏の女友達」マウントあるある&対処法
 付き合いはじめた彼氏に仲の良い女友達がいる場合、すぐに仲良くなれるタイプの女性なら問題ありませんが、マウントを取ってく...
恋バナ調査隊 2022-08-15 06:00 ラブ