朝6時にカーテンOPEN 健康的すぎる彼女と迎える“恐怖の朝”

田中絵音 日本合コン協会会長
更新日:2020-02-21 18:27
投稿日:2019-08-27 06:00
 嫁にするなら「健康的な女子がいい」と、きっと多くの男性が思うはず。規則正しい生活をしている元気ハツラツな女性の方が、家庭を上手に切り盛りして長生きしそう。なんなら子だくさんにもなりそう。そんなイメージですよね!
 ところが今回は、そこに行き着く前にギブアップしたという男性からの声をいただきました。果たして何がザンネンだったのでしょう……?
 ある男性が体験した、健康女子との #ザン恋 エピソードをご紹介します。

明るく元気な彼女に惹かれて

 友人が開いた異業種飲み会に参加した圭太(仮名・32歳)は、会場内でひときわ元気な声とキラキラしたオーラが漂う女性がいたので、声をかけました。

 彼女の名は朝美(仮名・31歳)。学生時代には読モ経験もあるそうで、可愛らしい顔に、高いコミュ力。さぞかしモテるんだろうなとは思いつつ、彼氏はいないとのことでデートに誘い、2人は付き合うことになりました。

 圭太が気に入ったのは、とにかく朝美の明るさとポジティブさ。会うと元気をもらうので、仕事への活力にもなるのだそうです。

 付き合って2カ月が経つころには、料理上手な朝美の家に週の半分くらいは泊まる半同棲生活がスタートしていました。まさに交際は順調そのもの!

健康的な半同棲生活がスタート

 朝美は美容と健康にとても気をつかっているタイプで、知識も豊富です。

 野菜中心の食生活、早寝早起き、休日はヨガでみっちり汗を流す。お酒も年に数回しか飲みません。

 一方の圭太は、もともと高校までバスケ部にいたスポーツマンではあるものの、現在は仕事がら接待で飲み会も多く、土日は家でゆっくりしたいという感じです。

 そのため圭太が週末に夜深い時間まで飲んで家へ帰ると、もちろん朝美は完全に消灯して深い眠りについているので、圭太はひっそりと起こさないように着替えて布団の中にもぐり込む。そして翌朝は、早くから叩き起こされて、青汁を飲まされるのでした。

 そんな生活を送る中で、「結婚するなら、朝美のような自分の健康にまで気にしてくれる女性が絶対いいだろうな」と圭太は思っていました。この時までは……。

どんなに忙しくても「朝6時起床」は絶対!

 2人の交際は順調にすすみ、年末を迎えようとしていました。

 もともと仕事で会食の多い圭太は、忘年会シーズンのピークに! 12月はほぼ毎日飲み会が入っていて、さらには出張も入ったりで本当に忙しい日々を1カ月間過ごしていました。もう、目が回るような毎日でしたが、どうにか乗り切ってやっと仕事納めをした12月29日、最後の飲み会を終えてフラフラになりながら深夜2時過ぎに帰宅。もちろん朝美は夢の中です。

 この日まで忙しく、睡眠も十分にとれていなかった圭太は、「やっと目覚ましをかけずに思う存分眠れるぞ」と喜びながら床につきました。高いびきで気持ちよく深い眠りに……と目を閉じた、次の瞬間!

「ガシャ!」とカーテンを開ける音とともに、まぶしい光が目に飛び込んできました。そして「おはよう圭太! 起きてっもう朝だよ〜!」と、朝美の大きな声が聞こえてきたのです。

「嘘だろ……もっと寝かせてくれよ、俺疲れてるんだよ」と、寝ぼけた声でぼやく圭太。時計を見ると朝6時。きっと3時間は寝ていたと思われますが、圭太にとっては寝るやいなや一瞬で起こされた感覚です。

「何言ってんの! 朝は早起きした方が体にいいし、1日が充実するんだから起きなきゃダメ」と言って、朝美はむりやり圭太を起こします。

《昨日まで激務だってちゃんと伝えてたのに、なんで起こすんだよ。やっとゆっくり寝れると思ったのにな……はぁ》と、圭太は内心思いましたが、もはや抵抗する力も残っていませんでした。

 それでも自分の健康を気遣ってくれる朝美のことはありがたいと思って、交際を続けて2人で年越しまでしましたが、こういった事件が新年会シーズンでもたびたび起こり、圭太はついにギブアップ! 残念ながら別れることになりました。

 たしかに、夜遅くまで飲んだ日の翌朝6時に、カーテンをバッと開けられるのは、眩しすぎる……ちょっとツラいかも。

【今日の一言メモ】健康的な生活は素晴らしい! でも時には寛容さも必要。

 また次回の #ザン恋 もお楽しみに!

