中川翔子の元マネジャーがSwitch騒動“悪ノリ編集者”に苦言…出版業界から聞こえる箕輪厚介氏の評判
タレントの中川翔子(40)が入手した新型ゲーム機「Nintendo Switch2」を巡る騒動で、有名編集者の箕輪厚介氏(39)に批判の声があがっている。
15日、ゲームやアニメ好きで知られる中川は入手困難なSwitch2を手に入れたと公表。しかし、開封する際、梱包が不自然なことなどからメーカーが禁止している転売ヤーからの入手など購入経路が疑われたのだった。これについて、中川は自身のXで《憶測で断定されたりいろいろ言われて悲しいから触れたくなかったんですが、Switch2絶対にフリマサイト、転売ヤーから買ってません》と、疑惑を否定。そこに割って入ったのが、箕輪氏だったのだ。
箕輪氏は自身のYouTubeチャンネルで「これを言うとまた炎上しちゃうかもと心配ですが、中川さんにSwich2を渡したの私です」と告白。さらに、次のように中川を擁護した。
「自分はそんなに欲しくなかったのですが、たまたま抽選に当たっちゃって…ボクは使わないので、周りの知り合いでほしい人がいないかと考えてたら、ショコタンがいるな、と思って、あげました」
「ただ任天堂の規定では譲渡も禁止されているようで、これはボクが悪い。ショコタン本人は悪気はないし、ボクが押し売りみたいに強引にあげたんです」
だが、その後投稿した動画でこう話し、前言を翻した。
「今考えると中川さんではありませんでした。大変申し訳ございません。そもそも、Switch2も当選していませんでした。応募もしてませんし、僕、個人として応募したこともなかったし、譲渡したのは中川さんじゃありませんでした」
箕輪氏は良かれと思ってやったことが裏目に出てしまったと、釈明。これに対して批判の声をあげたのが、中川翔子の元マネジャーで編集者、音楽ライターの矢島由佳子氏。矢島氏は自身のXで箕輪氏とも仕事をしたことがあると話したうえで、こう投稿した。
《今回の箕輪さんのムーブは一言でいえば「クソofクソofクソ」》
ベストセラーを連発するだけでなく、ラーメン店を経営するなど、一介の編集者にとどまらない活躍をする箕輪氏は、その一挙手一投足がネット記事になるなど、今や影響力は出版業界にとどまらない。
■単なる“目立ちたがり屋”という声も
今回の騒動への箕輪氏の“乗っかり”について、矢島氏の投稿に同調する出版関係者は少なくない。
「基本、炎上上等というスタンスなので、むしろこうして話題になるのは彼にとってオイシイのでしょう。今回の事態についても“やっぱりな”という感じで、彼を信奉していた若手編集者からも冷めた声が聞こえてきます」
こう話す大手出版社の編集者は、“天才編集者”と言われる箕輪氏についてこう続ける。
「出版、特に書籍や雑誌が斜陽化している中、多くのベストセラーを輩出したことで会社に貢献し、社内外でプレゼンスをあげた箕輪さんは、自らのブランド力でさらに本が売れるという好循環を生み出し、業界に一石を投じたのはほかの誰にもまねできない点です。ただ、手掛けた本が売れているからといって、評価されているかはまた別です。ホリエモンをはじめ、SNSで話題の著者のお手軽なビジネステイストの本が多く、例えば、彼の中で最も売れた本の一つである『メモの魔力』の前田裕二氏に、『そもそも自らのビジネスすら成功させていないのに』という辛辣な声があるのは確かです。しかし、それも彼にとっては売れていない編集者のやっかみにしか聞こえないのでしょう。最近は本への情熱が薄れているようで、YouTubeのほかビジネスに傾倒しているようです」
これに対して、親交のある脳科学者の茂木健一郎氏は、「彼はやさしさと企画力の人。今回は天才的なひらめきが裏目に出た。でも人の才能は欠点と長所の表裏一体。ネットでは目立ちたがり屋だとか言う人がいるけど、僕は彼の根底にあるのは優しさだと思っています」と、箕輪氏をこう擁護する。だが、冷めた目で見えている人が少なくないようだ。
エンタメ 新着一覧