「366日」、髙橋海人「95」学生服コスプレ繚乱!関口メンディー何留?

ボルドー太田 イケメンソムリエ
更新日:2024-04-21 06:00
投稿日:2024-04-21 06:00

4月期ドラマに溢れる“学生服のコスプレ感”

羨ましい限りなのです(C)日刊ゲンダイ
羨ましい限りなのです (C)日刊ゲンダイ

 新ドラマを見ていて気づいたことがあります。それは過去と現在を行き来するドラマで、俳優さんたちがそのまま高校時代や大学時代も演じていること。

 違和感のない人もいますが、なかにはキツい人も。隠しても隠し切れないコスプレ感が醸し出されて、ドラマに集中できません。たとえば、フジテレビ系月曜夜9時の「366日」。HYの名曲「366日」をモチーフにしたオリジナルのラブストーリーです。

 高校時代、互いに想い合っていながらも実らなかった恋が、12年後、同窓会での再会をきっかけに動き出すのですが、つきあうことになった最初のデートの日に予期せぬ悲劇が訪れ…というなかなか切ないドラマです。

 ヒロイン・雪平明日香を演じるのは広瀬アリス(29)、お相手の水野遥斗を眞栄田郷敦(24)が演じます。ほかに、高校時代の同級生役で、長濱ねる(25)、坂東龍汰(26)、綱啓永(25)が出演しています。

どんな徳を積んだら…

 アリスは、前作「マイ・セカンド・アオハル」(TBS系)ではわれらが道枝駿祐(21)と、そして、今作では郷敦と、年下イケメンとの共演が続き、羨ましい限り。

 いったい前世でどんな徳を積んだら、こんな僥倖にあやかれるのでしょうか。

 そんなアリスですが、やはり女子高生役はさすがに無理があるのでは(あくまでも100%嫉妬の目で見ているわけですが)。回想シーンも結構多く、それならいっそ学生時代は別の若手俳優にやらせてもよかったのでは、と。

<いつまでも やれると思うな 女子高生>――。アリスにはあくまでも100%嫉妬の目で見た上で、この一句を捧げたいと思います。

動き回る眞栄田郷敦が見たい!

動くゴードンさまがもっと見たいのです(C)日刊ゲンダイ
動くゴードンさまがもっと見たいのです (C)日刊ゲンダイ

 それに比べて郷敦はといいますと、制服も野球部のユニフォーム姿も、まるで青春漫画から抜け出したようなキラキラぶりで、眼福眼福。残念ながら、1話の終わりで事故に遭い、寝たきりに。医者からは「ずっとこのままかもしれない」と言わてしまいました。

 初めてのデートでなんたる不運。もっと動く郷敦が見たい! これではイケメンの無駄遣いではありませんか。

 もうひとつ。テレビ東京開局60周年記念番組「95」です。こちらの主演は髙橋海人(25)です。

 物語の舞台は1995年。地下鉄サリン事件をきっかけに、「生きる」ことと向き合い、がむしゃらに生き抜いた高校生たちを描いた青春群像劇です。

 髙橋が演じるのはごく普通の家庭に育った高校生・広重秋久/通称Q。彼が中川大志(25)演じるセレブなお坊ちゃま同級生・鈴木翔太郎/通称翔に興味を持たれ、チームに誘われることから物語が始まります。

 チームのメンバーは、ほかに細田佳央太(22)演じる丸山浩一/通称マルコ、犬飼貴丈(29)演じる堺怜王/通称レオ、そして、関口メンディー(33)演じる新川道永/通称ドヨンです。

何年留年しているの?

プロ野球のユニフォームも着こなす関口メンディー(C)日刊ゲンダイ
プロ野球のユニフォームも着こなす関口メンディー (C)日刊ゲンダイ

 中川大志はauのCM「意識高すぎ!高杉くん」でも神木隆之介と仲良く学生服を着て高校生を演じていて、見慣れているからか、イケてる渋谷系高校生も違和感なく、見られます。

 髙橋海人もまったく違和感ありませんが、前作「だが、情熱はある」(日本テレビ系)でのオードリー若林役があまりにもハマり過ぎていたので、若林にしか見えないのが難点といえば難点です。

 困ってしまうのが、関口メンディーで、何年留年しているんだ、とツッコミたくなります。

 ほかに誰かいなかったのでしょうか。33歳で高校生、ご苦労さまとしか言いようがありません。

 このドラマ、1995年という時代の空気感や風俗など、実によく描かれていて、一見の価値あり。King & Princeが歌う主題歌「moooove!!」も必聴です。

