トレンド入り「猫ミーム」インフルエンサーの投稿じゃないのになぜバズる

ミクニシオリ フリーライター
更新日:2024-06-12 06:00
投稿日:2024-06-12 06:00
 2024年春、突如日本のSNSシーンで流行し始めた「猫ミーム」というカルチャー。日本だけでなく、今世界で流行し、そして定番化しつつあるインターネットミームです。「Z世代が選ぶトレンドランキング・流行った言葉部門」にもランクインしており、2024年のトレンド傾向としても注目されています。

「有名猫」で日常の体験をシェアするとバズる?

 SNSを開けば「見ない日はない」というほど多くの動画が投稿されていますが、猫ミームはなぜここまで、爆発的に“バズった”のでしょうか。その理由を知れば、あなたもきっと猫ミームをもっと見たく…いや、作りたくなってしまうハズ。

  ◇  ◇  ◇

「猫ミーム」とは主に実写の猫の切り抜き動画に背景画像を合成し、キャプションなどをつけてストーリー仕立てにしたショート動画です。ちなみにミーム(meme)は、模倣によって伝えらえる情報の単位で、ギリシア語の「模倣する(mimeme)」と「記憶する(memory)」からできた造語のこと。

 インターネットにおけるミームとは、ネットの中で広がっていき、話題になる画像や動画を指します。

 猫ミームは、様々な表情、ポーズをした猫の素材と、それに合った音楽を組み合わせて構成されます。流行当初は「留学に行った時の話」、「コンビニバイトの闇」、「彼の浮気を見破った瞬間」など、人の日常を再現する動画がほとんどでした。

 猫の画像を組み合わせてテロップをつけるだけなので編集ハードルが低く、また匿名性が高いため、通常の動画配信者だけでなく、多くの一般人も動画を作り、この流行に乗っかりました。

 日常の出来事でも「友人には言えない」レベルのセンシティブな内容をはらむ動画も多く、素人の体験談でも見応えがあります。

なぜかクスリと笑える「猫ミーム」

 人間が話しているだけでは不快感を覚える可能性もある内容でも、それを演じているのが猫で、定番で使われる音楽もポップ調が多いので、なぜかクスリと笑えてしまうのです。

 元ネタとなる猫たちは海外の人が投稿したものが多いですが、爆発的なブームとなりすぐにグッズ化され、最近ではゲームセンターのクレーンゲームでも、猫ミームを模したぬいぐるみなどを見かけます。

ミクニシオリ
記事一覧
フリーライター
フリーランスの取材ライター・コラムニスト。ファッション誌や週刊誌、WEBSITEメディアなどで幅広く活動。女性向けのインタビュー取材や、等身大なコラム執筆を積極的に行う。いくつになってもキュンとしたい、恋愛ドラマと恋バナ大好き人間。
XInstagram

ライフスタイル 新着一覧


ポジティブな人が嫌いだと思ってしまう4つの理由&対処法
 ポジティブなことは素晴らしいことですが、自分の身近にいるポジティブな人の言動に、ついイライラしてしまう人って、実は多い...
違いは何? 相手に反論をしても“好かれる人”と“嫌われる人”
 あなたが誰かと会話をしていて、間違いを指摘したくなったり、反論したくなった時にはどうするでしょうか。多少のことなら聞き...
アラフォー記者愛用のポカポカグッズ3選 2021.12.30(木)
 寒い。とにかく寒い。なぜ人間は冬眠できないのか。この時期は本気で考えてしまいます。こんなに寒いのに、電気代は上がる一方...
「幸福の木」ガジュマルには精霊と“にゃんたま”が宿ってる?
 きょうは、ガジュマルの木が生い茂る公園で出逢った、にゃんたま君です。 「幸福の木」と呼ばれ、神秘的な木として扱わ...
今年面白かった「誤爆LINE」5選…笑い飛ばして新しい1年を
 今年も1年間、お疲れさまでした! いろいろな誤爆LINEをご紹介してきましたが、年の瀬ということで、今回はこの1年で面...
2022年は金運爆上がり!新春に飾っていただきたいお花“5選”
 2021年もまもなく終わろうとしています。思えば、今年はほとんどが「緊急事態宣言下」の世の中だったような気がいたします...
ばぁば料理で育つ息子…息子に“手抜き認定”されたママ料理
 はじめまして。シングルマザー3年目の孔井嘉乃です。私には、6歳になる息子がいます。  家庭の事情はそれぞれあって、離...
材木座で発見!イケメン漁師さんの膝でまどろむ“にゃんたま”
 きょうは、鎌倉・材木座海岸にお邪魔しました。  浜には海を見渡せる素敵なプライベート空間があって、イケメン漁師さ...
想像を超えてくる! 可愛い子供から届いたおもしろLINE5選♪
 最近では、小学生や中学生など多くの世代でLINEを使う人が増えていますよね。中でも大人の想像を超えたおもしろ内容を送っ...
忘れられない痛恨の「誤爆LINE」…笑って1年を振り返ろう♡
 クリスマスが終われば、今年も残りあとわずか。楽しかったこと、嬉しかったこと、そして、恥ずかしかったことや、「人生終わっ...
白黒つけるのが苦手…断れない人によく見られる特徴とは?
 みなさんは「嫌です」「いりません」などとハッキリ断ることができますか? 私はとても苦手です。言い出しにくいし、なんか相...
私はかつて猫だった…? “にゃんたまカメラマン”の前世の話
 きょうは、輪廻転生の話。  前世が見える人に「アナタは過去生で猫だったことがある」と言われたことがあります。 ...
元気がない「シクラメン」復活大作戦! お手入れ3つのコツ
 お歳暮シーズン真っ只中の今、花屋にとって大切な年末商品「シクラメン」の需要が大変に増えてまいります。シクラメンをお歳暮...
いつか息子の負担にならないように…私の居場所も大事にする
 はじめまして。シングルマザー3年目の孔井嘉乃です。私には、6歳になる息子がいます。  家庭の事情はそれぞれあって、離...
哲学的な思索に耽っていそう…知的な風貌の“にゃんたま”君
 吾輩は、にゃんたまωである。名前はまだにゃい。  特技、人間の内心を読むこと。  趣味、哲学的な思索に耽...
日の出と共に消えて…!今すぐ忘れたい「大誤爆LINE」総集編
 2021年も、いよいよあと2週間。人に会う機会が減り、LINEでのやりとりが増えたという人も多い今年は、全国各地で記憶...