しんみり…年末に急増する、人やペットの「お別れ花」。物価高でも後悔しない“花屋へ上手な頼み方”

斑目茂美 開運花師
更新日:2025-12-17 08:00
投稿日:2025-12-17 08:00

気のせい?

 あっという間に残りもあとわずかになりました。猫店長「さぶ」率いる我が愛すべきお花屋の店内は、年末ならではの商品が並んでおりますが、正直「まだ11月」な気分。

 おそらく寒い日が圧倒的に少ないからでしょうな。

 年々この「年末」感覚が薄くなることが、お客様とのお喋りのテーマになっております。

 とはいえ、ここ数日は急激に気温が下がり、冬らしくなってきました。不思議なもので、この時期になると花業界特有の「なんでだろう」案件がグッと増えてまいります。

 今回は年末になるとなぜか増えるあまり歓迎したくない事案の対処法がテーマ。「年末になぜか集中? 切なくも美しいお別れ花」の解説でございます。

【読まれています】「旦那死ぬよ!」住職から叱られて以来、大事な“トイレの掃除”。運気アゲアゲ狙うなら「水回り」が狙い目

物価高の影響がお悔やみごとにも…

 物価高は冠婚葬祭業界にも影を落としています。コロナ禍が過ぎても、その規模や予算は縮小の一途。今までお花屋さんに縁のなかったお客様がご家族総出で、飛び込んでくるケースもずいぶん増えました。

 小規模な葬儀や、直葬を申込んでみたものの、最期に棺に入れる「お別れ花」のあまりの少なさに愕然。限られたご予算の中で、最善の策を求めてお花屋さんに相談にいらっしゃるのでございます。

 人間の場合は思ってもいなかった経費が多いので、この物価高では残された家族にとっても結構な打撃。

 特に近年では医療が発達したせいか「生きるためのお金」として闘病中にほとんど使い果たして貯金ナシ…なんて別に珍しいお話ではございません。

 またペットが亡くなった場合、最近は自宅まできてくれて単独荼毘にしてくれる業者さんも増えました。

 寒暖差が激しい時期は、やはり泣きながらお花屋さんにお別れ花を求めにいらっしゃる方が後を絶ちません。

 特に我がお花屋は店長が猫なため、知らずにご来店なさったお客様が店長のやわやわなお腹を撫ぜながらさめざめと泣いていたり、あまりに悲しすぎて亡くなったペットに似た肌触りのものには近づけず店の外に…なんてことも。

 ペットも立派に家族なのだなと、ワタクシもしんみりいたします。

斑目茂美
記事一覧
開運花師
半導体エンジニアを経て花業界に転身。イベント・ホテルなどの装飾も手がける生花店を営む傍ら、コンテストで優勝・入賞を重ね、雑誌・新聞等に作品を発表する。神奈川各所にて花教室を開催。障害者支援も花で実践。悩ましくも素敵なお客様を「花」で幸せへと導く道先案内人。ブサかわ猫店長「さぶ」ともに奮闘中。Facebookやってます。

ライフスタイル 新着一覧


口癖は「私が悪かった」 そんな人に欠けているものって…?
 何か問題が起きたとき、すぐに周りの人や環境のせいにするのは良いことではありません。でも、「私が悪かった」という言葉を口...
ほっこり冬の幸せ!天使の口づけ「パンジー&ビオラ」の育て方
 暦は立冬を迎えました。ぼちぼち寒くなり、あたりが秋から冬の気配へと変わり始めると、お花好きの皆さま「今年もそろそろよね...
イライラしたらどうすればよい?対処法&避けるべきNG行動
 人間関係や職場環境、家庭内問題など、日常生活の中でイライラしてしまう原因は人それぞれ。上手に感情をコントロールすること...
なかなか出会えない? 縞三毛猫“にゃんたま”のモフモフお腹
 きょうは、モフモフお腹に顔をうずめたくなるにゃんたま君にロックオン。  気のせいか、カツラを被っているような柄の...
投げ銭はしないけど…ある意味で“無償の愛”がすごすぎるひと
 ライブ配信は、まさに魑魅魍魎(ちみもうりょう)がうごめく世界。今日も今日とて、多くのライバーやリスナーは、配信をめぐっ...
やんちゃ盛りが戦いごっこ “にゃんたま”も揺れる躍動感!
 きょうは、飛び跳ねるにゃんたまω!  ふたりはケンカしているの? 心配ご無用、「戦いごっこ」をして遊んでいるんで...
気が利いてる! 今秋、男性が絶対に喜ぶ意外なプレゼント3選
 男性へのちょっとしたプレゼントには、気の利いたものを贈りたいのが女性の心理。恋人など親しい間柄の相手にだけでなく、仕事...
最高のバイプレーヤー! マルチな才能を発揮するテマリソウ
 そもそも、なぜこんなモノを食べようと思ったのか……と、見た目が驚く食材が世の中多すぎるのでございます。  たと...
仕事に悩む人の共通点…誰かに頼るのは悪いことじゃない!
「仕事が早く片付かなかったり効率が悪いのは、私が無能だからだ……」。そんなふうに一人で悩んでしまうことはありませんか? ...
島暮らしの猫は忙しい…「用もないのに呼び止めるにゃ!」
 きょうは、アメリカCNN「世界6大猫スポット」に選ばれたことのある、福岡県の猫の島。たくさんの猫が暮らしている「相島」...
妊活と婚活に見つけた共通点…34歳で卵子凍結を決めた理由
 みなさん、こんにちは。結婚につながる恋のコンサルタント山本早織です。婚活や恋愛のコンサルをしている私自身が、結婚後に女...
弁護士もお手上げ!嘘に酔う虚言癖男…加奈子さんのケース#3
 内縁の妻がいるから結婚できないと言ったことも、自動車ディーラーという職業も、養護施設に妻の連れ子がいることも、何もかも...
ノルマ達成に焦って…恐喝まがいに“投げ銭乞い”をするひと
 ライブ配信は、まさに魑魅魍魎(ちみもうりょう)がうごめく世界。今日も今日とて、多くのライバーやリスナーは、配信をめぐっ...
小さくても“にゃんたま”!保護猫カフェNo.1ホストに胸キュン
 きょうは、保護猫カフェで猫スタッフとして働くにゃんたま君を裏側からロックオン。  あれ、ちょっとにゃんたまωが小...
恋愛相談が女友達とのケンカに発展した“痛すぎるLINE3選”
 上手くいかなくて歯がゆい恋愛を友だちに相談して発散……女性のルーティンワークとも言える行動ですよね。女性の多くは、悩み...
悲しみに暮れる人を慰める枕花とは…人の優しさと花のチカラ
「さっき、お知らせがきてびっくりしちゃってさ……」  今日もそんなことをおっしゃりながら、ご来店なさるお客様がいら...