ダウンタウン松本復帰への批判もあるが…
この話題とともに炎上したのが、「ダウンタウン松本復帰問題」だ。松本さんは今年の夏くらいに、インターネットの配信サービス「ダウンタウンチャンネル(仮称)」で復活予定らしい。ダウンタウンのファンは大歓喜だが、一方で批判的な視線も根強い。
特に若い層のお笑いファンは怒っている人が多めで、「令和ロマンは『言うことを聞かない』だけで切るのに、まだ問題が解決していない松本を丁重に扱うのか!」と激論になっている。
松本さんの復活を批判するSNSの声をまとめると、「松本の方が一般的に糾弾されるべきなのに、これから未来がある令和ロマンを切るなんて会社としてキモい」という論調らしい。
これに関しては僕は吉本側の気持ちがなんとなく分かってしまう。いま吉本の上層部というか偉い人はダウンタウンと一緒に芸能界を駆け上がってきたメンツで、ダウンタウンが社会に与えた影響も、会社にもたらした莫大な利益も身を持って実感した世代だ。
そりゃあ天秤にかけたら、若手のくるまより松本さんを取るよなと素直に思ってしまう。
吉本の圧倒的な強さを感じた
ネットのコメントでは「吉本の言うことを聞かないくるまを切るのは企業として当然」という指摘もあったが、個人的には「将来性や社会の論調を無視して、松本さんを取るのは企業というより人間的だな」と感じた。
何はともあれ、個人的に一番この騒動で痛感したのはお笑い界における吉本の圧倒的強さ。令和ロマンくるまを切ったとして、替えになるタレントや後継になり得る後輩がたくさんいる。他の事務所だったら令和ロマンを絶対に切れないので、「吉本はすごいな」とここまでくると感心する。
くるまも会社という枷がなくなったので、これからは好きなことを自由度高くたくさんできると思う。くるまは吉本愛に満ち溢れるタイプの芸人だったが、それが枷になることもあっただろう。枷のないくるまが何をやってくれるのか。お笑いファンとしてはとても楽しみだ。
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