いい香りから紅葉まで♡ お花屋さん太鼓判!「秋を感じる花」5選

コクハク編集部
更新日:2024-10-03 06:00
投稿日:2024-10-03 06:00
 10月に入り、涼しい風が感じられる日が増えてきました。秋と言えばまず紅葉が思い浮かびますが、気持ちのいい気温は植物にとっても過ごしやすいようで、色とりどりの花々が楽しめる季節でもあります。
 お花に関する豆知識たっぷりの連載「笑う花には福来たる」から、秋のお花5選をご紹介します。

お花屋さんおすすめ“秋の花”5選をご紹介!

1. 甘く懐かしい香りの金木犀(きんもくせい)

 甘いけれど、甘すぎない、女性でも男性でもイケるいい香り。オレンジ色の可愛らしい小さな花が枝に密集して咲く金木犀は、秋の香りのド定番。昭和世代にとってはノスタルジックなイメージもありますよね。

 昨年はちょっとした“金木犀ブーム”だったようで、ハイブランドの香水や高級サロンで使用されるボディ・ヘアケア製品、アロマオイルや手頃な価格帯の入浴剤や洗剤など、さまざまな場所で金木犀のアイテムを見かけました。

 そんな金木犀、実はアンチエイジングの効果もあるんだとか! 心をリラックスさせ、安眠を誘い、体内において抗酸化作用が期待できるそうです。

【読まれています】金木犀の香りが空前のブーム!甘く懐かしくアンチエイジングに運気UPも

2. 秋の野花の代表格、ワレモコウ

 バラ科で秋の野花の代表格のワレモコウ。あまり聞きなれない名前ですが、日本の秋の野山には欠かせないお花で、実は「源氏物語」にも登場しています。

 北半球に広く生息し、日本では北海道から九州までほぼ日本全土に分布し、日当たりの良い山野や川辺に秋の風に揺られて咲いています。

 可愛らしい暗紅色の花穂がユ~ラユ~ラと揺れて、気持ちのいい秋を感じさせてくれます。

3. 秋彼岸が近づくと紅に咲く「彼岸花」

 燃える炎のような色の彼岸花。懐かしいような、怖いような…。日本人にとっては特別な意味を持つお花です。

 お彼岸の時期に咲くことから花言葉も「蘇る思い出」「転生」「再会」「情熱」など、なんだかちょっぴり「あの世」を意識したみたいな花言葉を持っています。

 そんな彼岸花ですが、実は「リコリス」という名前でお花屋さんでも普通に買うことができます。赤のイメージが強いですが、淡いピンク色や優しい黄色、白などの色もあってバリエーション豊かなんです。

4. 一輪挿しで楽しみたい「ミヤマリンドウ」

 夏は暑すぎて花を飾る気にもなれませんが、気持ちのいい季節がやってくると、お部屋を整えようという気にもなってくるもの。一輪挿しはお部屋の雰囲気をガラリと華やかにしてくれます。

 秋が深まると登場する「ミヤマリンドウ」は陽の光を感じると花開くお花。花言葉は「正義」で、凛とした花姿そのものが「私は正しい!」と物語っているようです。秋の一輪挿しにぴったりです。

5. もっこりした形が不思議な「コキア」

 秋のお花…ではないですが、秋の植物としてぜひこちらも入れさせてください! 秋になると真っ赤な紅葉が美しいコキアは繊細な茎葉がみっちり&もっこり生い茂り、可愛らしい一年草の植物です。

 毎年、10月の終わりあたりからニュースに登場する「国営ひたち海浜公園」の広大なコキア畑の映像をみたことがある人もいるのではないでしょうか?

 意外と丈夫で自宅でも育てられるので、ほったらかし園芸に向いています。こんな不思議かわいい存在が家で待っていると思ったら、おうちに帰るのが楽しみになるかも!

  ◇  ◇  ◇

 気になるお花はありましたか? お花の詳しい紹介は、こちらでもご覧いただけます♪

(※2023年10月、2022年9月、2019年9月、2024年9月、2022年10月の初出をもとに、編集部で記事を再構成)

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

ライフスタイル 新着一覧


異次元の入り口かにゃ? 興味津々の“たまたま”をロックオン
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
「すっぴん」と“シミ撃退”韓国旅行の話
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
春巻ではなくハルマキ?自炊疲れでも10分&大さじ4の揚げ焼きで“天国”へ
 餃子サンや焼売サンに比べて、どことなくハードルの高さを感じるのが、春巻サマです。  餡作りからしておっくう。だか...
「写ルンです」が流行る若者のレトロブームは、何を写しているのか
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(63)。多忙な現役時代を経て、56歳...
喪中はがきが届いたら? 寒中見舞い等で相手に心を伝えるためのマナー集
 年末が近づいてくる頃、突然「喪中はがき」が届いて慌ててしまった人もいるはず。  特に、日本の季節やイベントにまつわる...
「股間を狙え」夜道の一人歩き対策で元ヤンバレ!過去のやんちゃがポロリ
 若い頃にヤンキーだった人も、大人になればだんだんと落ち着いてくるものですよね。  社会に出ると、若気の至りだった...
#1 10代で絶頂期の30歳元アイドル、まだ終わらないと信じる女の日常
 JR立川駅から徒歩で20分ほど。立飛のららぽーとからも、モノレールの駅からも、微妙に遠い住宅街の狭小住宅が麻美の現在地...
#2 専業主婦がライブ配信にハマるわけ「誰かが私の才能を見出して…」
【#1のあらすじ】  かつて2流アイドルグループの中堅メンバーだった麻美は、現在立川で専業主婦として平凡な毎日を送...
#3 立川の夫と恵比寿の彼、女の幸せはどちらに?元アイドルが選んだ道は
【#1、#2のあらすじ】  かつて2流アイドルグループの中堅メンバーだった麻美は、現在立川で専業主婦として平凡な毎...
40女開運が気になるお年頃!金運UP「雑誌付録の財布」どう活用する?
 今回ご紹介する雑誌付録は、人気キャラ「マムアン」のインテリアBOXとフォーチュンアドバイザー・イヴルルド遙華さん監修の...
何が起こった? 街にあふれる人に少し違和感を抱いて
 いつも、穏やかな参道にただようちょっと物々しい雰囲気。  何があったかは分からないけど、思わずカメラを構えた。 ...
親ガチャにハズレた! 5つの苦い思い出とそこから一歩を踏み出す方法
 生まれる時、私たちは親を選べません。どんな親のもとに生まれるかは、ガチャガチャのごとく運次第。  大人になるにつれ「...
寂しがる親との距離感、よい解決策は?大人になるほど複雑に
 みなさんは、親との距離感って考えながら付き合っていますか? ベタベタしすぎず、ドライすぎず、お互いを尊重し合えるのが理...
キッチンに馴染む 無印良品の「真っ白な消火器」買いました
 突然冷え込んで、一気に冬っぽくなってきました。この時期になると我が家の近所では見回りの小さな消防車が「カンカン」と音を...
ニャルソック発動中!カメラバックに夢中な“たまたま”の後姿
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
花にも高温の後遺症!パンジービオラ「茎がビローン」をバッサリde解消
 いきなりの寒さです。猫店長「さぶ」率いる我が愛すべきお花屋は、まぁまぁ暖地の神奈川にございますが、ここにきて例年通りの...