更新日:2025-08-24 11:45
投稿日:2025-08-24 11:45
戦争を体験した100歳の祖父
――出演映画『雪風 YUKIKAZE』のお話が出ましたが、今年は第二次世界大戦終結から80年ということもあり、多くの戦争映画が公開されています。田中さんご自身が、身近な方から戦争体験を聞かれたことはありますか?
100歳だった祖父が、今年旅立ちました。お葬式のときにも、父やおばが、「お父さん、昔、戦争の話をしてくれたね」といった話をしていました。私自身、以前『聯合艦隊司令長官 山本五十六』(2011)に出させていただいたとき、祖父に「今度、こういう映画に出るんだよ」と話したんです。
そしたら「山本五十六さんか!」と勇ましい、すごく大きな声で言われまして。自分たちの感じる歴史上の人物という捉え方とは、また違う感じでの捉え方をしていたのをはっきりと感じました。
平坦な「幸せの道」を更新していきたい
――なるほど。
そうやって実際に戦争を体験した親族は祖父が最後だったので、もう親族の中で戦争体験を直接家族に伝えられる人はいなくなりましたが、今回の『雪風 YUKIKAZE』のような作品があって、一緒に話はできます。「これはどういうこと?」と聞いてもらえると、自分も伝えやすいと思いました。
――最後にひと言、本作をご覧になったときの田中さんご自身の感想を聞かせてください。
ラスト、ものすごくダイレクトに私たちに問いかけてくるところがあって、本当にドキリとしましたし、80年前と今を、まさにつないでくれる映画だと思いました。私たちは平和に暮らす義務があるというか、健康で楽しく生きる責任があることを感じさせてもらえる、とても強くて優しい映画だと思います。
映画『雪風 YUKIKAZE』概要
エンタメ 新着一覧
昭和17年3月。直言(岡部たかし)の工場は軍からの注文が途切れず、順調に稼働を続けていた。戦時下で食べ物が貴重になる中...
結婚した寅子(伊藤沙莉)は弁護の依頼も来るようになり順調な日々を送る。
ある日、手伝いとして働くよね(土居志央...
圧倒的な強さと精神力、鍛え抜かれた筋肉美、昭和の名横綱“ウルフ”千代の富士、整った顔立ちと沸き立つ色気がたまらない“各...
寅子(伊藤沙莉)は、弁護士として社会的な信用を得るためにお見合いをさせて欲しいと直言(岡部たかし)とはる(石田ゆり子)...
晴れて弁護士になったが、女性であることを理由になかなか依頼をしてもらえない寅子(伊藤沙莉)。「女の幸せより大事なものか...
2018年にコンビとして『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)のチャンピオンとなり、2019年にピン芸人として『R-1ぐ...
寅子(伊藤沙莉)の1年先を行く花岡(岩田剛典)は司法修習後の試験に合格。どうしても早く伝えたいと寅子に電話をしてきたの...
先月までNHK-BSで放送していた「舟を編む~私、辞書つくります~」はなかなか素敵なドラマでした。
三浦しをん...
昨年6月、人気シェフ・鳥羽周作氏とのダブル不倫が報じられ、無期限の謹慎処分を受けていた広末涼子。その後、夫だったキャン...
とうとう合格した寅子(伊藤沙莉)、先輩の久保田(小林涼子)、中山(安藤輪子)。そして寅子と合格者が3人も出たことで、廃...
俳優の生田斗真(39)が大炎上している。生田はインスタグラムのストーリーズで、ファンから質問に回答する企画で「今日で妊...
涼子(桜井ユキ)と香淑(ハ・ヨンス)の思いを背負って、寅子(伊藤沙莉)たちは再び高等試験に挑むが、今度は梅子(平岩紙)...
NHK連続テレビ小説『虎に翼』が好評だ。主人公は日本初の女性弁護士・三淵嘉子をモデルとした猪爪寅子。彼女が投げかける疑...
昭和13年春、明律大学を卒業した寅子(伊藤沙莉)たち。寅子は雲野(塚地武雅)の法律事務所で働きながら高等試験合格を再び...
ゴールデンウィークといっても、どこかにお出掛けの予定になんの予定もなく、ただ漫然とテレビを見ていたら、神様から思わぬご...
昭和11年12月。1年半に及んだ直言(岡部たかし)の「共亜事件」がいよいよ結審の日を迎えた。
寅子(伊藤沙莉)...
















