ワーママも専業主婦も、みんな違ってみんないい。それでも女は“自分の収入”を持った方がいいと思う

豆木メイ フリーライター
更新日:2025-04-29 06:00
投稿日:2025-04-29 06:00
 セックスレスやセルフプレジャー、夫婦の在り方をテーマにブログやコラムを執筆している豆木メイです。

「正しさの押し付け合い合戦」にウンザリ

 先日、X(旧Twitter)を眺めていると、またしても「ワーママ vs 専業主婦」論争が繰り広げられていました。

 フルタイムで働けば収入はあるけれど晩ごはんは惣菜中心、専業主婦なら手間をかけた手作りごはんが用意できる、さてどちらが良いのか?という内容です。

 そこに「ワーママだって手作りしてる!」と豪華な食卓を披露する人が現れれば、「そんなこと言われたら手抜きしているワーママが肩身が狭くなるからやめて!」と、今度はワーママ同士で火花が散る始末。

 まるで「正しさの押し付け合い合戦」の様相を呈していて、眺めているだけで胃がもたれそうになりました。若い頃なら、こうした議論を見て「なんでこんなにわかり合えないんだろう」とモヤモヤしたかもしれません。

 でも、40歳を過ぎた今、正直なところ—— 「みんな違って、みんないいよね」

 そんなふうに思える自分がいます。

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40歳を過ぎると“怒り”より“許容”が増えた

 仕事をしているか、家にいるか。 育児の負担がどうだ、夫婦関係がどうだ。もちろん、それぞれに事情があるし、時には理不尽なこともあります。

 でも、40代にもなると、誰もが自分なりにいろんな事情を抱えて生きていることがわかってきます。社会の理想論やきれいごとだけでは、生きられない現実。

 ビジネスの世界でも、家庭でも、それは同じだと思うのです。

 若い頃は「こうあるべき!」と感じていた面もありますが、今では「いろんな選択肢があっていい」と、自然に受け入れられるようになりました。 これは、40代になって得た、“心の余裕”なのかもしれません。

豆木メイ
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アラフォー2児の母。2人目の子供を出産後からセックスレスになる。各SNSでセックスレスのつらさについて発信したところ多くの方から反響をいただく。5年後離婚するために経済的自立を目指して奮闘中。趣味は飲酒。
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