美人すぎる「芍薬」はオンナの味方! じつは女性の“血”にまつわる病に効果あり

斑目茂美 開運花師
更新日:2025-05-15 06:00
投稿日:2025-05-15 06:00

田舎の初夏は気持ちいいの

 神奈川の片田舎にございます猫店長「さぶ」率いる我がお花屋、仕事の合間に見上げる山の色や頬を撫でる爽やかな薫風に、初夏の訪れを感じております。

 風が心地よい季節になると、店には、野良猫軍団が新入りと共に猫店長に挨拶にやってきては店先で彼らなりの営業活動を大展開。幸福な忙しさで毎日が過ぎてゆきます。

 そんな賑やかで短い初夏のお花が、優しく女性らしい香りと共に美しい花弁を開いてお客様を店内へと誘います。

 今回は今の時期しか拝めない美人にもほどがあるお花が主役です。「オンナの強い味方! 芍薬のススメ」の解説でございます。

【読まれています】「旦那死ぬよ!」住職から叱られて以来、大事な“トイレのあれ”。運気アゲアゲ狙うなら「水回り」が狙い目

縁起が良いにも程がある

 芍薬は、古来より、「富と名誉」「美の象徴」とされ縁起の良い花として知られています。

 高貴で優雅な花姿「立てば芍薬、坐れば牡丹、歩く姿は百合の花」に例えられるように、美しい女性を表す花としても知られておりますな。

芍薬と牡丹はどう違う?

 ここで芍薬と牡丹の違いですが、牡丹は木本(もくほん)植物、芍薬は草本(そうほん)植物。 簡単にいうと、芍薬は草で、牡丹は樹木ということになります。
 故に芍薬は冬になると地上部は枯れてなくなりますが、春になると芽が出て大きく育っていきます。芍薬も牡丹も花はそっくり、どちらも高貴で優雅。

 吉祥文様として神社仏閣などに広く用いられる縁起のいいお花でござんすよ。

 芍薬はその名の通り「薬」としても使われております。漢方薬の生薬として主に根の部分が広く使われています。

 特に女性特有の血にまつわる様々な病に効果があるとのこと。芍薬が入った「芍薬甘草湯」には生理痛に悶絶していたワタクシもだいぶお世話になりました。

 女性と縁の深い芍薬は、近年、母の日に贈られる新しいお花として確固たる地位を獲得しております。芍薬とひと口言っても花弁が一重、八重、半八重、顔の大きさも小さいのから大輪まで様々…。

 純白もあればピンクの濃淡や赤、黄色やオレンジ色だってありますの。

「白雪姫」「織姫」「かぐや姫」なんて名前に姫がつく魅惑的な超大輪まであって、もうお花屋さんはどれを選抜して良いのか困っちゃうのでございますのよ。 

斑目茂美
記事一覧
開運花師
半導体エンジニアを経て花業界に転身。イベント・ホテルなどの装飾も手がける生花店を営む傍ら、コンテストで優勝・入賞を重ね、雑誌・新聞等に作品を発表する。神奈川各所にて花教室を開催。障害者支援も花で実践。悩ましくも素敵なお客様を「花」で幸せへと導く道先案内人。ブサかわ猫店長「さぶ」ともに奮闘中。Facebookやってます。

ライフスタイル 新着一覧


昼と夜で違う顔 ガード下で見つけた芸術作品 2023.3.3(金)
 暗闇をバックに造形が際立つ、まるでガード下の芸術作品。  明るい時間にはなんてことない風景なんだけど、まったく違...
イジリとイジメの違いは?関西出身者は思う「わからん人は使用厳禁!」
 みなさんの生活圏には「イジる文化」はありますか? 私は関西出身なので、お笑いの文化が身近にあり、小さな頃からイジリ慣れ...
プレゼン怖い問題 緊張しない5つの方法で苦手意識をなくす!
 会社でのプレゼンや学校での保護者会など、人前で喋るときに緊張して本領発揮できなくなってしまう人はよくいます。たしかに、...
にゃんたま撮影=合法! プリプリな美少年“たまたま”に大注目
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
職場にひとりはいる!? 驚くほど「働かないおじさん」対策法
 会社で働いていると、びっくりするほど仕事をしないおじさんっていませんか?  働き盛りのアラサー、アラフォー女性にとっ...
三匹寄れば文殊の知恵 2023.3.1(水)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
超絶かわいい! 春の花「シレネ サクラコマチ」最強の飾り方
「へー!」  以前なにげなく見ていたNHKの特集番組で、思わず声が出たことがございました。なぜテントウムシは自然と...
写真の黒枠は要注意! 40代なら知っておきたい年賀状マナー
 年々、デジタル化が進む現代では、年に一度、心を込めて書く年賀状の意義も大きくなっていますよね。でも、実は年賀状には意外...
BiSHセントチヒロ・チッチ「ハクと坊のきょうだい猫は人を虜にする」
 私、このコたちを我が家に迎える前から、ふたりのファンだったんです。 「セントチヒロ・チッチ」の名前の通り、私はジ...
「新井モーニング」からのストリップ劇場へ 2023.2.28(火)
 書店員でエッセイストで踊り子。コクハクで連載中の新井見枝香さんが出演するストリップを観に行ってきました。ストリップ初心...
自分を追い詰めないで アラフォー女性管理職5つの悩み&解決法
「課長に昇進したのはいいけど、意外とツラい〜!」そんなアラフォー女性、増えています! 豊富な経験から職場で責任あるポジシ...
日光浴&岩盤浴♡ くるんとしたポーズで“たまたま”をチラリ
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
見栄っ張りな女の「隠れ心理と付き合い方」を知って楽になる
 あなたの周りに、見栄っ張りな女はいませんか。友達だと思っていても、会うたびに見栄を張られると、疲れてしまいますよね。こ...
職場にウジャウジャいる!?「老害社員」特徴5つと付き合い方
 さまざまな年齢の人が働いている職場では、かなり年の離れた定年間近の上司や先輩とも付き合わなくてはなりません。人生の先輩...
何でもない日、いつか良い思い出になる時間 2023.2.27(月)
 行きかう電車を眺める2人。  なにか会話をするでもなく、ただ同じ方向を向いている。  記念日やイベントごと...
ママ友が10人目のご懐妊!? ヤバいカミングアウトLINE3選
 人は見かけによらないといいますよね。実際に普段抱いている印象とはまったく違う「意外な一面」を持っている人がいたりいなか...