永野芽郁は映画「かくかくしかじか」に続きNHK大河「豊臣兄弟!」に強行出演へ

更新日:2025-05-18 17:03
投稿日:2025-05-18 17:00

 40年近く芸能記者をしているが、こんな事態は初めてだ。16日に公開された、永野芽郁(25)主演の映画「かくかくしかじか」(ワーナー・ブラザース)の初日舞台挨拶で、全メディアがシャットアウトされた。

 これは先月24日に週刊文春が報じた、永野と田中圭(40)、キム・ムジュン(26)の“二股不倫疑惑”報道を受けての対応だが、さすがに「広告費をもらわずに宣伝してあげるのに、“邪魔だから来るな!”は、持ちつ持たれつの芸能界ではあり得ない……前代未聞ですよ」と憤るマスコミ関係者がほとんどである。

 永野と田中を起用しているクライアントが、次々にCMの露出を控える動きを見せる中、完全否定の姿勢を崩していない所属事務所は、ドラマ出演や映画公開は予定通りのスケジュールで進めていく腹積もりのようだ。

 特に、大河ドラマや永野のファンが今、最も注目しているのは、主演・仲野太賀(32)の役どころ、主人公・豊臣秀長の“初恋の女性”を演じる、来年のNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」への影響だろう。

 “秀長の幼なじみで初恋の女性・直”は、透明感と清潔感が必要とされる純真無垢なイメージだが、その役を15歳上の妻子ある中年役者とドロドロの不倫疑惑を持たれる永野が演じることで、大河ドラマとNHKに、ネガティブイメージを与えないのだろうか。受信料で成り立っている公共放送としては、当然無視はできないはずだ。

「『豊臣兄弟!』は来月上旬にもクランクインと言われていますが、現場スタッフは、まるで何事もなかったかのように、全くこの話題に触れません。というのも、永野の所属事務所であるスターダストプロモーションに所属するタレント抜きで、今のNHKのドラマは成立しないからです。『豊臣兄弟!』の仲野、『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』主演の横浜流星(28)、朝の連続テレビ小説『あんぱん』の北村匠海(27)……。こんなパワーバランス下では、事務所側から出演辞退を言い出さない限り、NHKからは拒否できない事情があるのです。今のままでは、視聴者離れを引き起こし、朝ドラ史上ワースト視聴率を記録した『おむすび』の橋本環奈(26)のように、プロモーションのために永野の密着特番を作る可能性さえありますよ」(テレビ関係者)

 永野が疑惑を認めない限り、事務所としては2年先まで埋まっているというスケジュールを頓挫することなく遂行していくのではないか……とも関係者たちの間では見られている。

「TBS系日曜劇場『キャスター』の視聴率が、不倫疑惑報道後も極端に暴落していないことに、永野の運の強さと引きの強さを感じる業界関係者も少なくありません」(前出のテレビ関係者)

 SNSでは永野に対する“大河ドラマ降板要求”が拡散されているが、F1層と呼ばれる20~34歳の女性視聴者は「キャスター」からさほど離れていないことがうかがえる。こうした追い風を味方に付けて、永野は「かくかくしかじか」の強行突破に続き、大河ドラマで“初恋の女性・直”を演じ切ることになるのかもしれない。

(芋澤貞雄/芸能ジャーナリスト)

