性格か? 価値観か? 離婚しないための最適な相手の見つけ方

しめサバ子 マルチポテンシャライトライター
更新日:2019-08-11 06:00
投稿日:2019-08-11 06:00

 離婚理由としておなじみの「性格の不一致」「価値観の違い」

 これらは似ているようでいて実は全く異なるものです。「結婚相手に大事なのは中身だよね」と言いつつも、“中身って何?”ということがよくわかっていないケースは多々あります。

「中身」という言葉を紐解いていくと、大きくはこの「性格」と「価値観」に分類されるのですが、この2つのワードは似たようなニュアンスを持ちながらも、それぞれ相手との関係性の中で役割が違っているのです。

 この2つの違いを理解すれば、あなたにとって理想の結婚相手を選ぶ際の指針にもなると思いますので、その違いを解説したいと思います。

「性格」と「価値観」の違いとは?

 まずは「性格」と「価値観」とは何かについてご説明しましょう。

 2人の関係性において、性格と価値観が合うとはどういうことでしょうか?

 性格の一致  = 一緒の楽しい時間を過ごすことができるかどうか


 価値観の一致 = 一緒にいてお互いに不幸にならないかどうか

 性格の一致とは、例えば笑いのツボが近く同じタイミングで笑えたり、時間を共有した時に自然体でいられたり、日常のふとした瞬間にキュンとできたり。一致といっても同じ性格をしている必要はなく、性格の相性が良いことを一致ということができるでしょう。

 一方、価値観の一致とは、人生や考え方、金銭感覚といったものです。仮に一致していなくても、毎日を過ごすだけでは実はあまり問題ありません。しかし、長期的に「家族」という集団を運用していく時に、お互いのずれが生じ、対立が起こりやすくなったり、片方が相手に対して不満を持ちやすくなったりするのです。

 若い時の恋愛は、価値観が問題になることはあまりなく、なんとなくフィーリングが合えば楽しくいられるもの。でも、大人になって色々な制約が出てくると、価値観の部分も合っていないと一緒にいることが難しくなってきますよね?

結婚における価値観で重要なものは何?

 結婚生活を不幸にするさまざまな出来事を「問題」とし、それが起こった場合、その解決を図るためにはお互いの「価値観」の相性が良い必要があります。

 しかし、価値観の相性が合うかどうかは、なかなか判別がつきにくいですよね? そうした中で、まず見るべきポイントは何なのでしょうか?

 それは「互いの違いを受け入れることができるかどうか」です。

 価値観の中には、「自分と違う他者への許容度」という観点があります。許容度が高い人は、例えば自分と相手の考え方が違っていたとしても、何が違うのか、違う中でどうしたら互いにとって良い関わり方ができるのか、という視点で考えていくことができるんです。

 これは、「思いやり」とか「やさしさ」という性格的な要素ではなく、実は価値観として持っているかどうか、というものなんですよね。

 一方、許容度が低い人は「自分が正しい、相手が間違っている」というところから思考が離れないため、何を言われても自分は理不尽に攻撃されていると感じたり、相手のことを非難したりする傾向にあります。

 言い換えれば、「価値観の違いがあっても、お互いを尊重できる価値観」こそ、一番パートナーに求めるべき価値観なのです。

まとめ

「性格」と「価値観」の違い、お分かりいただけましたか?

 新しい異性との出会いがあった時に、性格と価値観という2つの軸を意識しながら相手を見ていると、今まで見えてなかったものもきっと見えてくるはず。

 好きになる理由を「フィーリング」の一言で片付けてしまっては、後になってさまざまな落とし穴にハマりがちになってしまいますよ。

しめサバ子
記事一覧
マルチポテンシャライトライター
主に恋愛・性に絡むネタを執筆。ライター業以外にも法務や税務、イベント企画、プログラミング、起業、ひいては寿司を握るなど、興味を持ったことに手当たり次第に挑む。休日はシメサバ作りをこよなく愛する。
X

