石丸伸二、議席ゼロでも“上から目線”の謎。ひろゆきやホリエモンの批判をかわすロジックが斬新すぎません?

堺屋大地 コラムニスト・ライター・カウンセラー
更新日:2025-07-09 12:39
投稿日:2025-07-09 11:50

都議選では候補者42人が全滅なのに

 7月20日(日)に投開票が迫る参議院選挙。昨年の東京都知事選で小池百合子氏に次いで約165万票も獲得し、石丸旋風を巻き起こした石丸伸二氏は、地域政党「再生の道」の代表として、東京選挙区1人、比例代表9人の候補者を擁立しています。

 先日行われた東京都議選では、「再生の道」は42人の候補者を擁立していたものの、全員落選してしまっていましたが、そんな「再生の道」を率いる石丸氏について、コラムニスト・カウンセラーの堺屋大地さんはどういった見解なのでしょうか。

【関連記事】彼が『石丸伸二氏』『ひろゆき氏』推し、論破系男子との結婚でうまくいく女性と回避法は?

  ◇  ◇  ◇

石丸伸二(政治家、42歳)

新時代の政治のプロフェッショナル

 石丸伸二様は本当の意味で、これまでにいなかったタイプの政治家と言えるでしょう。

 つまり、“新時代の政治のプロフェッショナル”なのです。

 都議選で42人も立候補していながら全員が落選してしまった「再生の道」と石丸様について、有識者たちは次のような見解を示していました。

 堀江貴文さんは「悲惨な結果」、「さすがにゼロ議席だとかっこ悪すぎ」。

 ひろゆきさんは「たぶん『石丸旋風』というものはもう存在しない」。

 青汁王子こと三崎優太さんは「言葉だけの政治ごっこの偽善者にはもううんざり」。

 しかし、議席ゼロの見通しとなった都議選開票日の夜に行われた記者会見では、石丸様は余裕の笑みをたたえて登場。まずこれがすごい、かっこいい。

 候補者の大半の当選が難しい状況についての記者から意見を求められると、石丸様は「そうなんですね、という感想です」と当意即妙な切り返し。その後、記者に対して「(言っている意味が)通じました?」と煽るような発言や、「(党の発表を)見返しなさい」と上から目線のお説教発言などを繰り出します。

 そして、もともと目標は「都議選に候補者を擁立する」と定めていたこともあり、「その観点で言えば党としての目標はしっかり叶えているんです」と達成報告! そう、42人もの候補者が全滅していようが、党としての目標クリアできているという斬新なロジックです。

 …………「最初から低い目標掲げて惨敗したときの予防線を張ってただけでは?」って穿った見方をした人、それは間違っていますよ!! 「楽々クリアできる目標設定にしたのはあとから言い訳しやすいようにしてただけ」でもないですよ!!

 石丸様は党としての目的は「広く国民の政治参加を促す」ことだって言ってますよね!? 予防線でも先に言い訳考えてたわけないんですからね!!

堺屋大地
記事一覧
コラムニスト・ライター・カウンセラー
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。本連載意外に『日刊SPA!』(扶桑社)で恋愛コラム連載、『SmartFLASH』(光文社)でドラマコラム連載。そのほか『文春オンライン』(文藝春秋)、『現代ビジネス』(講談社)、『集英社オンライン』(集英社)、『週刊女性PRIME』(主婦と生活社)、『女子SPA!』(扶桑社)などにコラム寄稿。LINE公式のチャット相談サービスにて、計1万件以上の恋愛相談を受けている。
公式X

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


卑しい街を男が独り行く時代は終わったね 2023.6.26(月)
 卑しい街を男が独り行く時代は終わったね。 「夜は短し歩けよ乙女」の主人公のように、どこかで李白老人に会えるかも。...
「俺んとこ、こないか」“たまたま”のクールな流し目にキュン
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
誰だって一つくらいありますよね? 大人の「好き嫌い」その原因と克服法
 大人になると、不思議と子供の頃苦手だったはずの食べ物が「おいしい」と感じることがあります。逆に「やっぱり苦手」と感じる...
職場ランチは仕事の延長ですか? 疲れる理由と苦痛から上手に逃げる方法
 職場は仕事をする場所ではあるものの、仕事だけしていればOKなわけではありません。職場の人とのコミュニケーションは避けて...
子宮頸がんの術後、初めてのセックス。痛すぎる、全然気持ちよくない!
 子宮と卵巣を失い、人工的に閉経。命が助かっただけでももうけもの、セックスは諦めなきゃいけないの?  42歳未婚で...
2023-06-24 06:00 ライフスタイル
LINEのグループ名どうしてる? センス抜群で真似っこしたい女子会用3選
 女同士で集まる女子会。たわいもない話で盛り上がる時間は本当に楽しいですよね! 女子会と一言でいっても、皆さん実にいろい...
若いうちにしかできないことってたぶんある 2023.6.24(土)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
お酒は好き! だけどね…飲み過ぎで記憶なくした次の日にすべきこと
 お酒が好きな人は、ついつい飲み過ぎてしまう人も多いでしょう。中には次の日、「記憶がない」なんて経験をしている人はいませ...
神々の前で人は何を想うのだろう 2023.6.23(金)
 この夕陽を浴び、神々の前で人は何を想うのだろう。  自分と家族が健康な毎日を送ること。世界が平和と共存に向かうこ...
人間は“ド忘れリピート”が前提かも? シゴデキ女子たちの仕事観3.0
 みなさんは仕事で一回したミス、もう一度したことありますか? 私は何回もあります。そして忘れてしまうこともよくあります。...
冷え性つらいし試してみる?カフェイン断ちメリット5つ&成功させる方法
 朝起きたらコーヒーを淹れることがルーティンになっていたり、仕事中にコーヒーブレイクするも多いでしょう。眠たい時や疲れた...
身体のSOS見逃さないで!「鉄分不足」で生じる不調サイン5つと改善策
 毎日忙しく過ごしていると、ついつい自分の身体のサインを見逃しがち。「これくらい大丈夫」と高を括っている人も多いでしょう...
モテ男協議に「異議あり!」白ソックス“たまたま”が立候補するの巻
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
キンプリ見分けムリ! 40女の老化あるある2023.6.22(木)
 45歳です。もうじき46歳になります。誰ですか「40にして迷わず」なんて言った人は。40代も後半になってもなお、迷走し...
ジムのあちこちで出没する迷惑おじさん! イラッと回避の対処法は?
 夏、目前! 健康維持やダイエットのために、スポーツジムに通う人が増えるシーズンですね。思い切り身体を動かすと、リフレッ...
マジで嬉しい観葉植物ブーム!「バイオフィリア」から学ぶ新しい生活
 猫店長「さぶ」率いる我が愛すべき花屋のわりとご近所に大型ショッピングモールが出現し、何かと相談にのってくれる花屋の男友...