エンタメ 新着一覧


タナケン「業界」発言に違和感 喜劇界でも演劇界でもないワードチョイス
 タナケン(生瀬勝久)が入院したと聞き、山下(近藤芳正)とスズ子(趣里)は、タナケンの見舞いに行くことにする。  ...
桧山珠美 2024-02-27 15:05 エンタメ
NHKさん、スーパー家政婦・大野さんのレシピ本出版のご予定は?
 大野(木野花)が家政婦としてスズ子(趣里)の家に来て半年、愛子(小野美音)はニンジンを食べられずにスズ子を困らせていた...
桧山珠美 2024-02-26 16:00 エンタメ
芦田愛菜が少し嫌いになりそう…「さよならマエストロ」本筋以外が楽しみ
 イケメンの息子はやっぱりイケメンです。TBS日曜劇場「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」を見ながら、確信...
恐るべし、大野さん! おてんば愛子を“瞬殺教育”、白い割烹着は信頼の証
 茨田りつ子(菊地凛子)の紹介で、大野晶子(木野花)がスズ子(趣里)の家政婦として働くことになる。  この日のスズ...
桧山珠美 2024-02-24 13:55 エンタメ
錦戸亮“主演抹消過去”もバネに復活!山ピー、平野ら民放地上波で続々躍動
 2月23日、「不適切にもほどがある!」(TBS系、以下「ふてほど」)に錦戸亮(39)がゲストで登場し、大反響を巻き起こ...
こじらぶ 2024-02-24 16:04 エンタメ
痛快すぎるりつ子のひと言、“眼鏡会計ババア”でざわつかせた女優登場!
 スズ子(趣里)は、羽鳥善一(草彅剛)に新曲にはブギの歌を書いてほしいとお願いする。  はじめは、ブギが続けば面白...
桧山珠美 2024-02-22 15:05 エンタメ
デカッ!急成長を遂げた2歳の愛子にびっくり、愛助さん似?
「東京ブギウギ」に続き、「ジャングル・ブギー」もヒットさせたスズ子(趣里)は、仕事に育児に大忙しの日々を送っている。 ...
桧山珠美 2024-02-19 17:00 エンタメ
「ふてほど」磯村隼斗の白ブリ姿がマッチ! 錦戸亮出演にアノ人も続く?
 あれからムッチ先輩の白ブリーフ姿が頭から離れません(笑)。ほどよく均整の取れたムッチ先輩の細マッチョな肉体に清潔感あふ...
中島健人まさかの大炎上 熱愛報道時の“友人の1人”発言が矛盾ではない訳
 Sexy Zoneからの卒業を発表している中島健人に熱愛スキャンダルが発覚し、彼の発言の矛盾を指摘する声が相次いでいま...
堺屋大地 2024-02-24 14:24 エンタメ
「キターーーー!」で思い出す目薬のCM、趣里の細体型が映えたヒョウ柄
 スズ子(趣里)は、タイ子(藤間爽子)と語り合う。夢を叶えたスズ子と、どん底にいる自分を比べると惨めで恥ずかしいというタ...
桧山珠美 2024-02-16 15:43 エンタメ
“昨日の敵は今日の友”というけれど…NHKさん、展開についていけません
 スズ子(趣里)は靴磨きの少年・達彦(蒼昴)に会いに行く。達彦にタイ子(藤間爽子)との思い出話をし、達彦からは、タイ子の...
桧山珠美 2024-02-15 16:25 エンタメ
偶然が過ぎる親友との再会、「やさぐれタイ子の8年間の謎」が気になる
 昭和23年、羽鳥善一(草彅剛)がスズ子(趣里)に送った「東京ブギウギ」は、明るいブギのリズムが人々の心をつかみ、空前の...
桧山珠美 2024-02-12 14:30 エンタメ
ムロツヨシは「男の顔は履歴書」を地で行く 伸びしろだらけのイケメン説
 先週のテレビはさながらムロツヨシ・ウィークでした。フジテレビ系「だれかtoなかい」、TBS系「日曜日の初耳学」「櫻井・...
東京ブギウギ初お披露目! 第1回冒頭のシーンとの違いは明白だった
 羽鳥善一(草彅剛)の気合が入った稽古に臨むスズ子(趣里)だが、愛子の世話をするために何度も中断することになってしまう。...
桧山珠美 2024-02-12 13:40 エンタメ
斬新な篠田麻里子様 不倫疑惑後に不倫妻を熱演→新シンママで何が悪い?
 元AKB48の神7に名を連ね、2011年リリースの「上からマリコ」なる自身の名が冠した楽曲でセンターという異例の好待遇...
堺屋大地 2024-02-09 06:00 エンタメ
無音演出で東京ブギウギおあずけ…オーラダダ漏れ!将来のスター候補登場
 羽鳥善一(草彅剛)がスズ子(趣里)のために作曲した新曲「東京ブギウギ」は、抜群の出来上がり。コロンコロンレコードでは、...
桧山珠美 2024-02-08 15:20 エンタメ