大病を看病した妻を裏切った「オフホワイト不倫」
これまでの報道から、宮迫さんについての3本柱を振り返ってみましょう。宮迫さんは2012年11月、人間ドックでスキルス胃がんが見つかっています。
一般論として、長年連れ添った夫婦のいずれかに大病が見つかると、恋心が失われていたとしても、その人の存在の大切さを再認識。情が深くなって、相手に寄り添う気持ちが改めて芽生えることがあります。宮迫さんに降りかかったスキルス胃がんといえば、胃がんの中でも悪性度の高いタイプといわれます。結婚されている奥さまは、心底心配されたに違いありません。
それから5年後の2017年、「週刊文春」に浮気疑惑を報じられました。記事によれば、同じホテルで日を変えて2人の女性と“密会”していたといいます。文春の記者に「真っ白か?」と直撃されると、「えー、オフホワイトです」と答えたことから、「オフホワイト不倫」が当時話題になりました。
この病気と浮気を結ぶ点と線が、女性の気持ちを揺さぶります。ここからは推測ですが、「オフホワイト」は世間からすれば浮気を認めたも同然で、おちゃらけた感覚が妻の反感を買います。しかも妻には、夫の大病を看病したときの心労があるでしょう。そんな心労があると、妻の悔しさや憎しみが往々にして倍増しますから、このタイミングで宮迫さんの奥さまの怒りが倍増したとしても不思議ありません。
そんな流れで迎えたのが、今回の闇営業を巡る問題です。特殊詐欺グループのパーティーに呼ばれて金銭を受け取っていたことをウソで隠したことで、一時は解雇処分に。その後、社長会見で解雇処分は撤回されましたが、開店休業状態であることに変わりありません。
ここからがポイントです。宮迫さんには、お子さんがいるそうです。概して子供がいて、夫が高収入だと、妻は離婚を避ける傾向があります。
清原和博さんと別れた亜希さんのケース
たとえば、清原和博さんと結婚したモデルの亜希さん(50)は2人のお子さんに恵まれながらも、以前から夫婦関係は冷え切っていたといい、離婚が成立したのは、覚せい剤事件が発覚した2014年でした。00年の結婚後も“夜の帝王”ぶりが次々と報じられていましたが、すぐには離婚していません。
もちろん、覚せい剤事件のお子さんへの影響は無視できませんが、逮捕による収入の断絶が、亜希さんが離婚に踏み切った要因の一つといえるでしょう。
つまり、失業や経済的な破綻は、女性が男性を見限る最大のキッカケということです。男性の浮気は、決して嬉しいものではないし、許せないでしょうが、1回や2回の浮気で、女性が男性を捨てることはまずありません。いま離婚したいと思っても、すぐ決定できるものではないのです。
浮気や借金などのトラブルが積み重なり、あるところでコップからあふれるようになったときがその臨界点。宮迫さんには“臨界点”が迫っているように感じられるのです。
夫に尊敬や情を持たない妻は、夫の収入が途絶えそうになった段階で、離婚を考えます。離婚の確率はグンと上がるのです。
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