「なにわ男子」のオワコン化を示唆する長尾謙杜「恋に至る病」の深刻不入り…グループで生き残るのは誰?

更新日:2025-11-05 17:03
投稿日:2025-11-05 17:00

『なにわ男子』長尾謙杜(23)の3本目になる主演映画『恋に至る病』(10月24日公開、アスミック・エース)が苦戦している。ポップバースミックス社が発表した10月26日時点の観客動員数は4万3866人、興行収入は6058万円。上映館数が227館と少なめだったこともあるが、公開初日のランキングは第16位に終わり、同月31日現在までトップ10にも入れずにいる。

 長尾は2023年度に『嵐』松本潤(42)が主演したNHK大河ドラマ『どうする家康』に出演。同年公開の『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』(アスミック・エース)では主演の高橋一生(44)の青年期を演じ、役者として着実に力を伸ばしてきた。今年は『恋に――』を含め4本の映画に出演している。今年4月に公開された、當真あみ(19)との『おいしくて泣くとき』(松竹)は最終興収が約1億5000万円を記録し、今回の『恋に――』ではこの数字の上積みが期待されていた。

「3歳でスカウトされ、幼少期から子役やモデルとして活動してきた長尾が自らジャニーズ事務所に応募したのは“生田斗真さんみたいになりたい”という動機からでした。関西ジャニーズJr.からなにわ男子のメンバーに抜擢されたわけですが、役者としての現在のプロモーションに不満はないものの、目に見える数字(興収)がいまいち伸びない。アイドルグループに在籍しながらの役者人生が、彼にとって足枷にならなければいいのですが……」(芸能プロダクション関係者)

■CDセールスはデビュー時からほぼ半減

『恋に――』の興行的不振で、にわかにささやかれているのが、なにわ男子というグループそのものに関するセンシティブな話題だ。

 なにわ男子は来年11月、メジャー・デビュー5周年を迎えるのだが、これを一区切りに、グループとしての活動を熟考するのではないかとささやかれているのだ。

 実際、ここにきてのグループの人気停滞ぶりは、明らかだろう。22年のデビュー曲『初心LOVE』は70万枚を超えるセールスを記録したものの、今年9月にリリースした9枚目のシングル『アシンメトリー/Black Nightmare』は、CD不況の中で健闘しているとはいえ、その約半分。アジアへの進出がアピールされ、今年1月に韓国・仁川でライブを開催した際には、観客は会場のキャパシティ1万5000人の半分以下で、その半分以上が日本人だったという情報もある。

「前社長の強力なプッシュでメジャーデビューしたなにわ男子ですが、メンバーの相次ぐ恋愛・交際に関するスキャンダルもあり、完全に袋小路に迷い込んでしまった状態が続いています。元セクシー女優やアナウンサーらと交際報道のあった長尾謙杜もその1人。ピンで売るとしても、生き残れるのは道枝駿佑(23)、大橋和也(28)くらいだともっぱらです」(芸能関係者)

 後ろ盾と言われていた旧ジャニーズ事務所社長の藤島ジュリー景子氏の熱意も薄れつつあると言われ、グループとしての推しはtimeleszに代わられているようななにわ男子に、巻き返しのチャンスは訪れるのだろうか。

(芋澤貞雄/芸能ジャーナリスト)

  ◇  ◇  ◇

 なぜかスキャンダルに見舞われることの多いこのグループ。【関連記事】も要チェックだ。

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