「どんな親なの?と笑われる」キラキラもシワシワも…名前が“生きづらさ”を生む現代。親からの愛にラベルを貼るな

おがわん ライター
更新日:2025-11-04 11:45
投稿日:2025-11-04 11:45

名前の価値は時代の風向きで変わる

 陽翔さんは言う。

「子どもの頃は嫌でしたけど、今はもう、名前を訂正するのも慣れました。逆に“珍しいね”って言われたら、“覚えてもらえてラッキー”って思うようにしています」

 一方のとめ子さんは、笑ってこう話した。

「今は“とめちゃん”って呼ばれるのがけっこう気に入ってます。時代が一周して、“レトロかわいい”って言われるようになったので」

 結局、名前の価値なんて時代の風向きひとつで変わる。

 10年前に笑われた“光翔(ぴかる)”が、20年後には“個性的で素敵”と褒められるかもしれない。

“たけし”が時代遅れと言われても、本人が堂々と生きていれば、むしろそれがブランドになる。

 生きづらいのは“読めない名前”でも“古すぎる名前”でもない。“名前で人を判断する社会”のほうだ。

 誰もが名前に込められた思いを背負って生きている。

 それを笑うより、まずは一度、「あなたの名前、素敵ですね」と言える人間でありたい。

おがわん
記事一覧
ライター
かつてちょっとだけ芸能の世界に所属。現在は縁あって、雑誌やWebメディアなどでライターとして活動中。エンタメ系から日常ネタまで、気になるあれこれを取材。楽しく読んでもらえる文章を目指して、日々ゆるっと執筆中です。

ライフスタイル 新着一覧


おひざ大好き♡ 甘えっ子“たまたま”がいっぱいな癒しのお店
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
「五十路アイドル」キムタクに膨らむ妄想 2022.11.13(日)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
セルフお灸「熱さレベル1」からはじめよう 2022.11.12(日)
 突然ですが、セルフお灸にハマっています。  サウナやマッサージなど、血行をよくする健康法は色々ありますが、お灸もいい...
金欠!お金がない!でも「楽しい休日の過ごし方」8パターン
 せっかくの休日もお金がないと、「何もできない」と感じてしまうもの。確かに、何かしようとすれば、お金がかかることがほとん...
熱心な“布教”は逆効果!推し活でやりがちなNG行為を猛省する
 生きるために必要な”推し”、みなさんにはありますか? 人やキャラクターだけじゃなくて、物や事柄でもいいのですが、とにか...
重力との戦い方…あらがうか受け入れるか?2022.11.11(金)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
伊勢「ジオラマ食堂」のオッドアイ美少年“たまたま”にキュン
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
値上げの嵐でクサクサ!金運UP“黄色のオンシジューム”に注目
 値上げの冬でございます。  猫店長「さぶ」率いる我が花屋にて、送られてきた電気代の明細を久々に見ましたら……目ん...
大阪「ジオラマ食堂」で“たまたま”発見!一休み中をパチリ♡
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
長く続く関係 きっかけはちょっとしたこと 2022.11.6(日)
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
それしんどくない?「健康オタク」から届くLINEあるある3選
 健康志向が高まる昨今、菜食主義やマクロビ、発酵食品などの食に対する関心を持ち、無添加の化粧品を使うなど素材にこだわった...
劣等感さよなら!「コンプレックスが消えた」5つのきっかけ
 どんな人でも、1つや2つはコンプレックスを持っているもの。でも、コンプレックスによって自分を卑下したり劣等感を持ってい...
大人も新鮮!新作絵本の楽しみ方に気付いた 2022.11.5(土)
 子どもの絵本を買う時、どういう基準で購入していますか? 4歳と1歳の2人の子を育てる筆者は、この前まで「自分が幼いころ...
ぷぅ~、音も臭いもヤバ!「おならのごまかし方」完璧ガイド
 人前でおならをしてしまう時なんて、誰にでもありますよね。でも、周囲の人のおならをあまり聞かないのは、みんなそれぞれ独自...
「この人と合わない」でも“心の扉を開いた風”に見せる3カ条
「この人とは合わないな」と感じたら、みなさんはどうしますか? 私は心の扉がものすごく重厚で、一度ダメだと思うと再び心を開...
“たまたま”のナゾを追跡! デザインがちょっと変わってる?
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...