石丸伸二、議席ゼロでも“上から目線”の謎。ひろゆきやホリエモンの批判をかわすロジックが斬新すぎません?

堺屋大地 コラムニスト・ライター・カウンセラー
更新日:2025-08-04 13:02
投稿日:2025-07-09 11:50

都議選では候補者42人が全滅なのに

 7月20日(日)に投開票が迫る参議院選挙。昨年の東京都知事選で小池百合子氏に次いで約165万票も獲得し、石丸旋風を巻き起こした石丸伸二氏は、地域政党「再生の道」の代表として、東京選挙区1人、比例代表9人の候補者を擁立しています。

 先日行われた東京都議選では、「再生の道」は42人の候補者を擁立していたものの、全員落選してしまっていましたが、そんな「再生の道」を率いる石丸氏について、コラムニスト・カウンセラーの堺屋大地さんはどういった見解なのでしょうか。

【関連記事】彼が『石丸伸二氏』『ひろゆき氏』推し、論破系男子との結婚でうまくいく女性と回避法は?

  ◇  ◇  ◇

石丸伸二(政治家、42歳)

新時代の政治のプロフェッショナル

 石丸伸二様は本当の意味で、これまでにいなかったタイプの政治家と言えるでしょう。

 つまり、“新時代の政治のプロフェッショナル”なのです。

 都議選で42人も立候補していながら全員が落選してしまった「再生の道」と石丸様について、有識者たちは次のような見解を示していました。

 堀江貴文さんは「悲惨な結果」、「さすがにゼロ議席だとかっこ悪すぎ」。

 ひろゆきさんは「たぶん『石丸旋風』というものはもう存在しない」。

 青汁王子こと三崎優太さんは「言葉だけの政治ごっこの偽善者にはもううんざり」。

 しかし、議席ゼロの見通しとなった都議選開票日の夜に行われた記者会見では、石丸様は余裕の笑みをたたえて登場。まずこれがすごい、かっこいい。

 候補者の大半の当選が難しい状況についての記者から意見を求められると、石丸様は「そうなんですね、という感想です」と当意即妙な切り返し。その後、記者に対して「(言っている意味が)通じました?」と煽るような発言や、「(党の発表を)見返しなさい」と上から目線のお説教発言などを繰り出します。

 そして、もともと目標は「都議選に候補者を擁立する」と定めていたこともあり、「その観点で言えば党としての目標はしっかり叶えているんです」と達成報告! そう、42人もの候補者が全滅していようが、党としての目標クリアできているという斬新なロジックです。

 …………「最初から低い目標掲げて惨敗したときの予防線を張ってただけでは?」って穿った見方をした人、それは間違っていますよ!! 「楽々クリアできる目標設定にしたのはあとから言い訳しやすいようにしてただけ」でもないですよ!!

 石丸様は党としての目的は「広く国民の政治参加を促す」ことだって言ってますよね!? 予防線でも先に言い訳考えてたわけないんですからね!!

堺屋大地
記事一覧
コラムニスト・ライター・カウンセラー
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。本連載意外に『日刊SPA!』(扶桑社)で恋愛コラム連載、『SmartFLASH』(光文社)でドラマコラム連載。そのほか『文春オンライン』(文藝春秋)、『現代ビジネス』(講談社)、『集英社オンライン』(集英社)、『週刊女性PRIME』(主婦と生活社)、『女子SPA!』(扶桑社)などにコラム寄稿。LINE公式のチャット相談サービスにて、計1万件以上の恋愛相談を受けている。
公式X

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


キリスト教のお盆「ハロウィン」 その由来とカボチャの意味
 ワタクシ、全く上達しないドイツ語の個人レッスンを受けております。上達しない理由は一重にワタクシの不真面目さによるもので...
自然災害に巻き込まれた…子どもとどう向き合ったらいい?
 台風19号の爪あとが各地に深刻な被害をもたらしていますが、近年は相次ぐ自然災害で被災住民が避難生活を余儀なくされるケー...
月吹友香さん<後>41歳専業主婦が小説家を目指して見えたもの
 第18回(2019年度)「女による女のためのR-18文学賞」(※)の大賞受賞作「赤い星々は沈まない」は老女の性を大きな...
今日の議題はにゃに? 夕暮れの猫集会でポロリ“にゃんたま”
 猫の島、日暮れ近くに猫の集会にお邪魔しました。  おのおの一定の距離を保って、茶白、黒白、サビ、三毛、キジ、サバ...
“生活習慣病”も予防して! 介護は認知症だけじゃないんです
 日本は長寿大国です。誰しも安心して生涯を全うできるとしたら、高齢であることはとても素敵なこと。しかし、介護士でもある筆...
月吹友香さん<前> 私がR-18文学賞で高齢者の性を描いた真意
 読書の秋到来。直木賞や芥川賞、日本推理作家協会賞に本屋大賞……国内には数多の文学賞がある中で、「R-18文学賞」(※)...
犬でなく人間だったらと思うと…モラ気質なワンコの実態3選
 モラハラ気質は、人間だけに限ったお話ではないのかもしれません。「うちの犬が人間だったら、モラ男(モラ女)に違いない…」...
子宮全摘だけでもつらいのに…腸閉塞で長さ190㎝の管を挿入
 私は42歳で子宮頸部腺がんステージ1Bを宣告された未婚女性、がんサバイバー2年生です(進級しました!)。がん告知はひと...
お日様パワーでモテにゃんに…ぽかぽか日光浴“にゃんたま”
 きょうのにゃんたまωは、雨上がりの日光浴。  濡れた毛を乾かして、お日様パワーでぽかぽかリラックス♪  気...
魔法の鍋! 自動調理鍋の購入でキッチンはどう変わったか?
 最近話題の自動調理鍋。材料を入れてスイッチを押すだけで、料理ができてしまうという優れもののようです。少しでもラクをした...
癒し系の彼女になって? 恋愛はそういうサービスじゃない!
 あなたには理想の恋人っていますか? 「優しい人がいい♡」「背が高くて色白がいい♡」「お金持ちがいい♡」  好きなタ...
共感されないけど…子どもを欲しいと思わない女の4つの理由
「子どもが欲しいと思わない」――。女性がポツリともらすと、男女問わず「どうして!?」「なんでほしくないの?」と質問責めに...
人はなぜ死者に花を手向けるのか? 古代から続く花のチカラ
 お花屋さんという御商売は、本当にさまざまなお客様のいらっしゃる場所でございます。ワタクシのお店は神奈川でもちょっぴりカ...
都会男子にスナックがブーム?おしゃれな20代男子が集うワケ
 スナックといえば従来は、場末な雰囲気でおじさんが多くて、煙たいイメージが強かったかもしれません。しかし、今そんなスナッ...
レディーファーストは常識!成熟“にゃんたま”デートに密着
 にゃんたマニアのみなさんこんにちは。  きょうは、にゃんたまωデートを後ろから大接近!  猫の写真週刊誌が...
なぜ内縁の夫や再婚夫はシングルマザーの連れ子を虐待する?
 女性の連れ子を虐待する内縁の夫や再婚夫の事件があとを絶ちません。一体どうしたら彼らの凶行を防げるのでしょうか。虐待する...