ラブ 新着一覧


年下彼氏からアラフォー女性がコクられても即別れを告げられる理由…鬼門はアナタの「誕生日」にアリ
 やっとできた年下の彼。けれどその幸せもつかの間、1カ月もたたないうちに彼から別れを告げられてしまう年上女性が続出してい...
内藤みか 2025-02-27 06:00 ラブ
お泊りデートの失敗談7選。ワキ処理忘れの惨劇、冷たい賢者タイム、謎のはい!はい!掛け声コール…
 大好きな彼とのはじめてのお泊まりデート。肝心なところで「やらかしちゃった!」と真っ青になったり、愛を確かめ合っている中...
恋バナ調査隊 2025-02-27 06:00 ラブ
友人の彼氏のED告白を聞いて思うのは、「正直、いいな」。
 踊り子として全国各地の舞台に立つ新井見枝香さんの“こじらせ”エッセーです。いつでも、いついつまでも何かしら悩みは尽きな...
新井見枝香 2025-02-27 06:00 ラブ
「好きだけど、もう疲れた」恋愛でも燃え尽き症候群にご用心! なりやすい人の特徴と解決法
 それまで熱心だった人が急に意欲をなくしてしまう「燃え尽き症候群」は、恋愛でも起こるといいます。恋愛で燃え尽き症候群にな...
恋バナ調査隊 2025-02-26 06:00 ラブ
離婚しないけど一緒に過ごすのも嫌だ…そんな夫婦が選ぶ「家庭内別居」の原因・実態は?
「離婚はしないけど一緒に過ごすのも嫌だ」と、家庭内別居を選択すしている夫婦は少なくありません。でもなぜそうなったのか、気...
恋バナ調査隊 2025-02-25 06:00 ラブ
前科発覚! 好きな人が過去に浮気していたら…許せる派? 許せない派?
 今アプローチしている相手や、狙っている好きな人。その人が過去のお付き合いで浮気の前科があったら、あなたは許せる派? そ...
恋バナ調査隊 2025-02-24 06:00 ラブ
「結婚するわけがない。観察対象としては面白い」美意識ゼロな恋人に冷めた目を向ける50歳男性
「冷酷と激情のあいだvol.234〜女性編〜」では、シングルマザーとして子育てと仕事を両立させる洋子さん(47歳・仮名)...
並木まき 2025-02-22 06:00 ラブ
「男性にモテるために、わざとプチプラ服を選んでいます」床上手を自負する47歳女性の再婚計画
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2025-02-22 06:00 ラブ
井桁弘恵は男友達と2人で旅行もオッケー。「男女の友情」がガチで成立する条件とは?
《恋愛のことも仕事のことも話せるのが男友達》――。モデルで女優の井桁弘恵(28)が、18日放送の日本テレビ系「踊る!さん...
パラサイト不倫2人目の“標的”はあの女のFB友達…40代婚活セミナー講師がもくろむ復讐プラン #2
 悦子さん(48歳婚活セミナー講師/既婚子供アリ)は「リッチな成功者の男性」「承認欲求高めのハイスぺ男性」としか不倫をし...
蒼井凜花 2025-03-03 19:08 ラブ
不倫相手と別れた後の女性心理。既婚女性と未婚女性、立場によっても違う
 不倫していた男性と別れた後、女性はどのような心理になるのでしょうか? 自身が既婚者なのか未婚者なのか、立場によって抱く...
恋バナ調査隊 2025-02-21 06:00 ラブ
Overアラサーが20歳代の年下男性に愛される理由…彼らにとって「収入」は二の次だった
 アラサー以上の女性が年下男性を好む傾向は前からありましたが、最近顕著なのは、20代男性がアラサー以上の年上女性を好むよ...
内藤みか 2025-02-20 06:00 ラブ
「風俗を使ったら、心ごと妻から離れてしまうかもしれない」。セックスレスに耐える30代男たちの悲痛な叫び
 今やネット・メディアを通してそのワードを目にしない日はないというほどに深刻な、日本のセックスレス問題。しかし当事者だと...
久留米あぽろ 2025-02-18 06:00 ラブ
身の毛もよだつ不倫の恐怖体験3話。あり得ないような“まさか”がある…!
 世の中には不倫に興味がある人もいるでしょう。でも、どんな事態になるのか、どんなリスクがあるのか深く考えずに突っ走るのは...
恋バナ調査隊 2025-02-17 06:00 ラブ
LINE見返しちゃうよ…「未練が残る曖昧な別れ」3選。駆け引きしたら負けた? それともすっきり?
 好きな人との別れはどんな形であれつらいですよね。中でも曖昧な別れは未練が残るもの。この世の終わり…などと感じる時間も長...
恋バナ調査隊 2025-02-16 06:00 ラブ
「実家から高い肉が送られてきた」のお誘いは警戒度MAXで! 異性と“2人きり”を回避する賢いお断りLINE3選
 フジテレビや中居正広さんの一件は、いろいろと考えさせられる機会となりました。そのひとつとして「お誘い」があった時です。...
恋バナ調査隊 2025-02-15 06:00 ラブ