LINE電話越しの疑似SEXでエクスタシー、脱アラフォー内縁妻なるか #6

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2024-06-21 06:00
投稿日:2024-06-21 06:00

今、入ってるのは、僕だ

――ああっ…正樹さん…入っちゃった…。

 私が内ももを震わせると、

――見えるよ…全部見える…。今、千鶴の中に入ってるのは、僕だ。

 その声に、私の体は火照りを増していきました。脳裏には、彼に貫かれている自分が描かれています。凶暴に反りかえった肉の拳(こぶし)を叩きこまれ、ヨガリ狂っている自分が見えた気がして。

――ああっ…もっと欲しい…私を狂わせて!

 私は疑似ペニスを出し入れしながら、叫びました。

――千鶴を狂わせてやる。もっと激しくペニスをぶち込んでやる!

 彼の声に合わせ、私は握ったペニスの抜き差しの速度を上げたんです。グチャッ…ジュブブッと、はしたない音が響き渡り、快楽が私の体の奥を痺れさせました。

――いいっ…正樹さん、いいのっ!

 女の体は貪欲です。私は疑似ペニスの抜き差しをしながら、ベッドにあるローターを手に取り、スイッチを入れました。

 ヴィヴィーン、ヴィヴィーン!

 激しいモーター音にさらに高揚したのは言うまでもありません。

オナニーを超えて完全なセックスに

――正樹さん…見てて、私のいやらしい姿を目に焼き付けて。

 言うなり、私はローターの先端をクリトリスに押し当てたんです。

――ひいっ…くうぅ!

 ペニスを膣奥まで食らい込んだまま、私は激しく身を揺さぶりました。体を痙攣させながらも、執拗にクリトリスに振動するローターを押しつけて、自慰に耽ったんです。

――千鶴、すごくエロティックだよ…ちゃんと見てるよ。

 スマホから、正樹さんの声が聞こえてきます。あまりの興奮と甘美な苦しさにギュッと目をつむりそうになりましたが、彼の姿が見たかった。

――正樹さん……好きよ。誰よりも好き。

 私はクリトリスをつぶさんばかりに圧をかけ、加えて疑似ペニスの角度を変えながら、膣肉をえぐり立てました。膣ヒダが男根に吸いつき、ちぎれるほど締めつけていくのが分かりました。

(今、私は正樹さんと繋がっている。いやらしく性器をこすりつけ、絶頂に向かっている)

 そう思うと、さらに抜き差しは加速し、クリトリスへの圧も激しさを増していきます。

 もうこれはオナニーではありません。完全なセックスとして、急速にエクスタシーへと昇り詰めていったんです。

――も…もう、イキそう!

 私は叫びました。

――僕もだ…ああ、出る…千鶴の中に出すぞ!

――来て…私の中に吐き出して! ああーー、はあああーーー!

 落ちかかるまぶたを必死にこらえ、ひときわ激しくペニスを叩き込んだ刹那、壊れた人形のように私の体がガクガクと震えあがりました。

 こうして、私たちはほぼ同時に、エクスタシーを迎えたんです」

蒼井凜花
記事一覧
官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
オフィシャルサイトYouTube

関連キーワード

エロコク 新着一覧


脳みそがまさかの「性感帯」に…81歳によるわたしの破壊的H
 わたしとひろしの48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものなのか。ホットな...
マゾで無理やり願望がある私…憧れの3Pも本番でアクシデント
 そんなわけで幾人かの男性と逢瀬を重ね、出逢い系にも慣れてきた私。次なるチャレンジは……そう、3Pです。
「男性をHな映画に誘って発情させる作戦」が失敗する理由
 先日、とある20代のイケメンくんが私にグチってきました。年上の女性に映画に誘われました。それがかなり濃厚なシーンが多い...
内藤みか 2019-09-23 06:23 エロコク
チクニーに病みつき…乳首をい~い感じにくすぐる専用グッズ
 チクニーという語を聞いたことがありますか?  自分で乳首を刺激して気持ち良くなるプレーを指す語で、男性の間でかつ...
桃子 2019-11-12 04:45 エロコク
81歳のせいで超絶「セックス依存」になったわたしの日常とは
 わたしとひろしの48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものなのか。ホットな...
2人から同時に愛されたい…“複数プレイ”の楽しみ方と注意点
 あなたは、どういった性の願望を抱いていて、ひそかに何をしたい/されたいと願っていますか。自分の性癖の形を知れば、もっと...
大泉りか 2019-09-18 18:38 エロコク
普通の新卒OLも…副業に「高収入アルバイト」を選択する理由
「高収入アルバイト」を検索してみたことはありますか? 女性なら考えたことがある人も多いかもしれません。でも、やっぱり怖い...
伸びたアンテナが往復ビンタ…優しい刺激に甘やかされたい
 まず、この「ザロ ヒーロー」に付けられたキャッチフレーズを紹介します。「クリトリスを甘やかす」――。なんてすてきなの!...
桃子 2019-11-12 04:45 エロコク
操縦桿さえ…淫乱男を操縦するために必要なただひとつのこと
 わたしとひろしの48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものなのか。ホットな...
密着され撫でられ…際限のないセクハラに私の体調は悪化
 その女、「G」に出会ったとき、私は30代で、フリーランスの仕事をしていました。彼女は40代後半。私に仕事を依頼した会社...
男性の「賢者タイム」 女性が有効活用する方法を考えてみる
 カップルにとって避けては通ることができない問題――それが「賢者タイム」の存在です。  賢者タイムとは、男性がエッチの...
女性器リノベに投資する女たち#4…彼も私も満たされる膣改造
「膣の入り口をキュッと締めても、中のほうは締まっていない気がする」「セックスの時、彼はどう感じているのだろう?」「中イキ...
「48手ヨガ」女性ホルモンが増えてポカポカになるって本当?
 48手とはなにかご存知でしょうか。本来は相撲の決まり手の種類でしたが、江戸の頃からセックス時の体位バリエーションという...
内藤みか 2019-09-09 06:00 エロコク
連載史上最もハードな1本 挿入すると雷に打たれたような衝撃
 今回は、当連載が始まって以来、最もハードな1本を紹介します。「マイスティム ティックリング トルーマン」は黒々としたボ...
桃子 2019-11-12 04:44 エロコク
ひろしのネオ☆プロ彼女たちによる華麗なる世代交代とは?
 わたしとひろしの48歳差の激しすぎる恋――男は何歳まで男なのか、81歳との恋愛模様とはいかなるものなのか。ホットな...
その女と出張へ…ケイタイに登録されていた私の生理周期
 その女、「G」に出会ったとき、私は30代で、フリーランスの仕事をしていました。彼女は40代後半。私に仕事を依頼した会社...