そんなときに、真っ先に削る人も少なくないのが「美容費」ではないでしょうか。しかし闇雲に美容費を減らしてしまうと、40代以上は“貧相見え”や“お疲れムード”が目立ち、残念な印象に。
ここ最近で私が見た「節約のせいでルックスになってしまった」を2つのパターンでお話します。
パターン1. ファンデーションの質を落としたら…
まずは、ファンデーションの質を落としたら肌に合っていないせいで、美肌から残念肌へと印象が変わってしまったパターンから。
40代後半女性のA子さんは、とあるデパコスブランドのファンデーションを愛用していたものの、今年の夏からは節約のためにプチプラにシフトしたそう。
塗った感覚や保湿感はこれまでのデパコスとそこまで遜色なく「今までと似た仕上がりなのに、お値段は安くてラッキー!」と思っていたところ…。
実際には時間が経つとヨレてメイクが崩れるうえに、塗った直後の色合いと時間が経ってからの色合いが変わってしまい、メイク直後には美しくても数時間後の肌は「美肌」からは程遠い状態に。
優秀なプチプラのファンデーションも増えているので、一括りに「プチプラ=ダメ」ではありません。けれど、崩れにくさや保湿力が足りないと、40代以上の女性を残念な見た目に導きやすいのも確かです。
ファンデーションを変える際にはメイク直後だけで判断せずに、数時間後の肌状態もしっかり見極めてチェックを!
パターン2. 安売りシャントリでにシフトしたら…
続いては、シャンプーやトリートメントを変えたため、髪の質感が残念になったお話です。
40代前半・B美さんのケースは、今まではセットで7,000円以上のシャントリを使っていたものの、物価高を意識して低価格帯のものにチェンジ。
洗っているときから「これまでのものとはまったく違うな」と気づいていたそうですが、半分ほど使ったところで髪の毛のごわつきや広がりが強くなったとのこと。
結局、髪の見た目を整えるためにヘアミルクとアウトバストリートメントを新たに買い足すはめに…。「節約したはずが、想定外に余計な出費がかかり手間も増えてしまった」とも話していました。
トータルの出費として見ると、これまでよりやや抑えられたのかもしれません。
プチプラで自分の髪に合うものが見つかればいいけれど、40代以上の髪は、ただでさえツヤが失われたりダメージが目立ったりしやすいもの。
妥協によってケアの手間も増えるうえに見た目にも満足度が低い…なんて悲しすぎますよね。
節約美容で大事なポイントは?
節約を優先しすぎて“安物”に走った結果として残念な仕上がりは、まさに「安物買いの銭失い」。
日々の美容アイテムは価格も大事ではあるものの、それ以上に自分との相性が重要と私は考えています。
肌や髪は見た目の印象を大きく左右する部分です。節約美容を心がけるときにはなくても困らないものや代用できるものは買うのを控え、大事な部分には「譲れないポイント」を意識するといいでしょう。
12月に値上げされる食品の数はおよそ100品目。まだまだ物価高は続きそうですね…。賢い出費で、最大の美容効果を狙っていきましょう!
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