田中絵音
記事一覧
日本合コン協会会長
一般社団法人日本合コン協会会長、恋愛アドバイザー。2000回以上の合コンイベントに携わり、男女の恋愛心理に精通する。また一児の母であり、ママ向けイベントを行う「東京ママパーティー」の主宰も務める。著書に「こじらせ男子の取扱説明書(トリセツ)」
(双葉社)など。
ブログXInstagram

ラブ 新着一覧


母性本能くすぐる男性にキュン♡ 演技か天然か見極めて落とす
 男性の中には、自然体なのになぜか母性本能をくすぐる言動をする人がいます。そんな男性に出会うと、心を掴まれてしまう女性も...
恋バナ調査隊 2022-05-13 06:00 ラブ
“性欲&食欲”忠実あれ!アラフォーの恋愛こそ食の好みも大事
 大人の恋愛の相性を考える時に大事だとされるのが「体の相性」と「食の好み」です。ただ、多くの女性は「体の相性が合わないの...
恋バナ調査隊 2022-05-12 06:00 ラブ
「積極的な女性が怖い」意中の彼が“そうそう苦”に陥る前に!
 好きな人ができた時、相手からのアプローチを待つ女性が多い反面、自分から積極的にアプローチする女性もいます。中には、なん...
恋バナ調査隊 2022-05-12 06:00 ラブ
「ネットの出会い」罠だらけ!? 信頼できる“SNS垢”の見極め方
 コロナ禍の際にマッチングアプリ以外に登録し、その後も継続して使っている人は少なくないようです。けれど会ったこともない相...
内藤みか 2022-05-12 06:00 ラブ
「お金を出さない彼氏」のトリセツ!“ヒモ男”を卒業させる法
 楽しみにしていた彼氏とのデートで、「お金がないから」とケチなデート内容にされたり、割り勘になったりすると、なんとなくも...
恋バナ調査隊 2022-05-11 06:00 ラブ
「結婚のメリットがわからない」と彼 意識改革“必勝”術あり〼
 パートナーとの関係は良好で自分は結婚したいけれど、相手に将来のことを聞いてみると「結婚のメリットがわからないから……」...
若林杏樹 2022-05-11 06:00 ラブ
「恋愛と結婚は別」ラブラブが続くとは思ってないけども…!
 若い頃はラブラブな結婚生活が続くと思っていた人が多いでしょう。でも、実際に結婚してみると厳しい現実を知ることになります...
恋バナ調査隊 2022-05-11 06:00 ラブ
男にモテる「大人女性」を考察 愛されたいなら流行追うな!
 精神的に大人な女性には、男性の心をわしづかみにする魅力がありますよね。でも、ただ年齢を重ねただけでは、「男性に好かれる...
恋バナ調査隊 2022-05-10 06:00 ラブ
シングルマザーへの助成金に根強い偏見…でも優しい人もいる
 ステップファミリー5年目になる占い師ライターtumugiです。私は10代でデキ婚→子ども2人連れて離婚→シングルマザー...
彼氏が耳触った、何なん!? スキンシップの場所で分かる心理
 彼氏が何気なくしてくるスキンシップ。触れられるだけで、とても幸せな気持ちになってしまいますよね。実は、そんなスキンシッ...
恋バナ調査隊 2022-05-09 06:00 ラブ
夫に冷めた! 離婚の2文字がちらつく…最優先ですべきこと
 どんなに理想の男性と結婚しても、何年も一緒に生活するうちに嫌になってしまうことがあります。中には、夫に対して「冷めた」...
恋バナ調査隊 2022-05-09 06:00 ラブ
モテる天然女子とモテない天然女子 決定的な違いと見極め方
「天然の女性は男子にモテる」と思っていませんか? でも実は、“天然”には2種類あるようなのです。そして、その種類によって...
恋バナ調査隊 2022-05-08 06:00 ラブ
【女性の浮気】結婚後に遊び始めた“元・非モテ女子”の勘違い
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。「浮気」といえば一昔前まで男性がすることがほとんどというイメージでしたが、今...
山崎世美子 2022-05-07 06:00 ラブ
薄給夫に不倫疑惑!証拠隠滅&ノー自白に翻弄される43歳女性
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2022-05-07 14:51 ラブ
妻に不倫がバレたけど…頑なに認めない43歳控えめ男性の主張
「冷酷と激情のあいだvol.89〜女性編〜」では、夫であるユウスケさんの不倫の証拠を掴みつつも、夫が認めないことに悩む妻...
並木まき 2022-05-07 06:00 ラブ
恋愛下手から恋愛上手になりたい!特徴5つ&注意点3つを習得
 好きな人ができてもなかなか恋愛に進展できない人や、せっかく彼氏ができても交際が長続きしない人は、「私は恋愛下手かも……...
恋バナ調査隊 2022-05-06 06:00 ラブ