婚活疲れの最終手段、 “地方移住”は希望だったのに…女性が見た厳しい現実「介護要員は嫌」と嘆き

内藤みか 作家
更新日:2025-10-17 11:45
投稿日:2025-10-17 11:45
 このまま婚活や恋活をしていてもいい人が見つからない……そう感じる女性は、別の方向性を模索します。特にアラフィフは焦るあまり、結論を急ぎがち。

 そんな彼女たちが今、希望の光を見出しているのは地方移住だそうです。

年下、外国人、同性…という方向転換

 まず、同年代がダメなら年下という考えが生じる女性が多いようです。なぜか年上には目が行きません。50代より年上なら60代ですから、定年退職後のおじいさんも対象になってしまい、恋愛感情が湧かないというのが大きな理由です。

 そのため、目線はまず年下へ。しかし若くてルックスがいい男性は他の年代の女性も参戦してくるため、なかなか交際までには至らず苦戦することに。

 しばらく頑張ってみたもののうまくいかず、さらなる方向転換を迫られることになりがちです。

「日本人には私の良さを分かってくれる男性はいない」などと、ターゲットを在住外国人に移す女性も増えてきました。日本人男性は年齢が若い女性を好みますが、外国人はそうでもないからです。

 とはいえ、やはり語学力がないとなかなか男女の関係は発展しないもの(語学力がある人は海外移住という次の方向性を見出すこともあります)。

 さらに、男性がダメなら女性と考え、女性に目を向ける人もいます。その結果、恋愛対象は倍に広がるわけですが、相手をどうやって見つけるかわからず、入り口で立ち止まってしまう人も。見つけられたとしてもうまく立ち回れず、関係を進展させることが難しいこともあるようです。

都会がダメなら地方移住

 そんななか、地方移住に希望を見出す女性もいます。

 アラフィフのT子さんもそのひとり。今では地方移住を考える人のためのお試し短期移住や現地説明会などが各地で活発に開かれていて、それに参加するうちにパートナーも見つけられるのでは、と考えるようになりました。フリーのプログラマーなので、仕事はリモートでなんとかなるからです。

 地方移住をしても、現地の人と親しくなるには時間がかかる場合も多いそうですが、移住者同士のコミュニティーがあり、そこでご縁を得る人もいるんだとか。

 老後に田舎暮らしをと考え、移住を希望する人も少なくないので、T子さんと同年代の人も少なくないのです。

内藤みか
記事一覧
作家
著書80冊以上。大学時代に作家デビューし、一貫して年下男性との恋愛小説を書き綴る。ケータイ小説でも話題に。近年は電子媒体を中心に活動。著書に「あなたに抱かれたいだけなのに」など。イケメン評論家として、ホストや出張ホストなどにも詳しい。
XInstagram

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


親ガチャにハズレた! 5つの苦い思い出とそこから一歩を踏み出す方法
 生まれる時、私たちは親を選べません。どんな親のもとに生まれるかは、ガチャガチャのごとく運次第。  大人になるにつれ「...
寂しがる親との距離感、よい解決策は?大人になるほど複雑に
 みなさんは、親との距離感って考えながら付き合っていますか? ベタベタしすぎず、ドライすぎず、お互いを尊重し合えるのが理...
キッチンに馴染む 無印良品の「真っ白な消火器」買いました
 突然冷え込んで、一気に冬っぽくなってきました。この時期になると我が家の近所では見回りの小さな消防車が「カンカン」と音を...
ニャルソック発動中!カメラバックに夢中な“たまたま”の後姿
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
花にも高温の後遺症!パンジービオラ「茎がビローン」をバッサリde解消
 いきなりの寒さです。猫店長「さぶ」率いる我が愛すべきお花屋は、まぁまぁ暖地の神奈川にございますが、ここにきて例年通りの...
なぜ独身女性は性格に難ありと思われるの? “訳あり女”回避に大事なこと
「いいトシして独身の女性は性格に難あり」なんて言葉を聞くことがありますよね。独身の女性は「私も周りからそんな風に思われて...
すべてはそこから 人も食べ物も「相手を知る」と好きになる
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
モテないのは「太ったから」ってさぁ 女友達の素直すぎるLINEにグサッ
 自分にも人にも素直な人は魅力的ですよね。言葉に計算や嫌味が隠れていないため、付き合いやすく感じるはずです。 ...
子供も自分も波風立てずに守りたい! モンペア級要注意ママ友の見分け方
 子育て中はママ友との付き合いは少なからず避けられません。もちろん、気の合う人もいるでしょうが、中には要注意人物やモンス...
マウント地獄は住んでから…ゴミ捨て顔作りは当然!タワマン住民あるある
 華やかなイメージのあるタワマン生活。誰よりも高い場所から街の景色を見下ろせるのだから、とてもいい気分だろうなと想像して...
戦いごっこの兄弟を激写!純白のツー“たまたま”はまさにお宝
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
生活感がない世界が一閃切り開かれる瞬間をみた
 生活感がない世界が一閃切り開かれるよう。  巨大な建築物と、血管のように張り巡らされた路線と、時間に正確な鉄道と...
発達障害疑惑の長男が知能テストで高得点…医師の診断に母の心は晴れない
 ステップファミリー6年目になる占い師ライターtumugiです。私は10代でデキ婚→子ども2人連れて離婚→シングルマザー...
「べっぴん」の由来は? 褒め言葉のつもりでもセクハラ認定の可能性が…
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
カナとか!!!とかwwwとかおばさん構文認定なのね…ドン引き痛LINE集w
 言葉遣いや、文章の書き方は世代によって変化していますよね。  そのため、LINEの文章には、つい年代が滲み出てし...
ほっこり読み切り漫画/第61回「ぎゅうぎゅうにゃんこホーム」
【連載第61回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、突然「コクハク」に登場! 「しっぽ...