27歳女優が“猫”ブームに思うこと。保護猫活動を通して感じた「命」に対する決意

望月ふみ
更新日:2025-07-18 11:45
投稿日:2025-07-18 11:45

映画『逆火』、貧困や犯罪の現実を知るきっかけに

――現在、お仕事は新作映画『逆火』が公開中ですね。「ぎゃっか」と読みますが、なかなかタイトルからどんな映画なのか想像がつかない気になるタイトルですね。

 そうですね。実はタイトルに関しては、英語のカタカナタイトルとか色々候補があったんですけど、それが最終的に漢字で『逆火』になって、「そうだよな」と自分の中でしっくりきました。

――まだ観ていない読者に、なにかひと言お願いします。

 あくまで私の印象ですが、最近、「映画に行ってまで現実を見たくない」という言葉を聞くことが増えた気がします。いろんな映画があっていいし、観る人の選択に任せますが、この映画で触れられるようなヤングケアラーや貧困、犯罪といったことって、映画を通してのほうが見易かったりするし、そうしたことが現実の世界にあるんだということを知るきっかけにもなると思います。無関心にならずにすむというか。

 私は、常々、もっとみんなに世界のいろんなところに目を向けてほしいという気持ちがあるので、こういう映画からでも、一歩を踏み出してもらえたら嬉しいです。

映画『逆火』作品概要

『逆火』は全国順次公開中
https://movies.kadokawa.co.jp/gyakka/

<『逆火』概要>
『ミッドナイトスワン』などの内田英治監督によるサスペンスドラマ。映画監督を目指しながら、助監督の仕事に没頭する野島(北村有起哉)は、貧しい生活を送りながら亡き父を介護してきたという少女ARISAの自伝を映画化する現場に入った。しかし成功者となったARISA(円井)の周囲から話を聞くうち、彼女が父親を殺害したのではないかと疑いはじめる。

望月ふみ
記事一覧
70年代生まれのライター(ときどき撮影)。映画やドラマ、タレント本などのエンタメ関連記事を執筆。現在はインタビューが中心で、月に20本ほど取材。ねこ検定上級、2級愛玩動物飼養管理士取得と愛猫家街道をばく進中。

X

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


ショートスリーパー女子直伝 人生を少し長くする5つの方法
 私は、いわゆる「ショートスリーパー」です。10代の頃に「1日8時間睡眠だと、人生で30年は寝てしまう!」という事実に驚...
プラネタリウムはいつからカップルスポットになったのか?
 ふっと星空を見上げてぼうっとしたい。仕事に疲れた時、人は、星を求めることがあります。以前は、たったひとりでプラネタリウ...
焦りは禁物…猫が心を開いた時に“にゃんたま”もコンニチハ
 ニャンタマニアのみなさんはご存知と思いますが、にゃんたまを見ることができるのは猫がこちらに気を許している時。焦って見せ...
保育者たちが夢を熱く語る「保育ドリプラ」に感動しました
 こんにちは、小阪有花です。  前回のコラムで、保育業界にかかわる方々が夢や実現したいことを熱く語るイベント「保育...
若い男の子のプリプリ“にゃんたま”は歴代5本指に入る魅力
 近年、希少価値ナンバー1部位となった天然「にゃんたま」。  きょうのにゃんたまは、爽やかな海風の吹く猫の溜まり場...
天然モノは貴重…思わずモフモフしたくなる“にゃんたま”
 私が天然の「にゃんたま」と呼ぶのは…地域猫、保護猫活動が広まる今、去勢手術をしていない、自然の、ありのままの「にゃんた...
お酒好き女子にオススメ とっておきの「二日酔い対策」4選
 二日酔いって本当にツラいですよね。吐き気、頭痛、胸焼けの症状に苦しみながら出勤とか、考えただけでもぐったりです。でも、...
まるくて、ふわふわ…“にゃんたま”を愛でて幸せな気持ちに
「にゃんたま」に、ひたすらロックオン!猫フェチカメラマンの芳澤です。  肉球、ふぐふぐ、尻尾…と、どのパーツを見て...
1滴で1週間のストレス解消? 強い女性こそ“涙活”のススメ
 大人になればなるほど、泣けなくなるのが世の常。たとえ失恋したってグッと堪え、仕事や次の恋愛に向かえるパワーを身に付けて...
子供は無条件にかわいい…でも保育園の現場は大変なんです
 こんにちは、小阪有花です。ご存じの方もいるかと思いますが、私は2009年に芸能界(旧芸名:小阪由佳)を引退後、引きこも...