【独自】全身タトゥーや元受刑者も⁉️ 歌舞伎町に誕生したラッパーだらけのホストクラブが異次元だった

河合桃子 ライター、ジャーナリスト
更新日:2024-06-15 06:00
投稿日:2024-06-15 06:00

フォロワー数3万人!美貌のインフルエンサーが働くワケは

 先ほどのシャンパンコールで一際目立っていた二人のドリーマーにも話を聞きました。

 一人は「CLUB DIRTY」の求人を見てすぐさま応募し、採用と同時に岐阜県からキャリーケースひとつ持って上京してたKIDさん(25)とRYKEYさんの地元・八王子の後輩だというZuibaerさん(29)です。

「自分、RYKEYさんの歌を聞いて大人になったっす。岐阜で2年ホストやってましたが、歌舞伎町で成功して何者かになりたいですね」(KIDさん)

「10代の頃から様々な悪行を繰り返し少年院と刑務所にも入ったし、まともな職業にもついたことがなかった。でもここで働くことが僕の光となりました」(Zuibaerさん)

 また「CLUB DIRTY」の一押しドリーマーとして話を聞かせてもらったのが、これまでホストクラブとは全くの無縁だったというInstagramのフォロワー数3万人のインフルエンサーのMintoさん(20)。

「生まれた時からラップが大好きで。RYKEYさんの歌もデビュー当時から聴いていました。ホストには悪いイメージしかなかったけどRYKEYさんがやる店ならついていきたいと思ったし、自分自身も男を磨き、男を上げたいと思いました」

 入店前までは「ホストには悪いイメージしかなかったからかなり迷った」と言うMintoさん。でも、実際に働き始めて2ヶ月。その印象はガラリと変わったのだとか。

「RYKEYさんは礼儀に厳しいし、従業員みんなもそれに準じて男子校の部活のような熱い所がある。みんなで女性を楽しませるために一丸となる所にやりがいを感じています」

 でも、Mintoさんのその美貌を武器にしたら女性は無理してでもお金を使っちゃういそう…と言うと「それはないです」とキッパリ。

「僕がこの店で働くことはハタチで僕を産んでくれた母親にも伝えてます。

 母はいまだにギャルで僕を厳しく育ててくれたんで、女性のことを泣かすような接客したら怒られちゃうんで(笑)。女性に対して無理な営業なんて絶対にしないです」

ラスソンは女性ラッパーのあの曲でした

 この日の「ラストソング(通称、ラスソン)」は世界的な音楽フェス「コーチェラ」にも出演した沖縄出身の女性ラッパーAwichの「GILA GILA」。

「ラスソン」といえばその日に最も売上が高かったホストが閉店前に好きな楽曲を歌うことを指しますが、他店ではKinKi Kidsやキンプリなど男性アイドルの歌が選ばれがち。

 強くて芯を持ち若くしてシングルマザーとなった女性ラッパーが挑発的な生き様を歌った楽曲を流すとは、やっぱり唯一無二の「CLUB DIRTY」の魅力なのでしょう。

【後編】はドリーマーみんながその背を追う、RYKEY DADDY DIRTYさんのインタビューです!

「CLUB DIRTY by since you」
東京都新宿区歌舞伎町1-3-4 白鳳第26ビル 地下1F
https://club-dirty.net/

河合桃子
記事一覧
ライター、ジャーナリスト
1977年生まれ、週刊誌を中心に執筆。大分県の椎茸農家から都内のハプニングバー摘発事件まで幅広く取材。ライフワークはママ友の家庭のいざこざや性愛事情を聞くこと。

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


桜にオスプレイは似合わない 2023.3.10(金)
 毎日いろんなことが起こっている。どこかで誰かが好き勝手に言っている。  だけど、これだけは言える。 桜にオスプレ...
人づきあいは“広く浅く派”が最強!うわべの関係って悪くない
 みなさんは、人づきあいは”広く浅く派”でしょうか、それとも”狭く深く派”でしょうか。私はどちらかといえば後者で、友達も...
南海トラフ地震と関東大震災 先に起きるリスクが高いのは?
 23年3月11日、東日本大震災から12年を迎える。連日、今後の発生リスクの高い大災害として「南海トラフ巨大地震」が取り...
パンツ脱ぐより恥ずかしい マスクを外す勇気が出るアプデ3つ
 マスク装着が任意となり、約3年ぶりにマスクなしの日常が戻ってきています。  しかしここに来て、マスクを外すのにためら...
思いが届いた“たまたま”君…愛しの姫猫ちゃんと鼻チュー♡
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
あーイライラ!車の渋滞時に使える気分転換、逆効果な行動も
 高速道路の渋滞にハマってしまうと、本当にイライラしてしまいますよね。特に、彼氏や夫がイライラしはじめて、雰囲気も悪くな...
田舎移住に興味あり!あるあるから学ぶメリット&デメリット
 コロナ禍でリモートワークになり、毎日出社する必要がなくなった人も多いのではないでしょうか。通勤に通勤に便利な家を手放し...
黄色が可愛い!ミモザのモフモフを日持ちさせるポイント5つ
 冬も終わりに近づき、春の匂いが漂い始めると、モフモフが可愛いミモザの季節到来でございます。  3月8日の女性に感...
相手の話をちゃんと聞くって意外と難しい 2023.3.8(水)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
うちの猫の「中身」をその場で描き出す ライブペインティングが楽しい!
「写真を持って行けば画家がその場で“うちのコの絵”を描いてくれる」  そんなライブペインティングを行っているのは、...
あきらめのバキバキ肩コリに3つのルーティン 2023.3.7(火)
 首や肩を動かすとバキバキ、ゴリゴリと音が鳴る......。そんな状態を放置していませんか? 慢性的な肩コリを放置すると...
“地獄”の付き添い入院 我が子は関節にハンディキャップを…
 ステップファミリー6年目になる占い師ライターtumugiです。私は10代でデキ婚→子ども2人連れて離婚→シングルマザー...
“たまたま”のBL現場に遭遇! にゃんたま少年の運命やいかに
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
人気のない夕暮れの公園にいる時間 2023.3.6(月)
 普段はにぎやかな場所ほど、そこから人がいなくなると突然さみしく感じる。  ドヴォルザークの「家路」が流れて、さっ...
「デブなのに仕事早すぎw」無神経上司からの笑えねぇLINE3選
 どんな職場にも気の合わない人はいますよね。たいていはスルーしたり、距離をおいたりすればいいと思うのですが、相手が上司だ...
「花粉症の人」「そうじゃない人」の深い溝 2023.3.5(日)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...