いよいよ子宮全摘へ 入院女子が涙した必須&便利グッズ17選

コクリコ 編集者
更新日:2019-09-10 10:03
投稿日:2019-08-13 06:00
 私は42歳で子宮頸部腺がんステージ1Bを宣告された未婚女性、がんサバイバー2年生です(進級しました!)。がん告知はひとりで受けました。誰にも頼れず、心の内側にずっと不安を抱えながらがんと闘うのはとてもつらいこと。なぜ私が……と思う気持ちと向き合って、そして不確かな情報に惑わされないように、私の体験がお役に立てれば幸いです。

3週間の入院生活で本当に必要なものは?

【Note.15】

 さて、入院準備だ! 広汎子宮全摘出術は、子宮を摘出する際にどうしても尿管やその周りの神経を触ってしまうため、排尿障害が出る可能性が高く、手術が順調にいっても、排尿トレーニングと合わせて短くても3週間弱の入院が必要です。

 長い入院生活を少しでも快適に過ごしたい! 足りないものがあったらいやだ! と同病の方のブログなどをヒントにコツコツと入院グッズを揃えていきました。

 ここでは私の入院先のケースではありますが、私が実際に準備したものとお見舞いでいただいて嬉しかったものを紹介します。同じ手術を受けなくても、病気で入院するときや、お見舞いのヒントになれば幸いです。

準備しておいてよかったもの

①抱き枕

 身体の向きをちょっと変えたり、点滴の腕を置いたり。小さなクッションや抱き枕はあるとないとでは大違い! 辛いとき、不安なときにぎゅーっと抱きしめるのにもいいのです。

②延長コード

 これは大事。ベッド周りのちょうどいい場所にコンセントがないケースが多いのです。起き上がれないときなどに枕元にスマホを置いたまま充電するなどの際に必要です。病院のコンビニに売っていることも多いです。

③日焼け止め

 夏場の入院に必要です。窓際にベッドがあると寝てるだけで日焼けしてしまうので! どうしても点滴の都合で日差しの方を向かないといけないときがあるので! ノーメイクでも日焼け止めだけは塗って過ごしていました。

④靴下

 4人部屋だと暑がりの方にエアコンの温度を合わせられてしまうので、寒がりの私はベッドでも毎日靴下を履いていました。

⑤ロングカーディガン

 リンパ液を排出する管や尿管、イレウス管(腸閉塞のときに使用)などさまざまなチューブを身体から出して歩くことになるので、ロングカーディガンでちょっとだけ隠せると院内のコンビニなどに行きやすいです。
 また、病室が寒いときに羽織ってることも多かったです。また、病院でレンタルしたしらっちゃけた味気ないパジャマの上に羽織ると、ちょっとだけトレンド感が出ておしゃれに見える気もしていました(当社比)。

⑥ヘアバンド、ヘアクリップ

 髪型にもよるのですが、術後の3、4日はお風呂に入れないのと、術後の高熱で汗をかいて髪がベタベタになります。そのときにちょっと髪をまとめられるとよかったです。目のこまかいヘアブラシもあるといいです。頭がめちゃくちゃかゆいときにブラッシングできます。

⑦汗拭きシート

 お風呂に入れないときにちゃちゃっと首元を拭いていました。高熱が出るので、動いてなくても汗をかいてしまうことが多かったです。

⑧クリアホルダー

 書類を山ほど渡されるので、その都度ファイルするのに便利です。

⑨ノート

 入院中は弱気になるので自分を奮い立たせる言葉を書いたり、お見舞いにいただいたものを記録しておいたり、といろいろ使えました。私は腸閉塞を起こしてイレウス管を挿管されていた時期もあり、筆談にも使っていました。

⑩全身に使える保湿クリーム

 病室はエアコンで乾燥しているので、顔を含めた全身に使える刺激の弱いクリームがあると便利。リップクリームにハンドクリームに乳液に、と使い分けられるのは元気なときだけ! 馬油かワセリンを1個用意し、全身それで保湿するのがいいと思います。

