そのダイエット、骨格タイプに合ってないかもよ。診断別に“理想の痩せ方”がある? ナチュラルは全身運動が◎【医療従事者監修】

コクハク編集部
更新日:2025-08-07 08:00
投稿日:2025-08-07 08:00

2. 3つの骨格タイプの特徴と太り方

「一般的に、骨格ストレート・骨格ウェーブ・骨格ナチュラルという3タイプに分けられていることは、知っているかしら?」

「はい。私の周りも骨格タイプ診断を好きな人は多いので…」

「実は、その骨格タイプによって、おすすめのダイエット方法も変わるの。

 たとえば、骨格ストレートは筋肉がつきやすいタイプだから、短時間で高強度な運動をするのがおすすめよ。筋肉量を活かして、基礎代謝をアップさせながら引き締めるのがいいの。とくに、二の腕に脂肪が付きやすいから、そこを重点的に絞ると成果が見えやすいわ。

 骨格ウェーブは下半身に脂肪が付きやすいから、お尻や太ももを重点的にシェイプアップさせるのがおすすめ。ウォーキングをするといいわよ。あと、むくみ対策として水分バランスを意識したり、ストレッチをしたりするのもいいわね。

 最後に、骨格ナチュラルタイプ。筋肉も脂肪も付きやすいから、全身を絞ることが重要よ。全身運動で、バランスよくダイエットするのがおすすめ。それと、脂肪が付くことで末端が冷えやすいから、内側から温める食事メニューを意識するといいわ」

 えりのボスの言葉に、アユミさんは目を丸くします。

「骨格タイプごとに、そんな違いがあるなんて! そういえば、私は骨格ナチュラルっていわれたことがあるんですけど、下半身ばかり鍛えていました…。だから、あまり体型が変わらないように見えたのかもしれませんね…」

「その可能性はあるわね。それと、ダイエットには骨格タイプだけじゃなく体質も重要なの。今からそれを紹介するわね」

3. 骨格だけじゃない!ダイエット成功には体質もチェック

 骨格タイプが同じでも「あの人の方が早く痩せる」「私はむくみが取れない」なんて悩みを抱えることも。そうした差が生まれる原因は「体質」にあるかもしれません。

3-1. 同じ骨格タイプでも差が出る理由

 ダイエットがうまくいかない人は、以下のような不調を抱えている可能性があります。

・睡眠不足やストレスによる自律神経の乱れ
・冷えやむくみ
・消化機能の低下
・ホルモンバランスのゆらぎ

 たとえば、むくみやすいからといって水分を控えると、水分排出が滞り体重が増えることがあります。また、内臓の冷えが消化機能の低下につながり、体調不良を引き起こすこともあります。つまり、自分の体質を知ったうえで、体質に合わせたダイエットをすることが重要です。

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