フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

更新日:2025-04-03 21:26
投稿日:2025-04-03 17:00

 元タレント中居正広氏(52)とフジテレビ元女性アナウンサーAさんのトラブルから派生した一連の問題で、同局とフジテレビとフジ・メディア・ホールディングスが設置した、外部弁護士による第三者委員会が報告した調査結果に衝撃が走っている。

 調査書では「中居氏と女性Aとの関係性、両者の権力格差、CX(フジテレビ)におけるタレントと社員との会食をめぐる業務実態などから、本事案はCXの『業務の延長線上』における性暴力であったと認められる」と認定。これによって、フジテレビへの世間の風向きはより厳しいものになっている。

 今年1月、一連の問題を報じていた「週刊文春」が《フジテレビの幹部社員が関与した》と報じた記事内容の一部を訂正した際、同局は全否定。清水賢治社長は報道陣に「あらゆる選択肢を検討」と同誌への訴訟を匂わせ、さらに同局は当時放送の情報番組『めざまし8』などで反撃していたからだ。

「同番組の出演者だった古市憲寿氏(40)が文春の廃刊を提言するなど、フジテレビにゆかりのあるタレント・文化人が続々と同局の擁護に動いた。報告書によると、幹部社員B氏は当日の飲み会に同席していなかったものの、Aさんと共演歴があり社内に深いつながりのある弁護士を中居氏に紹介したり、Aさんへの対応について中居氏とやりとりするメールが明らかに。B氏が2人のトラブルの間に入って“暗躍”していたことが分かっています。B氏が関与していないとは言い難く、文春“誤報”キャンペーンを張っていた同局にとってバツが悪い結果となりました」(会見に出席した芸能記者)

■山里は自身の番組でショックを受けた面持ちで語ったが…

 一転し、フジ側についたタレントたちも、視聴者からネット上で吊し上げ状態になっている。

 いち早く“弁明”したのが、お笑いコンビ「南海キャンディーズ」の山里亮太(47)だ。山里は、1月末にMCを務める日本テレビ系 「DayDay.」で、《これ、結局フジテレビは関与してなかったっていうことになるわけでしょ? そうなると、今回のことの騒動の根本が違うわけで》《週刊誌の間違った情報を真実としてそれを武器にいろんなことが起きてたわけじゃないですか。(中略)間違えましたで終わることなのかなって》などと、厳しく追及していた。

 だが、第三者委員会の報告を受けた翌4月1日の放送では、《かなり厳しい内容だなと…衝撃を受けて…》《自分の言葉が誰かを傷つけてしまうんじゃないかと、いろんなこと考えて…》《残念でした》《中居さんからの言葉も聞けたらとおもうところもあった》とトーンダウンし、言い訳に終始している。

 また、コメンテーターの三浦瑠麗氏(44)も1月22日に自身のXで、《文春砲には、もともと日本の週刊誌にありがちな印象操作と不正確な噂話を交えた記述が多い。だが、フジテレビはその罠に引っ掛かって、対応を見誤ってしまった》と投稿。

 その後、報告書を受けて、《フジテレビの第三者委員会の報告書を大体読んだが、文春の誤報に対する怒りから幹部が次々と対応を間違っていくくだりは予想通りで、腑落ち感があった。また報告書を受けた各種報道をざっと見るに、文春の報道で誤っていたいくつかの箇所は、やはりほとんど指摘されていない。日本社会は「報道したもの勝ち」であるということだ》などと持論を展開し、ユーザーら《あなたがどっち側にいるかよくわかります》などと批判を受けている。

 ほか、カンニング竹山(54)、今田耕司(59)、立川志らく(61)、エハラマサヒロ(42)、要潤(44)など、フジテレビもしくは中居氏を擁護と受け取られる発言をした面々の次の発言が注目されている。

「SNSや自身の出演番組で正直な気持ちを語ることが好意的に捉えられる場面もありますが、今回は報告書を読む限り、刑事事件になってもおかしくない事案。会社のコンプライアンスにも問題が露呈し、擁護がアダとなった。なかには、この事件自体のコトの大きさを考えずに中居氏が“かわいそう”というトーンで発信する人もいましたから。今や視聴者のSNS発信やクレームはスポンサーに影響を及ぼす時代ですから、こうしたスタンスが続けば、とくに事件などを扱う情報・ニュース番組では使い辛いタレントとしてマークされるでしょう」(報道番組制作関係者)

 自らも芸能界引退にならないように…。

 ◇  ◇  ◇

 カンニング竹山も発言がアダに?●関連記事【こちらも読む】カンニング竹山がフジテレビ関与の疑惑を否定も…落語家・立川雲水が「後輩が女を20人集めて…」と暴露…に詳しい。

