【難解女ことば】「御御御付」はなんて読む? ヒントは日本食

コクハク編集部
更新日:2024-06-30 06:00
投稿日:2024-06-30 06:00
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地名などをピックアップ。
 毎日頑張るあなたがちょっぴり得した気分になれますように…。

【今回の女ことば】御御御付

「御御御付」を積極的に取ると、お肌にもいい。カレーに合わせるか論争になったこともあります。

 さて読めますか?

【カレー専用のワインがあるの?⇒】夏だカレーだ!1本800円「カレー専用の赤ワイン」をお供に…


正解は――。







【答え】「おみおつけ」

 正解は、おみおつけです。

 味噌汁の丁寧語。「御付け(おつけ)」は女房詞(※)で、飯に並べて付けるところから「汁物」を指しているそうです。

「御御(おみ)」は丁寧をあらわす接頭語。味噌の意味の「御味」が変化してついたことばともいわれています。

 食品メーカーのマルコメが20~40代の女性を対象に調査したところ、味噌汁を飲むと皮膚の角層にセラミドの増加がみられ、肌の保湿状態が良くなり、キメが整うことが分かったそうです。

 特に糀(こうじ)の割合が高い味噌を使うと、しみ、頬のメラニン量の減少が認められ、しみやくすみが改善するとか。


(※)女房詞…にょうぼうことばと読む。室町時代ごろから宮中の女房たちが使いはじめた詞

味噌汁とカレーの相性は98点♡

 同社による味覚センサーの検証では、味噌汁はカレーとの相性度が98点(!)だとも判明。これ、水やラッシーよりも高い点数でした。

 高得点の理由は、カレーのうま味と味噌汁の塩味が相乗効果で互いのおいしさを引き出すからで、カレーには味噌汁がオススメといいます。

 お肌に悩みがある人も、暑さで食欲が湧かない人も、御御御付を一杯いかがですか。合わせて「御浸(おひたし)」もつけたらもっといいかも。

出典元:「クイズで攻略する 難読漢字」、「日本語 語源辞典(第2版)」

(日刊現代校閲/タダ美)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


ほっこり読み切り漫画/第60回「はじめましてウシオです」
【連載第60回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、突然「コクハク」に登場! 「しっぽ...
元チャゲアス・ASKAはナゾの投稿…身近な人が陰謀論を唱え始めたら?
 ミュージシャンのASKA(65)がSNSで最近、意味深な投稿を続けている。10月24日にはX(旧ツイッター)を更新し、...
見ず知らずの人に電車代を貸せる? 一生大切にしたい人が分かった話
 みなさんは人を信用しやすい方ですか? それとも疑い深い方ですか?  私はどちらかといえば後者で、人を簡単には信用で...
切り取られた街を見上げる 「もっと見たい」は人間の性かな
 ふと見上げたら、切り取られた街が隙間からのぞいていた。  これもチラリズムなのか。全体を見せられるよりも刺激され...
海外駐在妻の驚愕実態!閉鎖的な女のドロドロ、とかくママ友が面倒くさい
 海外駐在ママというと、どこか華やかで羨ましいイメージがありますよね。でも、中には、現地でのママ友との面倒くさい関係に疲...
パワハラ認定は回避を…叱り上手な人が実践するコツ5つ&間違った叱り方
 人を叱るというのは、意外と難しいものですよね。部下や後輩が失敗した時「ビシッと言ってやろう」と思いながらも、パワハラだ...
「俺を撮ってくれよ」な“たまたま”様、地を這うカメラマン冥利です
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
球根いつ仕込む?「秋」の今でしょ!植えっぱなしにオススメの花は7種類
 猫店長「さぶ」率いる我がお花屋は、神奈川の真ん中の片田舎で商売をさせていただいておりますが、今年も悩ましい秋でございま...
とことん落ちないと浮上できない 放っておいてあげる優しさ
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
「花屋前にいる」「どこ?どこにでもいる顔だから」実は傷つきLINE3選
 誰かの何気ない一言に深く心が傷ついた経験は誰しもあるはず。  相手の性格にもよりますが、ほとんどは相手に悪気がな...
お疲れ様はNG、お元気様はOKのナゼ…職場のうざいローカルルール5選
 社会一般ではない通じない「職場独特のローカルルール」が存在する会社って多いですよね。入社したての社員からすれば、ドン引...
青空に踏切の音が映える 季節は秋でも絶対に手放せないもの
 ここ数年ですっかり浸透したものに男性の日傘がある。 「男が日傘なんて」という謎の気負いも、死を覚悟する日差しには...
たまたまもゴロンと全開!幸せそうなにゃんたま様に昭和CMを思ふ
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
中年のババア、もとい「中年女性」になった私たちへ
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
「聞いてよ!」「で、結論は?」せっかち君のLINEはタイパ重視ですって
 世の中には、1秒でも時間を節約したい「超せっかちな人」が存在します。なぜ生き急いでいるのかはわかりませんが、とにかく少...
#1 芸能界に執着する35歳女の密かな楽しみ。裏アカで吐き出す腹黒い本音
「いらっしゃい、シゲさん今日は早いんだね」  阿佐ヶ谷駅の北口の飲み屋街・スターロードにひっそりたたずむ小さなスナ...