ローンは一生組めない?
【Note.13】
前回に続いて「がんとお金」の問題についてお話したいと思います。
幸い私は会社員だったことと、手術のみの治療だったので、お金の問題は深刻ではありませんでしたが、私なりに調べたことや聞いたことを含め、私のケースの場合についてお話しますね。
海外旅行保険に加入できない?
がんを患った友達から「医療保険だけでなく、海外旅行保険にも簡単には入れなくなった」と聞きました。
なんやてー!?
がんになっただけでも辛いのに、海外旅行にも制限がかかるなんて!! って気持ちです。
調べてみると、たしかにがん治療中(抗がん剤治療中など)の場合、加入できない海外旅行保険が多いです。ただし、数は少ないですが、治療済みならば入れるものや、なかには抗がん剤治療中でも加入できるものもありました。
その場合、加入審査に日数を要したり、割増保険料が発生することもあるよう。空港カウンターでの当日加入は難しいかもしれませんので、海外に行くときには前もって準備しておこうと思います。
住宅ローンの条件は…
特に家が欲しかったわけではないのですが、「がんになると家が買えない」と知ると急に欲しくなったので(笑)、住宅ローンについても調べました。
銀行で住宅ローンを組むためには、基本的に「団体信用生命保険(団信)」への加入が必要です。団信とは、住宅ローンの契約者が、ローン返済中に死亡したり、高度障害になったりした場合にローンの残債を保険金で完済してくれる生命保険です。
加入するためには、治療中の病気や既往歴について告知が必要となります。これはがんに限らず、脳卒中や心筋梗塞なども告知が必要。団信に加入できなければ、住宅ローンは組めません。そして、団信の加入審査は銀行ではなく、保険会社が行います。
私が通うようにいわれているがんの定期健診は5年間。定期健診が続いている間は団信に加入できないそうですが、定期健診がなくなり、「完治」してから3年以上経過していれば、告知する必要はなく加入できるそう。ひょっとしたら私も50歳を超える頃には住宅ローンが組めるかも……?
あるいは住宅ローンが組めるメンズと結婚するか。厳しい条件でローンを組む、ということもできるようですが……。いろいろ考えると、若いうちに、また健康なうちに家を買っておけば、ということなのでしょうかね。
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