43歳の既婚男性が“女装”に目覚めたワケ。疑似レズビアンの沼にハマり…#2

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2025-05-23 11:15
投稿日:2025-05-23 06:00

これまでのあらすじ

 菜々美さん(28歳ホステス/独身)はアフターで連れて行ってもらった「女装バー」で、女装が趣味の直樹さん(43歳エンターテインメント関連/既婚・子供アリ)と知り合った。彫りの深い端整な面差しで歌唱力バツグンの彼に惹かれ、話が盛り上がる。

 後日、菜々美さんの店にスーツ姿の直樹さんが訪れて――。

 気になる第2話の前に、第1話はこちらでお読みいただけます。

イケオジぶりにうっとり

 菜々美さんは語る。

「直樹さんが来店したとき、驚きと嬉しさ、何よりも『男性』としてのイケオジぶりにうっとりとなりました。ボトルも『菜々美ちゃんの好きな酒を入れて』と言われて、ヘネシーのVSOP(約4万円)をオーダーしてくれたんです。

 黒服がヘルプの女の子をつけようとしたので、『今日は2人だけで』と断りました。

 直樹さんと2人きりで、ゆっくりお話ししたかったから…。

――名刺、渡してなかったね。どうぞ。

 ソファーに並んで座り、差し出しだされた名刺を受け取ると、大手エンターテインメント会社・Tの名が記されていました。

――Tにお勤めとは…直樹さんて、すごい方だったんですね。

――ははっ、単なる女装趣味のオジサンさ。

――オジサンじゃないわ。イケオジよ。女装姿も美しいし」

蒼井凜花
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官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
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