ボルドー太田
記事一覧
イケメンソムリエ
毎クールすべてのテレビドラマをチェックする最強のドラマウォッチャー。が、その目的がイケメンにあることは誰も知らない。

エンタメ 新着一覧


トラコ入学、伊藤沙莉は表情筋を自由に操る女優…男装の山田よねにも注目
 昭和7年。晴れて「明律大学女子部法科」に入学した寅子(伊藤沙莉)のクラスには女子の憧れの的の華族令嬢・桜川涼子(桜井ユ...
桧山珠美 2024-04-08 18:38 エンタメ
“お騒がせ”青井実アナが心機一転、なにわ男子の道枝駿佑と似てるって⁉
 世の中の人がNHKに持つイメージといいますと、「真面目」「お堅い」「地味」といったところでしょうか。  そんな中...
逃げ恥の百合ちゃん役が“頭のいい女は頭の悪いふりをするしかない”発言
 穂高(小林薫)に出くわしたことで女子部への出願が母・はる(石田ゆり子)にばれてしまった寅子(伊藤沙莉)。  娘に...
桧山珠美 2024-04-05 15:30 エンタメ
「虎に翼」語りは尾野真千子 NHKアナと俳優のナレーションの違いは?
 寅子(伊藤沙莉)がお見合いに苦戦する中、親友の花江(森田望智)は寅子の兄・直道(上川周作)との結婚準備を順調に進めてい...
桧山珠美 2024-04-05 15:14 エンタメ
「虎に翼」シン・朝ドラの予感!わずか1話、たった15分で心つかんだ描写
 昭和6年・東京。女学校に通う猪爪寅子(伊藤沙莉)は父・直言(岡部たかし)、母・はる(石田ゆり子)から次々とお見合いを勧...
桧山珠美 2024-04-01 22:28 エンタメ
僥倖!世界に挑む赤西仁ほど「サムライマック」のCM向きな俳優はいない
 マクドナルドのCMにイケメンあり!  そんな声をちらほら耳にするようになりました。たとえば4月2日から全国放送さ...
平野らTOBEがドーム公演大成功の一方、暗雲立ち込める旧ジャニの逆転は
 3月14日から17日にかけて、滝沢秀明氏創設のTOBE所属アーティストによる東京ドーム公演「to HEROes ~TO...
こじらぶ 2024-03-30 06:00 エンタメ
ブギウギ最終回、水を差すようでスンマセン! 残念すぎる4つの演出と描写
 スズ子(趣里)のさよならコンサートが始まる。客席には懐かしい多くの面々がかけつけている。茨田りつ子(菊地凛子)、愛子(...
桧山珠美 2024-03-30 11:41 エンタメ
スズ子引退会見、“天敵の文屋”鮫島の「シャッポを脱ぐ」演出を読む
 歌手・福来スズ子(趣里)の引退会見の当日。スズ子は結局、羽鳥善一(草彅剛)とは話ができないまま会見に臨むことになってし...
桧山珠美 2024-03-27 14:30 エンタメ
超鈍感力! 羽鳥の絶縁宣言を屁とも思わないスズ子とタケシは似た者同士
 歌手引退――。スズ子(趣里)はその決断を、愛子(このか)や大野(木野花)に伝えた。  羽鳥善一(草彅剛)に絶縁す...
桧山珠美 2024-03-26 15:40 エンタメ
「GTOリバイバル」注目の新人イケメンは?松嶋菜々子は本当に出るのか
 反町隆史主演「GTO」が26年ぶりに帰ってきます。反町演じる元ヤン教師・鬼塚英吉がさまざまな問題を解決する学園モノで、...
ドヤ顔のアユミとヘイヘイブギー歌唱シーン温存の理由がわかる回だった
 昭和31年、大みそか。第7回オールスター男女歌合戦当日。スズ子(趣里)は、楽しみに会場へと向かう。スズ子が楽屋で支度を...
桧山珠美 2024-03-22 14:30 エンタメ
最終回秒読み…スズ子はブレずにお人よし、NHKと沼袋勉の手腕いかに!?
 愛子(このか)は、翌日の体育の時間に足の早い転校生と競争することになっていた。しかし、勝てる見込みがなく、愛子は学校を...
桧山珠美 2024-03-21 16:07 エンタメ
和田勉が転生したら中村倫也に!? 強烈インパクトで霞んだ礼子娘の初登場
 東京ブギウギのヒットから9年、ブギブームも下火になってきつつある中、スズ子(趣里)や羽鳥善一(草彅剛)のブギは古いとい...
桧山珠美 2024-03-18 14:30 エンタメ
「光る君へ」主人公バージン喪失!大石静氏が描く平安エロ&バイオレンス
 NHK大河ドラマ「光る君へ」は、平安中期の貴族社会を舞台に、吉高由里子演じる主人公のまひろ(紫式部)の生涯を描くもので...
沢尻エリカ不死鳥の如く女優復帰!大衆は真似できぬ人生転落リアルショー
 2月25日、沢尻エリカの女優復帰作となった主演舞台『欲望という名の電車』が千秋楽を迎えました。  「『残念プロフ...
堺屋大地 2024-03-16 06:00 エンタメ