いよいよプロのホストによるサービスがスタート
――段取りが万全ですね。続けてください。
「シズル君がシャワーを浴び、歯磨きを終えた後、私は彼の指示でベッドにうつぶせになったんです。バスローブの下にランジェリーは着けていません。どうせ脱がされちゃうし、下着のラインが肌に残っていたら白けちゃいますものね。
どのようなことをされたいかは、予約の時点で伝えていました。『現実を忘れたい・優しく抱きしめられたい・オイルマッサージからセクシーなサービスをして、思いっきり気持ちよくなりたい』漠然としていますが、確かそんな感じで書いたと思います。
プロのホストなら、どこまで私のリクエストに寄り添ってくれるか、彼を試すようなニュアンスも滲ませたんです。
体がほぐれていく
――部屋、少し暗くしますね。
彼は枕元のタッチパネルを操作し、照明を絞りました。BGMは穏やかなジャズピアノが流れています。
――ええ、お願い。
私は湿った吐息をつきました。彼は黒のトランクス姿でしたが、鏡ごしに見る筋肉質な体がセクシーで…。爽やかな風貌とのギャップにやられちゃった感じ(笑)。やや暗くなっても、筋肉の盛り上がりはバッチリ拝めます。
――奈緒子さん…どの辺りが凝っていますか?
その声で、私の鼓動はさらに高鳴りました。
――肩や背中が凝っているかしら…。
――バスローブ…上のほうだけ、脱がせますね。
彼は優しく私の腕を取り、バスローブを腕から取り去っていったんです。
――きれいな背中ですね…シルクみたいだ。
――ふふ、リップサービスでも嬉しい。
――僕は、嘘は言いません。オイルはリラックス効果のあるラベンダーと緊張をほぐすゼラニウムを配合しました。始めますね。
彼はオイルを手のひらで温めると、肩からゆっくりと背骨に沿って手をすべらせてきたんです。
――いい香り…ああ、気持ちいい…。
絶妙な力加減と温かな手の感触に、思わず声が漏れてしまって…。凝り固まった筋肉が揉みこまれるたび、体がほぐれていくのが分かりました。
――力加減は大丈夫ですか? 痛かったら言ってくださいね。
――ええ…上手よ。気持ちいい。
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