エンタメ 新着一覧


芸人の「聖人化」に潜む危険性。バッテリィズ・エースに「いい人」を押し付ける風潮が心配だ
『M-1グランプリ2024』(テレビ朝日系/以下M-1)で準優勝を果たし、一躍ブレイクしたバッテリィズ。人気が急増し、メ...
帽子田 2025-01-29 06:00 エンタメ
馬場ふみかが年下男子・佐藤瑠雅に感じた「大人」の部分は?『アリスさんちの囲炉裏端』で共演、初恋話も…
 同名の人気コミックをドラマ化した『アリスさんちの囲炉裏端』(Lemino/BS-TBSほか)が放送中。10年ぶりに東京...
望月ふみ 2025-01-28 06:00 エンタメ
しれっと復帰した中丸雄一、良い人キャラの「アパ不倫」はダサすぎない? 共感性羞恥を煽るエピソードの数々
 昨年8月のアパホテル不倫スキャンダルで謹慎していましたが、約5カ月の活動休止期間を経て活動再開することを、1月3日に発...
堺屋大地 2025-01-28 06:00 エンタメ
【おむすびにモヤっと】結ちゃん不在2週目。米田家、居候たちの部屋割りはどうなっているのか?
 結(橋本環奈)は、歩(仲里依紗)やチャンミカ(松井玲奈)がやっている古着ショップに泥棒が入ったことを翔也(佐野勇斗)に...
桧山珠美 2025-01-31 16:57 エンタメ
2025年冬ドラマ「火曜放送枠」はイケメンが大量発生!最大の楽しみは…
 冬ドラマがスタートしています。皆さまもうお気づきでしょうか。火曜が凄いことになっていることを。ゴールデンから深夜まで、...
【おむすびにモヤっと】歩の音痴設定が消えたご都合主義。未視聴でも困らない1週間だった
 ひみこ(池畑慎之介)が米田家の面々を一斉に呼び出し、チャンミカ(松井玲奈)の店を襲った強盗犯は歩(仲里依紗)だと言う。...
桧山珠美 2025-01-25 06:00 エンタメ
キンプリ永瀬廉が菊池風磨超え!? 主演ドラマ「御曹司に恋はムズすぎる」ポンコツナルシストのギャップが圧巻
 2025年冬期ドラマが順次スタートした。King & Prince・永瀬廉(26)が主演を務める「御曹司に恋はムズすぎ...
こじらぶ 2025-01-25 06:00 エンタメ
THE RAMPAGE藤原樹、日本酒擬人化ドラマで「違いの分かる大人になりたい」メンバーへのクレームも告白!?
 THE RAMPAGEの藤原樹さん(27)が連続ドラマ初主演を務める『あらばしり』(木曜24時59分~、読売テレビほか...
望月ふみ 2025-01-23 06:00 エンタメ
『東京サラダボウル』松田龍平の発音に異議あり!中国関係者のリアルな声
 1月よりスタートしたドラマ「東京サラダボウル」(NHK)。「クロサギ」の黒丸による同名漫画を原作とした本作は、外国人犯...
【おむすびにモヤっと】ヒロイン不在中にやりたい放題? スピンドラマでも歩の言動に高低差ありすぎ
 ルーリー(みりちゃむ)は、歩(仲里依紗)が東日本大震災で被災した人たちに何ができるか今も悩んでいることを愛子(麻生久美...
桧山珠美 2025-01-22 17:30 エンタメ
“国内唯一”弁護士芸人・こたけ正義感に刮目! 話題沸騰ライブ『弁論』は「袴田事件」ネタで度肝を抜かれた
 弁護士芸人・こたけ正義感(38)の単独ライブ「弁論」が話題となっている。かつて年間100本以上のライブに出演し、自身も...
帽子田 2025-01-22 06:00 エンタメ
あのちゃん、もうコミュ障じゃないでしょ。特番で見せた「普通の芸能人」への進化にガッカリ
 ブッ飛んだ不思議ちゃんキャラで人気を博しているアーティスト・タレントの「あの」ちゃん。  2021年、『水曜日の...
堺屋大地 2025-01-21 06:00 エンタメ
【おむすびにモヤっと】管理栄養士勉強中のテイで撮影抜け→既報の下関デートに繋がった放送回
 結(橋本環奈)の家に福岡でギャル仲間だったルーリー(みりちゃむ)が、突然訪ねてくる。  話を聞くと、勤めていた福...
桧山珠美 2025-01-20 17:30 エンタメ
イケメンな「NEXT中居正広」は誰? 即戦力、対抗馬、野球枠…余人をもって代え難しは幻なり
 あの中居正広(52)がこんなことになるなんて、誰が予想できたでしょうか。  昨年12月にソニー生命保険が発表した...
【おむすびにモヤっと】すべては結のおかげ、動かずして感謝されるヒロインの今後は?
 2012年1月17日。結(橋本環奈)は神戸で両親や商店街の人たちと17年前の阪神・淡路大震災の犠牲者を追悼して黙とうす...
桧山珠美 2025-01-31 16:57 エンタメ
【おむすびにモヤっと】結の出産も大震災直後の描き方もショートカットが凄まじい…米田家の呪いはどうした?
 テレビを見て、東日本大震災が発生したことを知る結(橋本環奈)たち。歩(仲里依紗)は被災の映像を見て呼吸が荒くなり、そば...
桧山珠美 2025-01-15 18:30 エンタメ