侮るなかれ! 花屋が「ホントは教えたくない」名脇役の植物たち。見た目地味だけど外したくない4つの条件

斑目茂美 開運花師
更新日:2025-06-18 06:00
投稿日:2025-06-18 06:00

1. 利休草

   

 風情も素晴らしいですが、なんといっても日持ちが最高!

 どこか和風なたたずまいですが、和だけでなく洋風ナチュラル志向のアレンジにも超マッチ。見た目は正直そこらへんに生えてても全くおかしくないお地味な葉っぱです。

 世の中のお花屋が認知するずっと以前に生産農家さんのビニールハウスを視察したとき「マジでー? なんでー!?」って思わず叫んじゃいました。

 ところが世間に出回り始めるとあっというまに一世風靡。1本加えるだけ仕上がりに絶妙な「プロっぽさ」を与えしまう優秀植物。

 1本だけ飾るも大アリ。これまたシャレオツ感ハンパなし。魔法ですわよ、本当に。

2. ユーカリ

「ユーカリ」と一口に言いましても、そりゃたくさんの種類がございます。

 とても同じ種族とは思えないほど、色も形も実ですらバラエティ豊か。香りもシャープ、清々しい、爽やか、レモンなど、もう…いろいろですわ。

 このユーカリがブーケに入るだけでなんだか文句なく都会的でオシャレ感爆発するのは一体ナゼざんしょ?

 もう欠品が怖過ぎて怖すぎて…。花市場だけでの仕入れでは不安になり、数種類のユーカリを自宅と近所の農家さんに委託栽培しています。それすら「切り過ぎ注意!」で勘定しながら収穫する、超売れっ子バイプレイヤーです。

3. ブプレリューム

 猫店長「さぶ」率いる我が愛すべき花屋は、神奈川の片田舎にございますゆえ、このブプレリュームをバケツから取り出す度お客様に「なんですか? これ」とよく尋ねられます。

 そもそも花なんだか葉っぱなんだかサッパリわからんブプレリューム。単体で見ると「こいつの短けぇ奴が田んぼの畦道に生えてるっぺよ」的な素朴な風貌。

 だがしかし! 淡い黄緑の華奢な枝から放たれる超絶スイートオーラが、ブーケやアレンジメントに爽やかで甘い風をまとわせ、フワフワ感を演出。

 例えば一緒にマーガレットやカスミソウと合わせると、草原を笑いながらスキップしている少女を彷彿とさせるほどの超絶プリティな出来栄えになりますの。

 花束やアレンジをお地味過ぎるなぁ、と思っているお客様を黙らせる強者。

4. スプレーカーネーション

 冠婚葬祭、全ての花仕事には絶対に無くてはならない優良選手。

 花びらも通常のカーネーションとは違う「これって何?」と聞かれるほど変体タイプも。いつ、どこでも入手可能。

斑目茂美
記事一覧
開運花師
半導体エンジニアを経て花業界に転身。イベント・ホテルなどの装飾も手がける生花店を営む傍ら、コンテストで優勝・入賞を重ね、雑誌・新聞等に作品を発表する。神奈川各所にて花教室を開催。障害者支援も花で実践。悩ましくも素敵なお客様を「花」で幸せへと導く道先案内人。ブサかわ猫店長「さぶ」ともに奮闘中。Facebookやってます。

ライフスタイル 新着一覧


自律神経の乱れに!グリーンハーブ活用&簡単ブーケの作り方
 気がつけば甘くさわやかな香りが漂う季節になりました。香りのもとをたどって見渡せば、大木全体に黄金色の金木犀の花がビッチ...
嗚呼20代に戻りたい…若い頃にやっておけばよかったこと3選
「20代にタイムスリップできるなら、やりたいことは何ですか?」  こんな問いに、あなたならどう答えるでしょうか。30代...
酒天国! TSUTAYA田町駅前店シェアラウンジ 2022.10.4(火)
 思えばスーパーの屋上や、モンテローザ系列の居酒屋やらお得な「飲み放題」のうわさを聞きつけては、飲み散らかしてきました。...
会いたいにゃ!恋する“たまたま”は気分も尻尾も上がっちゃう
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
「マッスルスナック」潜入ルポ!推し活未経験女がまんまと…
 世間は、空前の推し活ブーム。特に女性の推し活は、リアルでもSNSでもシェアしやすい風潮も広がっていて、推しを目の前に女...
海外はもう古い!? 新婚旅行を国内にする4つの大きなメリット
 新婚旅行の定番といえば、海外のリゾート地を思い浮かべる人も多いでしょう。でも実は今、コロナ禍の影響もあり、国内での新婚...
「怒らない女」の謎メンタル その“正体”はレベチすぎた!
 あんまり怒らない人、みなさんの周りにはいますか? 8割の人間が怒るようなことが起きても、どこか涼しい顔でサラッと流す人...
美少年にゃんこの品性と“たまたま”のワイルドさにキュン♡
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
メルカリで“コピー品”を買ってしまった…? 2022.9.29(木)
 不要になった物を出品したり、探していた物を購入したり。上手に活用すれば便利で楽しく使えるメルカリですが、基本的には個人...
ワレモコウって漢字で書くと? “超絶短い秋”をおセンチに♡
 すっかりあやふやになった日本の四季。特に春と秋はメッチャ曖昧になってきたなぁと感じる今日この頃。極端な話、体感できる秋...
“たまたま”君の気になる恋の行方!すれ違いざまに猛アピール
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
インフルエンサーの案件自慢にモヤっとするのはバカバカしい
 SNS上に“生息”するインフルエンサーっぽい人たち。何かと自慢が多く、心の奥でなんだかモヤモヤする……。そんな時の対処...
脱ボトルなるか「詰め替えそのまま」の実力 2022.9.25(日)
 ずっと気になっているけれど、値段がネックとなって購入するのを躊躇していたものが、コレ。「詰め替えそのまま」です。シャン...
デキる大人が警告! 自信のない人が直すべきは“時間の浪費癖”
 自信がつくためには、あとどのくらい頑張ればいいんだろう? 最近そんなことをよく考えます。時間がかかるのは分かっているの...
実家が「結婚」にうるさくなったらどうする?  取るべき対処法
 ある程度の年齢になっても独身だと、周りから「結婚は?」と聞かれることが増えますよね。特に、うるさく言ってくるのが実家の...
悪霊退散にゃ!“たまたま”の強いまなざしに幽霊もタジタジ?
 きょうは、見えないナニかを察知し、警戒するにゃんたま君。  猫には当たり前のように見えているらしいです……幽霊が...