嵐「閉店セール特需」めぐりTV局で大争奪戦が勃発! メンバー“丸抱え”状態の日テレが一歩リードか
「嵐のラスト商戦で莫大な金が動きます。活動を終了する来年5月までに嵐メンバーを番組に担ぎ出して、特番などを編成できれば世帯視聴率20%超えも夢ではない。当然、スポンサーも付いてくる。どんなに少なく見積もっても数十億の利益が見込めます。嵐特需ですよ」
鼻息荒くこう話すのは、民放キー局関係者。
復活と活動終了を宣言した国民的アイドルグループ・嵐の決断を前にビジネスチャンス到来と盛り上がりを見せているのがテレビ業界だ。
年末のNHK紅白を始め、歌番組やバラエティー番組関係者など、多数の局関係者が浮足立つ中、他局よりも一歩先んじた動きを見せているのが日本テレビだという。現在、キー局のなかで一番、嵐のメンバーと太いパイプがあり、8月に放送される「24時間テレビ」や年末年始特番、果ては嵐のラストライブの生中継企画などを提案し大攻勢を仕掛けているというのだ。その裏事情についてさる芸能関係者が解説する。
「日テレの強みは今回、メンバーの意思をまとめて、嵐の活動終了を決断させたキーマンである櫻井翔を押さえていることです」
実際に櫻井とは今月9日にスタートした「櫻井信五の鬼スケ旅」を地上波とHuluで配信、さらに主演ドラマ「占拠シリーズ」第3弾が今年7月にスタート。それに加えて報道番組「news zero」の月曜キャスターは継続中と、まさに日テレと櫻井は相思相愛の関係だ。さらに、櫻井以外のメンバーのハートもしっかりと掴んでいるようだ。
「相葉雅紀は『嗚呼!! みんなの動物園』、二宮和也は初のバラエティー冠番組『ニノさん』。さらに松本潤も秋以降のドラマで主演オファーを投げ内諾を得ている。また大野智に関しては、20年12月に終了した『嵐にしやがれ』(日テレ)の番組スタッフと仲がいい。現在、大野が沖縄県の宮古島で手掛けているホテル事業にも一部で関係するなど、日テレはメンバーを丸抱えしている状態なんです。実質的に日テレが手掛ける嵐特番の全てに『嵐にしやがれ』の制作陣が関わるため話が早いわけです」(前出の関係者)
そんな日テレが現在、最も気合を入れてオファーしているのが来年春に実施されるラストコンサートの地上波生中継企画だという。
「『24時間テレビ』のメインMCの実現は容易ではないでしょう。一方、ラストコンサートの配信は、アマゾンプライムが有力と見られていますが、一部分だけでも地上波で中継できないかと提案しているようです。というのも現在、330万人といわれる嵐のファン全員がコンサートのチケットを手にすることは不可能。活動を休止していた嵐に年会費のみを支払い続けてきたファンが300万人近くいるわけです。こうしたファンは、チケットが当たらない場合、有料の配信だけでは納得させられない。さらに一般の人に向けて、一部だけでも地上波で放送できれば、大きな話題となり、ファン、日テレ、嵐メンバーの皆がWINWINな関係になれるわけです」(前出の関係者)
最終的には嵐のツアーをサポートするSTARTO ENTERTAINMENT社のジャッジ次第だというが、果たして日テレの思惑通りにことは運ぶのか。
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嵐の今後、そしてメンバーにそれぞれについては、【関連記事】でフォローできる。
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