サレ妻“夫婦円満”偽装のリベンジ不倫を実行!手始めは出張ホストと… #2

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2024-08-23 12:51
投稿日:2024-08-16 06:00

これまでのあらすじ

 資産家に嫁いだ奈緒子さん(仮名・39歳主婦/子供なし)は、「サレ妻歴2年」の美貌のセレブ妻だ。

 表向きは良好な夫婦を装っているが、夫の郁夫さん(仮名・46歳/子供なし)が、銀座のホステスと浮気している事実が発覚。相手は23歳の真由子というホステスだ。

 普段は最低限の生活費しかくれないケチな夫だが、スマホを盗み見た際に、ホステスのバースデーでは、合計150万円ものシャンパンを入れると約束していることに憤慨した。

 しかし、資産家に嫁いだだけに、もめ事は起こしたくない。

(郁夫さんが23歳のホステスに心酔しているなら、私も自分勝手にやらせてもらうわ)

 この日から、奈緒子さんのリベンジ不倫計画が始まった。もちろん、慰謝料をとられるようなヘマをせず、何よりも『夫婦円満』を装って。

 気になる続きの前に、第1話はコチラからお読みいただけます。

浮気相手にプロのホストを選んだワケ

――夫の浮気に目をつむり、ご自身もリベンジ不倫を計画した。その後をお聞かせください。

「あくまでも『夫婦円満』のリベンジ不倫ですから、私もフェアで行こうと思いました。夫の浮気相手がプロのホステスなら、私もプロのホストにしようと決めたんです。ただ、ホストクラブは高額ですから、今、流行っている出張ホストにしました。

 実は知人女性の中に出張ホストの常連がいて、彼女曰く『お姫様のように扱ってくれて、ベッドではテクニシャン。翌日は肌がツヤツヤになるわ』と絶賛していたんです。

 オイルマッサージから始まって、手指や舌、アダルトグッズで気持ちよくしてくれる極上のサービス。本番こそありませんが、浮気のスタートにはいいかなと思って(笑)。

 男性の温もりに飢えていましたし、だからといって素人男性を相手にすると後々やっかいなことになるとも聞いていたので…。で、知人が利用していた出張ホスト『P』を利用することにしました。

 HPを見ると、若い男性の顔写真がずらりと並んでいて…。爽やか系、スポーツマン系、王子様系、クール系、ワイルド系…様々なホストがいましたね。どうせなら、ナンバーワンのホストに相手をしてもらおうとクリックしたら、なんと2カ月待ち。そこで、ナンバー2の男性を指名しました。

 涼しげな瞳が印象的な爽やか系の長身のイケメンで、シズル君(28歳)という名のホストです。当時の私が33歳でしたから、5つ下になりますね。

 料金は3時間で3万5000円。ホテル代は別ですが、合計4万円台で極上のひと時が過ごせるうえ、夫にもスイートリベンジできるのですから、自分としては安いものです。で、さっそく予約を入れたんです」

蒼井凜花
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官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
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