更新日:2025-09-30 11:45
投稿日:2025-09-30 11:45
踊り子として全国各地の舞台に立つ新井見枝香さんの“こじらせ”エッセーです。いつでも、いついつまでも何かしら悩みは尽きないし、しんどいことだらけの日常ですが、生きていく強さを身に付けるヒントを共有できたらいいなという願いを込めまして――。
45歳、ふいに重い雲が立ち込める
いつになったら楽になるのだろう。20代の頃は「30過ぎたら」、30代の頃は「40代になれば」、40代になったら「50を超えると」…。いつの頃も自分より少し先行く大人たちは、悩む私をそう諭して余裕の笑顔だった。
なるほど、あと少しがんばれば憑き物が落ちたような顔で笑えるのか。そう信じて45年ほど生きたが、まだ思春期の頃と同じ、抜けるような快晴の日は長く続かず、ふいに重たい雲が立ち込める。
【こちらもどうぞ】電マの営業からラブホの清掃員へ…羞恥心とも戦うストリッパーが思うこと
救いを求めるように手を伸ばした、7つ年上の女性が書くエッセイには、まず第一章から今私が懸念することとそっくり同じことが書かれており、慌てて本を閉じた。まさかあの余裕の笑顔は、人生の先輩として必死に虚勢を張っていただけではあるまいか。
「60になっても同じ…」という一文が目に入った気がしたが、どうか見間違いであってくれ。
「楽に生きる」って何?
もう大それた夢や希望を抱くことはなくなった。他人にも自分にも大きな期待は抱かない。ただ早くこの波打つ感情を乗りこなし、楽に生きたいだけなのだが、それが殊のほか難しい。楽に生きるとは、どういうことだろう。
仕事の量を減らす、住環境を快適に整える、好きな人とだけ付き合う。そういうことなら、自分である程度コントロールが可能だ。それで言うなら、私は今人生で最も楽に生きていると言える。
ライフスタイル 新着一覧
少しでも生活を楽にしようと節約に挑戦している人はたくさんいるはず。独特な節約方法を編み出した強者もいるようです。
...
スナックというものに関わりはじめて十数年。働く側としてもお客さん側としても、いろんなことを知り、経験してきて、やっぱり...
あなたが「鬱陶しいわ」「なんかイライラする」と鼻につくのはどんな人ですか? きっとさまざまな意見が飛び交うでしょう。
...
セクハラ、モラハラ、カスハラ、マタハラ…。ハラスメントに厳しい昨今、次々と「これはハラスメントだ」といわれることが増え...
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
社会に深く根付き、日々私たちを苦しめる「ルッキズム」。そんなルッキズムが支配する社会に対し、Noを突きつけるアイコニッ...
人に貸したものを返してくれなかった時、催促するのは気まずいと感じる人が多いですよね。今回は、LINEで相手に嫌な思いを...
「美容ガチ勢」と聞くと、美容を全力で楽しんでいるキラキラした女性が頭に浮かびますよね。でも、美容ガチ勢の女性は美容を楽し...
転職や人事異動など、新しい環境で仕事がはじまったはいいものの、めっちゃ仕事ができないハズレ上司を引いてしまったー! な...
子育てと仕事、どちらも完璧を求められる令和。「ちゃんとした育児」は本当に必要なのでしょうか? 無理せず幸せに暮らすため...
仲を深めたい相手、良好な関係を築きたい相手と会話をするときは、相手が気持ちよくなる相づちを打つよう心がけてみてください...
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
「自分から誘うのは勇気がいる…」なんて人は意外と少なくないはず。でも、毎回「誘って!」「プラン立てて!」という受け身スタ...
知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「校閲婦人と学ぶ!意外と知らない女ことば」では、女性...
昭和から令和へ。時代とともに「女性の働き方」は大きく変化しました。求められる女性像に翻弄された今の40〜50代は今何を...
「朝起きたら、お布団の中でぬくぬくしながらスマホをいじるのが至福なんじゃ〜♡」と感じている方、要注意。朝のスマホいじりの...
2025-06-21 06:00 ライフスタイル
















