A Happy PONKOTSU New Year! ポンコツ商店会初のお正月、2025年はもうポンコツなんて言わせないっ

フィッシュバーン真也子 コラムニスト
更新日:2025-01-16 19:44
投稿日:2025-01-08 06:00
 本コラムは、地元の“幽霊商店会”から「相談がある」と言われ、再始動の先導役を担う会長職を拝命することになったバツイチ女一匹の“ほぼリアタイ”ドタバタルポです。
 商店会は末端社会の縮図。次から次へと巻き起こるトラブルや人間関係は、どこぞの職場や家庭で見たような光景ばかり…。

商店会初の本格的イベント開催を計画するも、やる気のない役員たち

 あけましておめでとうございます。

 新年一本目、タイトルではかなりイキってみましたが、嘘です。きっと今年もまだポンコツ。2025年、ポンコツのままですが、どうぞよろしくお願いいたします。

  ◇  ◇  ◇

 このポンコツ商店会は、駅前の大型&リッチな商店会に挟まれていて、皆さんに商店会名を言っても「え、それどこ?」みたいな反応ばかり。

 なんとか「再起動したよー」感を出すため、商店会会員のスタジオを借りて2度ほどミニ寄席を開催し、来場者には非常に好評だったものの、オフィシャルイベントとは言い難い印象…。

「近隣商店会がイベントやってない時がいいかなと思うんで、3月にちゃんとしたイベントをやりませんか?」と昨年12月に、助さんと角さんへ打診。

「え、やるんですか? 誰が?」と角さん。誰が? って…。

「いや、商店会費をとってるんだから、地域活性のためにはイベントとかやらないと。誰が? って私たちがやるに決まってるじゃないですか?」

「いや、忙しいし大変じゃないですかー」と角さん。

 この人なんでも嫌がる。もー超めんどくさい。


【こちらもどうぞ】「オレ忙しいアピール」って何様よ? 昭和オヤジの怠慢さに怒りの沸点越え

 助さんは「うんうん、まぁやるなら手伝うけど、お金どのくらいかかるのかな?」と、会計なので、とにかくお金が減ることを嫌がる。

「区の助成金が3分の2は捻出できるから、大丈夫ですよ」と私。

「日曜日だと、おれは無理っすよ」とまたも角さん。

 あなたって商店会副会長ですよね? この人、本気でやる気ない。もう声をかけるのも悲しくなってくる…。

今度は、イベント部部長とデザイナーに打診

 肝心な商店会役員どもがやる気なしなので、広告制作会社に勤めるイベント部部長とロゴ制作やブランディングをしてくれたデザイナーに話をすることに。

「3月に子供のためのイベントをやりたいんです」と私。

「いーねいーね、子守り地蔵さんにちなんで、子供イベントはいいよ」とデザイナー。

「子供のためはいいですね、親も来ますしね」とイベント部長。皆さん好感触な上、前向きで素敵!

 そして、イベントの目的、日取り、場所などを決めて…と、前向きな人たちと話すとサクサク話が進む!

「じゃ、とりあえず、これでなんとなく叩き台をつくってみます!」と張り切る私。

「この後、早くイベント委員会を作ってメンバーで打ち合わせしましょう」とデザイナー。

 その日はそれで解散し、あとは後日となった。が、悲しいことにこのお2人、やる気も能力もあるけど、お忙しくて物理的に時間がない…。なかなか打ち合わせするタイミングがない。

 世の中ってうまくいかない。時間のある人は役に立たず、役立つ人は時間がない。助さん角さんとなら、すぐ打ち合わせできるんだけどなー、さくっと床屋の店先でwww

フィッシュバーン真也子
記事一覧
コラムニスト
養生茶カフェ店主。とある都心商店会会長。ちょこっと大家業。

出版社でインテリア誌やファッション誌の編集者として長らく勤務したのち、フリーランスのエディター、インテリアスタイリスト、デコレーターとして活動。現在はメディカルハーブのスペシャリスト、ハーバルプラクティショナーの資格を活かし、養生茶と手作りおやつのカフェ『だんで茶屋』を経営。その他、著述業、不動産賃貸業などを少々営む。

