“レス夫は同居人”と割り切る40代主婦の告白「まさか女性に惹かれるなんて…」#1

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2024-11-15 06:00
投稿日:2024-11-15 06:00

主婦同士の他愛ない話から…

 弥生さんは週イチのレッスンが毎回楽しみだったそうだ。そんな2人の関係が変わったのは、2カ月ほど経った頃。

「ある日、近所のカフェで40代の女友達とお茶をしていたんです。主婦同士の他愛ない話ですが、家庭のことや夫への不満とか恋バナなどでしょうか。

 4歳上の夫とはずっとレスでしたが、その女友達は違いました。なんと、『息子のパパ友と婚外恋愛している』とカミングアウトされてしまって…。驚きつつも興味津々で聞き入ってしまったんです。

 彼女のノロケ話の流れで『弥生さんはどうなの? ご主人とうまくいってる?』と聞かれてしまって…」

 唐突な質問に、弥生さんは思わず「うちはとっくにレス。同居人って感じ」と正直に告げたそうだ。すると、女友達は目を丸くしたという。

真っ先に思い浮かんだのは

「開口一番、『もったいない! まだまだ若くてキレイなんだから、もっと恋愛しなくちゃダメよ。私が不倫に走った原因は夫とのレスなのよ!』と言われてしまって…。

 あげく『四十路を超えた私が不倫してるんだから、弥生さんももっと楽しんでほしいわ』と、なかばお説教です(笑)」

 弥生さんは続ける。

「そして『今、気になってる人はいないの?』と聞かれたんです。真っ先に思い浮かんだのが美和子先生でした。圧倒的な美しさに加えてキレのあるダンスで魅了する細身の体を思い浮かべてしまって…。

 気付かぬうちに、胸奥が熱くなりました。もしかして私、同性が好きなの…?と、味わったことのない胸苦しさに戸惑ってしまって…以来、美和子先生を恋愛の対象に見るようになってしまいました」

蒼井凜花
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官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
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