虫歯1本に治療費100000円!? ベラボーな額を請求される米国の高額治療費

更新日:2024-02-26 19:02
投稿日:2024-01-16 06:00

アメリカの歯医者は虫歯の治療1本で10万円越え!?

 ある日、日本で治療したはずの虫歯跡がなぜかとてもうずき、痛くて痛くて仕方がなくなってしまいました。

 歯医者に行こうにも加入する保険は歯医者は適応外。

 アメリカ人の友人に相談すると、「歯医者に電話をかけて、大体いくらかかるか聞いてから行ったほうがいい」との助言が。なぜなら歯医者はむちゃくちゃ医療費がかさむことがあるうえ、病院によって金額が大きく異なるからなのだそうです。

 助言の通りに電話をかけ、値段を聞いてみたところ... 診察料は$100(約14000円)虫歯1本の治療にかかるお金は最低$600(約85000円)。そこに神経系統の治療が入るとプラスで$2500(約355000円)かかるとのこと。

「はぁ?」

 電話口で盛大に言ってしまいました。そのあと、ほぼガチャ切り状態で電話を切ったのはいうまでもありませんね。なんなの、この金額? ぼったくりバーかよ!

 幸い5日後に日本への一時帰国を予定していたので、友人がコッソリくれた、すこぶるよく効く痛み止めを飲んで、痛みをごまかしそのまま帰国。日本の歯医者へ直行しました!

憧れとは裏腹に… ぼったくりのような高額医療費のアメリカ

 こんな話をすると、外国人だったから高額な医療費だったんじゃ? と思われるかも知れませんね。ですがちょっと違うんです。

 実はアメリカには日本の国民健康保険のような、国が保証してくれる医療保険制度がありません。そのためアメリカ人は会社や個人で保険に入っています。そしてその保険料は、べらぼうに高いのです!

 そんな背景もあり、アメリカの医療は極端なことをいうと「お金がないなら治療は受けれないので、死んでもしょうがないね!」って感じ。

 めちゃくちゃ怖い国ですよね。

医療費ぼったくりトラブルに気をつけて

「憧れの国アメリカ」と思う人はたくさんいると思いますが、実際は衣食住すべてにおいて、日本ほど良いサービスや品質ものはなかなか手に入らず…。

 唯一アメリカで安いな〜!と思ったものは、バケツのようなサイズのコーラくらいです。

 みなさんもアメリカへ旅行の際は、くれぐれも医療費のぼったくりトラブルに気をつけて、楽しい旅にしてくださいね!

(取材・文=うーか/キジカク)

▽うーか ライターチームで執筆活動中。アメリカに12年、台湾に2年在住の経験があり、海外ならではの面白い話題を探すことが日課。実体験や友人のエピソード、クスッと笑えるユニークなグルメや驚きのカルチャーなどを紹介しています! 最近は愛犬の「ころも」こと、ころちゃんと一緒に様々な場所へ出掛けることに夢中です。

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


新しいことに挑戦してみよう! 40代からのおすすめ習い事6選
 40代になって、「何か新しいことに挑戦したい」と感じる人は多いようです。でも、いざ習い事を探してみると、たくさん種類が...
眼内コンタクトレンズ「ICL」装着で視力0.1→2.0!最も感動した景色は
 小学生から分厚いメガネをかけていたド近眼人生ですが、37歳で思い切ってICL(眼内コンタクトレンズ)の治療を受け視力が...
【失敗談】人とモメないために重要なのは我慢よりも確認!
 みなさんは人と意見が違ったら、「まあ私が我慢すればいいか」と思うタイプですか?  私はずっと我慢するスタイルで生き...
今すぐやめたい40代のやばい口癖 ネガティブな言葉で人生ダメになる?
 口癖は、なかなか自分では気がつかないものですよね。ポジティブで前向きな口癖ならいいのですが、中にはネガティブすぎてやば...
「空」と「海」と「風」と…すべてが揃った特別な場所
「空」と「海」と「風」と…すべてが揃った特別な場所。  あの電車から、あのヨットからはどんな景色が見えるんだろう?...
セクシーウインクに悩殺寸前! “たまたま”を拝んで正気を保つ
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
海外旅行前に確認を!体力・モチベ温存、飛行機内で便利だったアイテム
 コロナ禍が収まりつつあり、海外旅行に出かける人も増えてきました。  ハワイ、NY、パリなどへ向かう長距離フライトに「...
春節に欠かせない「柑橘類」は金運アップの鉄板アイテム!
 まもなく中国圏の方々にとってのお正月「春節」がやってまいります。中国のお正月はワタクシの旦那様がシンガポール駐在時に現...
菜の花を食べると「いけないこと」をしている気分がする
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。  動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシ...
添い寝&ストレス監視!ガーミンのスマートウォッチ「Lily 2」その腕前は
 ストレスや疲れが貯まってくると、口唇ヘルペスができて黄信号を発する我が身体。よくできたヤツめ、と感心しますが、そもそも...
後輩社員の「大丈夫かと」「可能性高いかと」“かとかと”語尾にもやもや!
 誰かと会話している時に、語尾にイライラもやもやしてしまうことはありませんか?  流行り言葉は目まぐるしく移り変...
2024-01-30 06:00 ライフスタイル
遠いあの子を思い出す…センチメンタルな“たまたま”にホロリ
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
こんな言葉を聴きたくて、僕らは旅に出るのかもしれない
 兵庫県神河町のサイクリングコース「越知川名水街道」にやってきた。  壮大な景色をバックに、あたたかいメッセージに...
P活、頂き女子…「パパ活」のことばも進化し続けている
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
ほっこり癒し漫画/第66回「保護猫探偵ハッシー」
【連載第66回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、突然「コクハク」に登場! 「しっぽ...
ホームパーティーの会費どうする?主催するメリット&お招き時のマナー
 気の合う仲間と自宅でゆっくり食事を楽しめるホームパーティー。コロナもひとまず落ち着き、ブーム復活の兆しです。  ホー...