“アレの元気”がない彼氏はEDかも?【薬剤師監修】二人でできる“勃起スコア”チェック&EDの改善方法

コクハク編集部
更新日:2024-10-04 06:00
投稿日:2024-10-04 06:00

2. 彼はED? 二人でできるセルフチェック

「なるほど。彼はEDなのかも」

「そうね、病院に行く前に二人でできるセルフチェックがあるからやってみたらどうかしら?」

「セルフチェックって、何をしたらいいんですか?」

 真剣な夏希さんの様子を見て、えりのボスは夏希さんにセルフチェックのやり方を教えてあげることにしました。

「セルフチェックには、一般的に国際勃起機能スコア(IIEF)という質問票が使われているのよ。興味があるなら、やってみるといいわ」

「わかりました。彼と一緒にやってみます!」

「少しでも可能性があったら、ちゃんと病院に行くのよ。きちんと治療すれば、治るから。あきらめないで。

 次にEDになったかもしれない場合に何をしたらいいのか説明するわね」

「はい、よろしくお願いします!」

3. EDになった場合の対策

 セルフチェックをやってみて、EDの可能性が高いとなったら次に何をしたらいいのでしょうか。

 自分ひとりで治したという人もいるようですが、まずは、パートナーの状態がEDなのかどうか、何が原因なのかきちんと病院で調べてもらいましょう。

 EDの原因がわかったら、治療方法に取り組むことができるようになります。

3-1. 泌尿器科の受診

 まずは、きちんと診断してもらうことが大切です。病院では泌尿器科を受診してください。原因がわかれば、治療薬が処方されます。早ければその日のうちに処方してくれる病院もあるので、事前に調べておきましょう。

 恥ずかしくてちょっと病院には行きたくないという場合には、オンライン診療がおすすめです。インターネットを介して医師に診てもらいましょう。薬は郵送してもらえるので、誰とも顔を合わせる必要がありません。

3-2. パートナーとの話し合い

 もし彼がEDだとわかったら、まずはそのことを受け入れましょう。EDを治すには、パートナーの協力が必要不可欠です。EDを治すには何をしたらいいのか、自分には何ができるのか、しっかりパートナーと話し合うことが大切です。

 EDの治療に必要なことは、お互いを責めないこと。そして、薬だけでなく、生活習慣の見直しや運動など、刺激が得られるようにいろいろトライしてみましょう。

 勃起はとてもデリケートな問題です。リラックスできる状態を作り出せるよう、パートナーとしっかり話し合い、治療に向けて協力していきましょう。

3-3. 食事の見直し

 EDの治療には生活習慣の見直しも大切です。生活習慣のなかでも、とくに食生活の改善は効果があるといわれています。

 器質性EDが原因である場合、そのもととなる病気の多くは生活習慣病によるものです。乱れた食生活や、偏った食事内容などが原因で血流が悪くなってしまい、うまく勃起できないということもあります。

 生活習慣病は、EDだけでなく重大な疾患を招く可能性もあるため、毎日の食事をしっかり見直し、改善していくように気を付けましょう。

3-4. 筋トレ

 EDの原因である生活習慣やストレスは、運動をすることによって改善あるいは治療できることが、多くの研究からわかっています。

 生活習慣病の原因ともなる運動不足は、肥満や血流が悪くなる原因になります。日頃の運動不足を解消するためにもウォーキングやスクワットなど、手軽にできる運動から始めてみましょう。

 とくに、下半身の筋トレはEDに効果があるといわれています。毎日しっかりと継続してみてください。

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

ビューティー 新着一覧


“無意識”だからタチが悪い…服が「生乾き臭い」人を傷つけない伝え方
 セクハラやパワハラなど、いろいろなハラスメントがある中で、本人に指摘しにくいのが臭いによる「スメハラ(スメルハラスメン...
電気代にビクビク ひんやりボディケア3品で節約&酷暑を乗り切ろう♪
 気分爽快&リフレッシュして、暑い夏を乗り切りましょう!  今年の夏は電気代が気になるところ。  クーラー...
更年期指数チェック(SIM)とは? 病院に行く前に自己診断できます
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
足元は遠慮なし!40代のペディキュアは“ひと癖”あるカラーとデザインで
 夏といえば、プールや温泉など足元を露出する機会が増えますよね! サンダルを履いた時に、汚い爪が見えてしまう失態は避けた...
2023-07-20 06:00 ビューティー
髪の毛、ボサボサ以上にチリチリの“急変”に悲しみ!主な原因と対処法
 毎日ケアしていたはずなのに「髪の毛がチリチリになってきた」とショックを受けている人もいるでしょう。髪質が悪化すると、気...
あれ?肩が上がらない…四十肩にならないための予防法3つ&おすすめ食材
 40代を過ぎると、健康上のトラブルが目立ってきますよね。特に、40代で悩む人が多いのが「四十肩」。痛みが走り、日常生活...
白い服着て「下着が丸見え」の大汗事態はイヤ!透け防止のコツ3つ
 白い服は、シンプルで幅広い着こなしができるため、誰もが一枚は持っている定番カラーですよね。でも街中を歩いていると、白い...
更年期からはじめる「VIO脱毛」サロン・病院の違い、回数、費用など解説
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
顔の印象9割アプデが叶う!? 40代向けのナチュラル眉毛で意識すべきこと
 顔の印象の9割を決めるといわれる超重要パーツが、眉毛。しかもトシを重ねれば重ねるほど、眉毛一つで老け見えしたり若見えし...
スカート丈って大事! 40代のやり過ぎ・頑張り過ぎなおしゃれにご用心
 おしゃれをしようとすると、ついついやり過ぎてしまう40代。頑張り過ぎて「痛いオバさん」なんて思われたくはないですよね。...
動画見たらやってみる? 40代でも-5歳若見え「詐欺メイク」のやり方
 YouTubeやTikTokなどでは、メイクに関する動画がとても人気ですよね。なかでも驚くのが、「詐欺メイク」です。メ...
40代こそナチュラルアイメイク!悩み解消&若い頃からの手癖を直す好機
 メイクに迷いが生じる40代。若い頃からの手癖メイクや若い子の間で流行っているメイクの真似だと、なんだか違和感があります...
おしゃれor気持ち悪い?女性が考えるメンズメイクの許容範囲
 人気の韓国男性アイドルは、メンズメイクをするのが定番です。そして今や、メンズメイクは一般の男性にも普及しはじめています...
ついに睡眠の悩みが襲ってきた!朝スッキリ起きるための改善法と漢方薬
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
40代、白髪染めの頻度はどのくらい?痛みにくい&簡単なごまかし方は
 40代になると悩む人が増えるのが「白髪」です。多くの人は、白髪染めでカバーしていると思いますが、すぐに生えてしまうため...
数量限定、急げ!コスメキッチン「サマートライアルバッグ」は断然買い
 コスメキッチンのセット「サマートライアルバッグ」がお得すぎました。  コスメキッチンのロングセラー商品からヒット...