【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

更新日:2025-02-15 17:03
投稿日:2025-02-15 17:00

 元タレントの中居正広氏(52)と女性のトラブルを巡って、人権意識の薄さや危機管理の甘さを露呈し、企業風土の問題も指摘されるフジテレビ。このほど、同局は各セクションごとに社内アンケート調査が行い、その結果が社員に示された。

 日刊ゲンダイが入手した資料によって改めてはっきりしたのが、非常識とも言えるその社風だ。

 例えば、報道局の「セクハラ・パワハラ・モラハラ調査」で、「身体的接触がある」と答えた社員は18%(全社8%、以下同)。「性的会話がある」は28%(19%)、「不適切な連絡や食事の誘いがある」は32%(12%)、「優越的地位を利用して性的な関係や交際を迫る」は16%(7%)、「ため息や不機嫌な態度で不快にさせられることがある」は51%(32%)だった。約3割の報道局員が職場での卑猥な会話を経験し、職権を振りかざした交際の強要やデートの誘いを受けていることが分かる。

 一方、「めざましテレビ」などを制作する情報制作局は、“セクハラにつながる言動”として、「性的な事をにおわせる会話や冗談を交わす」「性的な内容の電話をかけたり、手紙、メール、LINEなどを送る」「相手の同意を得ず、不必要に身体に接触する(ハグ、身体・髪などに触るほか)」「性的な関係を強要する」「カラオケでデュエットを強要する」といった具体的な事例を挙げて注意を呼び掛けている。

「22年にカンテレ制作・フジテレビ系で長澤まさみさん主演の連続ドラマ『エルピス』を放送し、大きな話題を呼びました。エースから転落した女子アナが、同僚や部下と冤罪事件の真相解明に取り組む、というのがドラマの主軸でした。その一方でセクハラとパワハラの文言を浴びせまくるチーフプロデューサーが登場したり、“元カレ”の同僚記者との濃厚ベッドシーンが描かれるなど、やたら描写が生々しかった。担当したのはTBSから関西テレビに転職したプロデューサーですが、フジテレビの“社風”がうまい具合に織り交ぜられていたな…と今さらながらに思います」(フジテレビ関係者)

 今後、さらに生々しい社員の証言が出てくるかもしれない。

   ◇  ◇  ◇

 薄々と分かっていたが、改めて社員の生声で判明したフジテレビの企業風土。■関連記事の【あわせて読む】フジテレビに「女優を預けられない」大手プロが出演拒否…中居正広の女性トラブルで“蜜月関係”終わりの動き…も一緒にご覧ください。

エンタメ 新着一覧


結婚は愛か経済力か?「不実な女と官能詩人」で考察してみる
 甘美な欲望に貪欲かつ忠実なオトナ女子に、オススメの作品を紹介する「コクハク」発のエンタメ情報です!
期待どおり! 「108」は松尾スズキ節炸裂のR18禁コメディー
 甘美な欲望に貪欲かつ忠実なオトナ女子にオススメの作品を紹介します。今回は絶賛公開中の松尾スズキ氏最新作です!
小栗旬主演「人間失格」が描くデカダンスと女優3人の“艶技”
 甘美な欲望に貪欲かつ忠実なオトナ女子にオススメの作品を毎回紹介しています!
路線図を見て萌える 「腐鉄子」が楽しめる濃い演劇は超満員
 鉄子とは、鉄道好きな女子のこと。腐女子とは、BL好きな女子のこと。そしてこの2つの趣味が”合体”したのが腐鉄子という存...
内藤みか 2019-05-09 06:00 エンタメ
名脇役 故・佐々木すみ江さんが演じた“もう一つの母親像”
 さる2月17日、肺炎のため亡くなった女優・佐々木すみ江さんをしのんで、4月13日(土)から19日(金)まで東京都中野区...