コクリコ
記事一覧
編集者
実用書の編集者(社畜)。アラフォー未婚のがんサバイバー2年生(進級しました!)。2018年、子宮頸がんにて広汎子宮全摘出術を受ける。現在ホルモン補充療法をしながら経過観察中。SNSをパトロールするのが趣味。“Twitter探偵”とも呼ばれる。でも幸せになりたい。

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


「あの子、消されたらしいよ」“噂”が立った瞬間、表舞台には戻れない。芸能界に漂う“沈黙のルール”
 世間を揺るがす芸能界のさまざまな噂。ニュースとして報じられ、真実が明らかになることも増えました。  現在は清浄化...
仕事したくな~い! 連休明け、仕事中にこっそりやってる “現実逃避テク”7選。これでメンタル保ってます
 長い連休が終わった翌日の仕事…。朝からやる気が出ず、つい現実逃避したくなるものです。そんなとき、みんなはどんな方法で気...
もっと高く!ジャンピング“にゃんたま”を見よ。躍動感あふれる猫から目が離せない♡
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
親の介護、孤独死のニュースで実感…私が40代で「終活」を始めたリアルなきっかけ
「終活」というキーワードを聞いて、何歳から始めるものだと思いますか? 実は近年、特に健康に問題がなかったり、若年層であっ...
【動物&飼い主ほっこり漫画】第104回「夢でもいいからアエルトイイナ」
【連載第104回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽの...
【漢字探し】「梛(ナギ)」の中に隠れた一文字は?(難易度★★★☆☆)
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「校閲婦人と学ぶ!意外と知らない女ことば」では、女性...
誕生日にめちゃ嬉しい♡ 斬新な“たんおめLINE”3選。「宝探し開始!」お茶目な姉の仕込みにキュン
 大切な親友や気になっている人など、あなたにとって特別な相手へ“誕生日おめでとう=たんおめLINE”を送るときは一工夫す...
スマホ社会にゾゾッ…。65歳童貞、アナログ人間に世間は厳しい? 僕が“鉛筆”にこだわる壮大な理由
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(65)。多忙な現役時代を経て、56歳...
「息子の結婚相手はこんな人がいい!」8人の姑が“理想の嫁像”とリアルな本音をガチ告白
「息子の結婚相手はこんな人がいい」という理想の女性像を、姑の立場になる方たちに語ってもらいました。結婚を決めるのは本人た...
義母vs実母の“初孫”バトル勃発! マウント合戦に巻き込まれた新妻の叫び「私たちは代理戦争の駒じゃない」
 幸せなはずの新婚生活に影を落とす、姑との問題。令和の時代でも根強く残る嫁姑トラブルに直面したケースをご紹介します。
おやつにワクワク♡ 猫の尻尾がピン♪ “にゃんたま”の勝利ポーズが尊すぎる
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
子どもを思うほど胸が痛い…ひとり親家庭が抱える“見えない苦労”。差別や偏見とどう向き合う?
 2024年に離婚した夫婦の数はなんと18万組にのぼるのだそう。なかには「ひとり親家庭」となる人もいるでしょう。子どもと...
コンクリ貫通の生命力!「タカラジェンヌ」が由来の高貴なお花、寒さに弱いはずが“3度の冬”を越えたわけ
 今年の夏も暑かった!、我がお花屋の店先では、暑さにめっぽう強い見上げるほど大きく育った「南国生まれの貴婦人」が見ごろを...
効いてくれよ、スタバ1杯分! 更年期女がすがる心のお守り。すべてはプラシーボ効果と気づいても
 女性なら誰でも通る茨の道、更年期。今、まさに更年期障害進行形の小林久乃さんが、自らの身に起きた症状や、40代から始まっ...
この夏もやらかした! 女たちの“反省エピ”7選。「自分史上最も夏を無駄にした」「大出費でクレカを直視できない」
 毎年のことながら、終わってから「もっとこうしておけば…」と思うのが夏休み。今年も例に漏れず、反省を抱えたまま日常に戻っ...
「逃げたら干されるぞ」若手芸人が踏み込んだ“後戻りできない”選択。大金と引き換えに失ったキャリア
 世間を揺るがす芸能界のさまざまな噂。ニュースとして報じられ、真実が明らかになることも増えました。  現在は清浄化...