離婚後に正体を現したモラハラ夫…志穂さんのケース#5

神田つばき 女と性 専門ライター
更新日:2020-01-11 07:02
投稿日:2019-08-23 06:00

モラハラ男の行動パターンが変わるきっかけとは?

結婚も離婚もなかったことのように

 その日以来、志穂さんは原因不明の難聴に悩まされるようになりました。驚くのは、その後も勇太さんからは志穂さんの好きなお菓子や服が送られてきたり、メールが届いていたことです。

「私たちは調停離婚しているのに、一から付き合おうと言ってきました。絶対にそんな気持ちにはなれないと伝えても理解してくれず、また別の行動に出てきます。もう家に来られないように、幼なじみの男の子に頼んでルームシェアしてもらい、好きな人ができたから同棲するって嘘を吐きました。その途端に勇太さんからの接触はやみ、難聴も少しずつ治っていったんです」

モラハラ男が耐えられない唯一のこと

 モラハラ男やサイコパスの特徴として、異常にプライドが高いという点が挙げられます。プライドの高い勇太さんは、元の妻が自分を捨てて別の男を選んだ、という事実は認めることができないので、志穂さんの前から消えるしかなくなったのでしょう。偽装同棲は正解だったのです。モラハラ男はこちらの拒否や嫌悪は平気で無視しますが、自分が関心を失うとあっさり執着を捨てます。

 条件の良い結婚だけど、何だか相手が急いでいる……と感じたら、少し時間を置いてみることをお勧めします。「好きだから一日も早くいっしょに暮らしたい、というのならいいのですが、中には結婚を結婚とも思っていない勇太のようなモラハラ男もいるということを、独身女性には知っていてほしいです」と、これは志穂さんから読者の皆さんへのメッセージです。結婚の甘い罠にはまってモラハラ男に人生を利用されないよう、読者の皆さんはくれぐれも気をつけてください。

  ◇  ◇  ◇

※登場人物はすべて仮名です。また、取材相手の個人情報が特定されたり、登場する男性の恨みを受ける恐れがある場合、別のエピソードを入れるなどの変更を加えています。

 モラハラ男から被害を受けた体験のある方、エピソードをコクハクしたい方、teamコクハクの質問・相談・その他のご依頼はこちらから、執筆者で“神田つばき”を選択して体験談をお寄せください。お待ちしております!

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女と性 専門ライター
離婚と子宮ガンをきっかけに“目がさめて”女性に生まれたことの愉しみを取り戻すべく、緊縛写真のモデルとライターに。私小説「ゲスママ」、イベント「東京女子エロ画祭」「親であること、毒になること」などを企画。最近は女犯罪者や緊縛表現者に関するZINEの制作・販売を開始。Xnoteblog

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