2. いくつ当てはまる?中途覚醒の原因チェックリスト
「今の話だと、中途覚醒は自分でもわからないことが多いんですよね? 私は夫と寝室を分けていますし。どうすれば自覚できるんですか?」
「そうね…たとえば、今から言うチェックリストに心当たりがあるか教えてくれる?」
・寝る直前までスマホやPCを触ることが多い
・夜のリラックスタイムにコーヒーや紅茶、チョコが手放せない
・晩酌をする習慣がある
・自律神経が乱れていて、手足のほてりやイライラが気になる
・ふとしたときに頭に浮かぶ心配や悩み事を抱えている
・自分が使っている枕が合わないと感じている
・朝起きたとき、自分でわかるくらい大量の汗をかいている
・家族やペットが夜間に活動することが多い
「えっと…夜寝る前にお酒とチョコをつまむことが多いです。
年齢的に更年期も近いから自律神経が乱れている可能性もあるし、子どもの進路で悩んでいるし…。そういえば、家族が寝静まった後に猫が家中を走り回ることもあります」
「上のチェックリストに当てはまる数が多いほど、無自覚のうちに中途覚醒をしている可能性が高いと考えられるわ。話を聞いてみると、カズミさんはかなり可能性が高いみたいね」
「そんな…無自覚だと改善するのは難しいです! こういうとき、どうすればいいんでしょうか…」
泣き出しそうな顔で落ち込むカズミさんに、えりのボスは優しく微笑みかけます。
「それは、今から説明するから安心して」
3. 今すぐ試して!中途覚醒を防ぐヒント
自分でも気づかないうちに、睡眠の質を下げる恐れがある中途覚醒。それを防ぐために試したい3つのヒントを紹介します。
3-1.「光と運動」の意識
中途覚醒を防ぐためには、体内時計を整えることが大切です。そのために意識すべきポイントは「光と運動」。
朝はできるだけ太陽の光を浴び、軽くからだを動かしてください。とくに、起床後30分以内に太陽の光を浴びると、睡眠ホルモンと呼ばれる「メラトニン」が分泌され、夜の眠りの質が高まるといわれています。
日中は、デスクワークの人も軽めの運動を取り入れましょう。からだを動かして血行をよくすると、手足などの末端が冷えにくくなり睡眠が邪魔されることもありません。
ストレッチやウォーキングなどの無理しない程度の運動でもいいので、試してくださいね。
3-2.「寝る前」に寝つきは決まる
中途覚醒の防止には、布団に入る前の行動も大切です。たとえば、寝る直前までスマホやPCを触っていると、強い光が脳を刺激して眠りが浅くなります。
就寝前の1時間は「デジタルデトックス」の時間を取りましょう。
また、カフェインやアルコールを摂取すると、交感神経が刺激されて中途覚醒するリスクが高まります。コーヒーやお酒はもちろん、チョコレートや緑茶、ココアにもカフェインは含まれています。
就寝4~6時間前の摂取は控えるようにしましょう。
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