更新日:2024-08-04 06:00
投稿日:2024-08-04 06:00
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地名などをピックアップ。
 毎日頑張るあなたがちょっぴり得した気分になれますように…。

【今回の女ことば】花魁

 時代小説などでおなじみの言葉かもしれませんね。

 さて何と読むでしょうか?

【読まれています】【難解女ことば】「湯湯婆」パソコンで変換できないかも…なんて読む?

 正解は――。








【答え】おいらん

 正解は、「おいらん」です。

 由来:妹分の女郎や禿などが姉女郎をさして「おいら(己等)」といって呼んだことから

 意味:江戸・吉原の遊郭で、姉女郎の称。転じて一般に、上位の遊女の称

 怖い話好きな人には山梨県甲府市にある「おいらん淵」が有名ではないでしょうか。戦国時代、武田家の“隠し金山”が閉山されるにあたり、金山の情報が盛れることを危惧し、金山労働者の夜のお相手だった遊女たちも口封じのために淵に沈め、虐殺した場所だともいわれています。

 花好きな方には「花魁草」がよく知られているかもしれませんね。分類学上の和名は、クサキョウチクトウ(草夾竹桃)ですが、花の香りが花魁がつける白粉に似ていることから、この名で呼ばれているとか。

 現在では、学名の英語読みであるフロックス・パニキュラータ(Phlox paniculata)、または宿根フロックスとも呼ばれているそうです。

 北海道網走市にある「あばしりフロックス公園」では、10ヘクタールの園地に約15万株の花魁草が咲き誇ります。一番の見頃はちょうどこれからとなり、9月初旬まで楽しめるそうです。網走湖や女満別方面の平野が一望できる展望ポイントもあり、花と眺望を一緒に愛でる“天空の公園”として人気が。

 網走の8月の平均最高気温は23.3度、平均最低気温16.6度(網走市観光協会HPから)だから、暑さのなか化粧崩れと闘う日々から逃げて、今すぐ行きたいです!

 出典元:「広辞苑」(第7版)、「角川日本地名大辞典 19 山梨県」

(日刊現代校閲/タダ美)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


まるで御神体のよう! 美しく雄々しい“たまたま”に幸せを祈ります…
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
どれくらい実践してますか? 家でできる環境にいいこと「7つの習慣」
 子供たちに限りある資源を残すためには、私たちの日々の努力が欠かせません。今回は、みんなが普段心がけている環境にいいこと...
胡蝶蘭はお祝い専用? 寺の住職から聞いた「お悔やみ花」としての需要
「つかぬことをお伺いしますが……」  猫店長「さぶ」率いる愛すべき我が花屋には、お客様から毎日のように“ちょっと困...
台無しなんですけど!家族旅行なのに「夫のイライラ言動」と4つの予防策
 世の女性の中には、せっかくの家族旅行中、「夫のイライラする言動」によって、楽しい雰囲気が台無しになってしまうケースも…...
“頑張り屋のメンヘラ”が「セルフラブ」という人生の処方箋を知りました
「セルフラブ」という考え方は、確実に私の人生に大きな影響を及ぼしています。  セルフラブについて学び始めた時「世界...
【にわか呑み鉄】電車とビール好きにたまらない「流鉄BEER電車」に参戦
 さる9月2日(土)、千葉県流山市で「電車好き」と「ビール好き」垂涎の1日限りのイベントが開催されました。  通常は入...
かつて入り浸った店も 横丁の思い出も時代と共に変わってゆく
 昼間の細い路地を軽装の観光客が闊歩する。  誰かにとってはノスタルジーでも、また違う誰かにとっては新鮮に映るんだ...
にゃんたま写真の成立には“たまたま”への愛のピントがマスト
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
「才色兼備」は女性だけに使われる不適切表現?
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
ずーっといい子ちゃんとか無理!「笑える悪口LINE」で上手に息抜きを
 友達や同僚から人の悪口を聞かされたらあまり良い気分にならないでしょう。でもそれがユニークな悪口だとしたら、思わずクスッ...
ほっこり読み切り漫画/第57回「隣りの芝生はオーノー」
【連載第57回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、突然「コクハク」に登場! 生きものたち、...
これって良心ですか、マウントですか?「おまいう」説教LINE3選
 説教をされて、いい気分になる人はあまりいませんよね。でも、いつもどこか偉そうで、何かと説教をしてくる人はいるもの。 ...
相棒のぬいぐるみは無理! 大人になっても捨てられないもの6選と対処法
 物や情報に溢れた現代では、断捨離やミニマリストに憧れる人が多いですよね! でも、大人になってもどうしても捨てられないも...
40代で振り返ると納得!いろいろあった人生の転機、思い出してみない?
 人生の転機とは、その時には気がつかず、後になってから「転機だった」と気がつくもの。特に40代を過ぎると、人生の前半を振...
今年はお日様が大きく見える そろそろ落ち着いてくれるかな
 この数年で男性の日傘がすっかり定着したのも納得の暑さ。  日陰に逃げても、どこまでも太陽に追いかけられている気が...
記事読んだらソワソワ♡ 予定がない週末は寝溜めより楽しい6つのことを
 子どもの頃は暇さえあれば遊んでいたのに、大人になると週末は「予定もないし、寝溜めしておくか〜」と何もしない1日を過ごし...