外国人との結婚と離婚、シングルマザーでの子育てなど、タフな経験を栄養にして生きる50代。いい『気』を求めて神社脇に移住。住まいや暮らしを自分流にカスタマイズしながら「空間から得る幸福感」を実践研究している。54歳から建築系大学に再入学、現在大学院にて空間によるコミュニケーションデザインを研究中。

著書に食と旅のエッセイ『笑顔になれる美味しいプロヴァンス』(スタンダードマガジン)、住まいのエッセイ『女ひとり・借金アリ・貯金ゼロからのトーキョー大家さんLIFE』(主婦の友社)

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


子どもの“おねしょ”原因と対策…小阪有花が専門医と対談<下>
 子どもの心スペシャリストの小阪有花です。前回に続き、子どものおねしょの実態や治療法について、夜尿症を専門とする順天堂大...
職場の面倒な「かまってちゃん」女性の特徴&ベストな対処法
 相手のことを考えず、とにかく「かまって!」と、必要以上に距離が近い「かまってちゃん」。友人関係だったら距離を取るという...
子どもの“おねしょ”原因と対策…小阪有花が専門医と対談<上>
 子どもの心スペシャリストの私が先日、おねしょにまつわる記事「5歳過ぎてもオムツがとれない…意外な“おねしょの原因”とは...
ここから始まった…表紙を飾ったプリモフ“にゃんたま”で開運
「にゃんたま写真集」の表紙写真に選ばれた、プリモフにゃんたまω♪  きょうは、「にゃんたま」で開運したお話。 ...
介護施設と病院の違いは? 介護は病院に任せられないんです
 介護士を始めるまで、「虐待をしてしまうくらないなら、病院に入院してもらえばいいのに」と思っていたことがあります。素人か...
がん→子宮全摘まで“カウントダウン1カ月”の記録<恋愛編>
 私は42歳で子宮頸部腺がんステージ1Bを宣告された未婚女性、がんサバイバー1年生です。がん告知はひとりで受けました。誰...
好きな男性が既婚者だった…引き際がジブンの価値を高める
 片思いが始まると、ついつい相手を追いかけてしまいがち。“ああ、まだLINEが返ってこない”“仕事中だから既読が付かない...
お姉にゃんとお庭でコロン 小粒“にゃんたま”は遊びたい盛り
 ニャンタマニアのみなさんこんにちは。きょうのにゃんたまは、まだまだ小粒っ子ω♪  坊やはどこから流れてここにやっ...
ママ友トラブルに巻き込まれた!穏便に済ますための方法は?
 “ママ友”という言葉が、あまり好きじゃない――。そんな人も多いのではないでしょうか。そのくらいママ友にはトラブルがつき...
友人関係も一瞬で壊れる 女同士の熾烈マウンティングLINE3選
 女同士の争いというのは、時として男性同士のそれよりも恐ろしいものです。取っ組み合いのケンカにはならない代わりに、態度や...
観葉植物で福を呼ぶ パキラは成功と発展もたらず“奇跡の木”
 ワタクシのお店の近所には、美味しくて特盛が評判の中華料理屋さんがございます。オーナーは中国人御夫婦……といってもマスタ...
家探しでも最優先…台湾の人がこだわる風水の知識~健康編~
 皆さんは日々の生活の中で「風水」を気にされたことはありますか? 雑誌やテレビの星座占いでは西洋占星術による運勢がわかり...
日本はピル後進国! 「ピル=避妊」の考え方は遅れています
 あなたは、ピルを飲んだことがありますか? きっと「ない」という方が、ほとんどでしょう。それどころか、飲もうという考えす...
草越しのチラリズム…お昼寝明けのねむねむ“にゃんたま”
 見えるか見えないかは…アナタ次第です♪  きょうは、にゃんたまファンの皆様から「にゃんたま写ってないよ?」と、ご...
2人目どうする? 私があえて「一人っ子」を選んだ理由
 女性の人生の大きな分岐点、「子どもを産むか産まないか」。その問題をクリアした瞬間に始まる「2人目どうする問題」。思い悩...
介護が疲れた時にとるべき対処法…共倒れにならないために
 子育て中の親に対しての支援は、ようやく政府が向き合い始めたところが現実でしょう。一方で、介護を行う人に対しての援助は、...